ですが今回ご紹介するお店は、天邪鬼どころか全力疾走で楽しみなお店なのでご期待くださいです〜(ノ´∀`*)
今月の20日、つまり来週の月曜日に新しくオープンする紅茶屋さん、「セイロンドロップ」。
お誘いをいただいたので、ひょこっとオープン前にお邪魔してきました〜。
水道橋から南へ3分。神保町からも程近いあたりに、そのお店はあります。JR水道橋駅の東口から南に大通りをてくてく歩き、吉野家の角を曲がるとすぐに目に入る、分かりやすいお店。しかも全面ガラス張りなので入りやすいと思います。
深い緑色の看板が何ともうつくしく。
店内も、天井の高い真っ白な空間に、落ち着いた色味の椅子と木目鮮やかなカウンター、そして観葉植物とスリランカの茶園の風景を写した写真が配置され、南国リゾート風にすっきりとまとめられています。
店の奥から撮るとこんな感じ。わずか14名ほどのこぢんまりとしたお店ですが、狭苦しさを感じさせない開放的な空間です。
なんとこのお店、ご店主は文字通りお茶に囲まれて生まれ育った人物。スリランカ出身の、ヴェル・カルナモルティさん。
スリランカのヌワラエリヤで生まれ育った彼、ご家族そろって紅茶作りを生業としているという生粋の「紅茶っ子」。物心つく前から日常的に紅茶を飲んで暮らしていたそうです。
来日し、2006年からはweb shopとして紅茶専門店 CEYLON DROPを営んでいましたが、この度満を持して実店舗としての「セイロン・ドロップ」をオープンすることになったのです。
そのため、店内入ってすぐの背の高い棚には、web shopでも既におなじみのさまざまな紅茶や関連商品がぎっしり。
ヌワラエリヤ、ウヴァ、キャンディなどセイロンティーのほかに、水出し紅茶用のブレンドや、スパイスティーなども。そのなかでも特に目を惹いたのがこちら。
テイスティングカップですっ! かーわーいーいー!(*´ω`*) さりげなく主張している「CEYLON DROP」のロゴも可愛いですね。
なんてテンションが上がっていたら、もっともっと可愛いものを発見してしまって、思わず叫んでしまいました。
みなさまセイロンドロップに伺った際には何をおいても食器にご注目! な、なな、なんと……!
シンハラ語とタミル語がデザインされているのです〜〜〜!!
シンハラ語はスリランカの公用語のひとつ。写真の奥側に写っている、丸っこい雰囲気の文字がシンハラ語です。何この文字。アートだよ、アート。
対して手前側、この写真ではちょっとボケちゃってて申し訳ないのですが、どちらかというと角ばっていて、星座記号っぽい雰囲気のものが、もうひとつの公用語であるタミル語です。
カップ&ソーサーも、お皿も、ポットも、マグも、この、なんとも愛らしいシンハラ語とタミル語のデザイン。食器だけでうっとりできてしまいますねえ、可愛いなあ、可愛いねえヾ(*´∀`*)ノ
さて、紅茶の話。
の前に。
このお店、単なる紅茶専門店ではなく、「ヌワラエリヤ専門店」を標榜しています。最初その話を聞いたとき、私はてっきりヌワラエリヤしか飲めないお店なのだと思
ちょっと違うかな?
はい。紅茶の話に移るよ。
カップで3杯飲める大きなポットは、茶葉を抜いて提供されます。ヴェルさんがおーけいを出した紅茶の抽出液、それ自体を楽しんでもらいたいという思いからなのだそう。いわゆる単一茶園、シングルエステートティーもありますが、ヴェルさんこだわりのブレンドティーもあるので、まずはブレンドティーをおいしくいただき、ややこだわってみたくなっちゃったりしたときにはシングルエステートティーを頼んでみるのもいいのかも。農園名はもはや魔法の呪文に近いものがあると個人的には考えております。アダワッテ(おそらく回復魔法)とか、ケニルワース(たぶん召喚呪文)とか、ギャラクシーとか!
ギ ャ ラ ク シ ー とか!
ルフナ・ギャラクシー農園、という、全力で飲んでみたい名前があったのですが、(だってルフナといえば私の大好きな紅茶ですし、ギャラクシーすなわち銀河といえば私の大好きな(*ノωノ*)キャッ☆ですし)残念ながら品切れとのこと。入荷を心待ちにしています。
心待ちにしています。(大事なことなので二回言いました)
すみませんふざけました。
そんなわけでいただいた紅茶。ウヴァも、ディンブラも、かなり強めの味わいです。ストレートでもがつんとおいしいのですが、これがね、ミルクティーにしたときに仰天するほどおいしかったのですよ。
この、不器用でいつもミルクを入れすぎて「わー、おいしい牛乳味★(´;ω;`)ブワッ」となってしまう私でも、こんなに素敵な亜麻色のミルクティーにできちゃう! ミルクに味が負けない! この紅茶おいしい!!!
ちょっと、感動しました。ちなみにこのカップはタミル語デザインですすんげええええかわえええええええええええ!
まじで、ミルクティー、オススメです。
そしてその後、ヴェルさんが「ふるさとの味」ヌワラエリヤを淹れてくださいました。レイクサイドっていったかな。すみませんちょっとおしゃべりに夢中でこのあたりの記憶が曖昧……(;´Д`)
分かります? 水色、最近は液色というのでしょうか、鮮やかなオレンジ色なんです。先ほどの濃い色とは明らかに違う、軽やかな色。そして、鼻を近づけずともわかる爽やかな香り。
うほっ、これは……舌になじむ味ですよ。おいしい。おいしい酸味が口の中をさっぱりとさせます。
そのときに一緒に供されたのは、ヤシ蜜を固めた「キットゥル」というお砂糖(?)英語だと「ジャガリー」と言うそうで、こちらは紅茶好きで紅茶本を読まれた方なら聞き覚えのある名前かもしれないですね。
黒糖っぽいものをイメージしていただければ雰囲気は近いと思います。単体だお軽やかな紅茶、このキットゥルをつまんで少し口に入れてから紅茶を飲み、口の中でミックスすると、一気にコクと深みを感じる味わいに。本当に面白い! 紅茶と交互にいただくのがスリランカでの一般的なキットゥルの楽しみ方なんだとか。
エキゾチックな楽しみ方ですね〜。
そして続くは、紅茶のお供としてもっとも有名であろうお菓子(?)スコーン。イギリス風の文化が根付くヌワラエリヤでは、こちらもおなじみの食べ物なのかもしれません。
まん丸いボールのような手ごねスコーン。二人分、四つのスコーンがちんまり収まっているこのお皿もタミル語ですよかんわいいねえええええ!
実際にお店で出すときは、もっと大きなスコーンが二つになる予定だとか。クロテッドクリームとパイナップルジャムがついてきます。
このパイナップルジャムが。
スコーンの概念を書き換えるおいしさでした。
スコーン自体がかなりミルキーで、不用意に力を加えると粉砕してしまうほどほろほろなのですが、意外としっかりとした感触。そこにクリームたっぷりとジャムもたっぷりのせてぱくり……
うっひゃあ何これ、口の中がトロピカル〜(ノ´∀`*)
甘みの強いパイナップルジャムが、ミルキーなスコーンとクロテッドクリームのコクとなじみ、濃厚なトロピカルジュースのような味わいをかもし出すのです。
パイナップルジャム、うまし。うましだよこのパイナップルジャムは。
あまりにジャムが好きになったので、クリームを乗せずスコーンとジャムのみでいただいてみると、スコーンのミルキーさが単体ではジャムの甘みに勝てず、口の中で味が分離してしまいます。
スコーンと、クリームと、ジャム。三位一体のこの奇跡のおいしさ。
しあわせでした。
そして喉を潤すミルクティーの優しいおいしさ。
何ここ極楽?
いいえまだ序の口でした。
夏、暑いじゃないですか。
暑いときには、冷たいものを飲みたいじゃないですか。
水出し紅茶、やりますよね。
でも、今まで家でおいしいおいしいって飲んでた水出し紅茶って、何だったのでしょう。
セイロン・ドロップの水出し紅茶は、驚愕のおいしさでした。
冷蔵庫で6時間。意外に短時間で抽出できるこの水出し紅茶、まるで梅ジュースを飲んでいるような、爽やかな酸味と後味の甘みが印象的な、とにかくおいしくて、異口同音に大絶賛するしかない紅茶でした。
水出し紅茶ってこんな可能性も! あるのね!!
そんな水出し紅茶、抜かりなく店頭販売もしております。それも処理が簡単なティーバッグ! わあステキ! お買い得価格ですネ★←テレフォンショッピング?
やー、これは、これはおいしかったですよう……
そうこうするうちに。
ヴェルさんのパフォーマンスが始まりました。
キリテーの実演です。
キリテーとは、要するにミルクティー、というか、煮出しミルクティー、すなわちチャイなのですが、冷ますために何度も器から入れ替えるのです。
それも、両腕を上下に伸ばし、片手は高い位置から、滝のようにもう片方の手の器に、勢いよく、入れ替えて。
あわあわをたっぷりと立たせるのです。
その実演がなんともけれん味たっぷりで、思わずばしゃばしゃ写真に撮ったのですが、カッコいいヴェルさんにブログに載せてもいいか伺うのを忘れてしまっていたので、心のアルバムにだけ飾っておきます(笑)
そして出来上がったキリテーがこちら。
あわあわ〜! ビールみたいに泡が自慢の飲み物!
お試し、ということで、マグにちょっとずつ入れていただきました。ちなみにスリランカの方々はキリテーのあわあわが大好きで、飲む前にも自分たちであわあわを作るのだそうです。なるほど、インド料理屋さんなどでチャイを頼むと出てくる、カップ&ソーサーというよりは聞香杯みたいなアレは、もしかしてキリテーのあわあわを作るため(自分であわ立たせるため)の二つ揃いだったのか!
cf)参考画像はコチラ(あー、このカレー屋さんもおいしかったのですがブログに書いてないのね〜探しちゃったじゃないの〜)
インドとは違い、スリランカのキリテーにはあまりスパイスを入れないそうです。
でも、ヴェルさんのお家ではスパイスたっぷりのキリテーだったそうで、これにもスパイスが入っています。おいしい……!
おいしいけど……ミルクティー、すごうくお腹に溜まるね……!(笑)
現地では「デザートドリンク」として、ものすごく甘くするそうですが、ここでは甘さ控えめ。なので、お茶請けのジンジャービスケットとの相性が抜群で、気づけばキリテーを飲んでいる人が次々と空いている片手にジンジャービスケットを持っていました。
スリランカのジンジャービスケット、これ、めためたうまいっすよ。生姜がかなり効いていて辛いのですが、紅茶との相性は抜群ですし、硬くて甘くておいしいですし、あまりにおいしすぎるのでお土産にセイロンドロップさんでお買い上げしちゃいましたし、家で食べてもおいしいし、やっぱり紅茶と合うし、もう何なの。まんまと戦略にハマってません? だっておいしいんだもの、ジンジャービスケット。
夜も深まってくる頃には、スリランカ産のスタウトも出たりして、ビール苦手な私でもおいしく飲めるコクと微炭酸がしあわせで。
おつまみのハーブクラッカーも絶品でした。
さらに、キリパニというスリランカのヨーグルトデザート(?)まで。上にかかっているのはキトルシロップです。水気を切ったヨーグルトの酸味と素朴な甘みのキトルシロップがなんとも懐かしい味わい。
ちなみに、実はヴェルさん、レストランでの勤務経験もおありとかで、ごはんものが得意分野とのこと。その「得意」を活かした日替わりランチがお店の目玉だそうです。
スリランカ風ラタトゥイユとか、スペインオムレツとか、もう、聞くだけで、ヨダレ……
ヴェルさんのごはんに胃袋を掴まれたら大変なことになりそうだな、と、今からドキドキしています。
まとまってないなあ(;´Д`)
シンハラ語とタミル語のトートバッグも販売していて、めためた可愛くて悩んでいたら買ってくるの忘れたあほは私ですが、今度行ったときには絶対買います(`・ω・´)
どっちもかわええええええ!
そして、今のところ販売の予定は(立って)ないそうなのですが、ランチマグがめっちゃくちゃ可愛くて飲みやすくて飲み口がちょっと沿ってて端が薄くなっているのがなんともエロティックな快感を唇にもたらしてくれるもうこのまま手から離したくない素晴らしさだったので、販売開始を全裸待機したい所存。カップ&ソーサーよりマグが好きな、残念庶民派なわたくしでございますわ。
だってこれ、可愛くないですか? 可愛いですよね? ううう……ほしい……めっちゃ使う……
あ、忘れてた。
最後にいただいた紅茶、薄〜く淹れた天然バニラティーです。テイスティングカップでいただけるなんてちょっとオシャレな気分?(笑)
スリランカでは濃い〜く淹れた紅茶(セイロンドロップさんでは「ストロングショット」として提供予定)と、薄〜く淹れた紅茶(紅茶のアメリカンと思ってもらうと分かりやすい、とのこと)のどちらも楽しむのだそうです。バニラティーの場合、バニラの甘い香りがよく引き立っていたのでこの薄い紅茶、カータにはうってつけかも。
店内でのんびりおしゃべりするも良し、ひとりのんびりリフレッシュするも良し、ぱぱっとランチするも良し、パブ代わりに夜にふらっと立ち寄るも良し(ビールのほかに、アラックというヤシ蜜のお酒やカクテルも提供するそうですよ!)紅茶初心者さんがとりあえず飲んでみるのも、紅茶好きこじらせちゃった方が呪文唱えに来るのも、さまざまな利用が可能な使い勝手の良いお店だと思います。
デザートも今後充実予定とのことで、それもかなり期待が高まります。噂ではココナッツミルクを使ったスリランカのプリンも出るとか出ないとか……!?
オススメの紅茶屋さんが増えて、楽しみがいっそう広がりますね。こうやって、あちこちの街に喫茶店として紅茶屋さんが増えて、やがて紅茶を飲む習慣がもっともっと日本に根付き、やがて、もっともっとおいしい紅茶がたくさん日本に入ってくるようになり、そしてもっともっと、みんながしあわせな気持ちで飲み食いできる世の中になるといいなあ。
夢を広げすぎましたかね。まずは自分が毎日おいしい紅茶でしあわせになりたいものです。
最後にちょっとだけ写真のおまけ。
カウンターにずらりと並んだティーキャニスター。
みなさまのお越しを、お待ちしております。
店名 :スリランカ紅茶のティールーム セイロンドロップ
所在地 :千代田区西神田2-8-9
最寄駅 :JR総武線他 水道橋駅他
営業時間:12:00〜21:00
定休日 :日曜日、祝日
公式HP:
参考予算:日替わりランチセット¥850-、紅茶¥600-

