2016年11月03日

此花いの莉トーク&ライブ備忘録

急な寒さに対応できず、体調不良に呻いていたらハロウィンも紅茶の日も過ぎ去ってしまい呆然としています。
ごきげんよう、こうやです。ほんと……筋肉つけないと生き延びられない……

さて。
今回はタイトルそのままですね。
元宝塚雪組91期娘役、このさんこと此花いの莉さんがご出演とのことで、立花裕人presents.此花いの莉トーク&ライブを拝見してきましたー。
元々、大変応援しているミュージカル女優の遠藤友歌里さんが出演したことをきっかけに知ったこのイベント。今回も、サポートゲストとして友歌里さんが出演されるというのでうっきうきで向かいます。
会場は、築地市場から浜離宮恩賜庭園側に向かうビルの一階にある、BLUE MOODというお店。ごはんを食べながら生ライブを楽しめるお店のようです。
参加費?を払うと1ドリンクとアンティパスト(生春巻き)がついてきますが、それとは別にイベントコラボメニューもあるとのことで、いそいそと頼んでみました。
まずはドリンクメニュー。
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此花いの莉さんの芸名を由来としたカクテル、「花の祈り」は、紅みのある淡い色に、すみれを想起させる紫色のお花をのせた可愛らしいカクテル。意外にココナッツが香って、微炭酸の影響もあり夏めいた味わいでした。
続いてはフードメニュー。
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その名も、「この実のガパオライス」!
本名のこの実にあわせてナッツを散らした、ガパオライスです。ぴり辛でおいしかった(*´ω`*)

トークを間に挟みつつ、何度かに分かれてライブパートがあり。
大変耳の保養になりました。
トークパートは、フリーアナウンサーの立花裕人さんを聞き手に据えて、このさんの略歴に始まり、宝塚との出会い、目指してから入るまで、宝塚前半生と後半生、そして現在に至るまで。
現役生時代よりはざっくばらんにお話しされていたような気もしますが、あんまりお話をきちんと伺ったことがないので定かではありません。聞き手役がいるのも大きかったのかも。
お話も、楽しかったです。
でも何よりライブパートがね!これがまさに文字どおり耳の保養で!
下手に曲目書いてやぶへびになるのもあれなのですが、このさんが歌うこの曲は新鮮〜!だとか、これを選ぶか!だとか、いろいろふわふわしてました。
だってね……これまでこんな間近で聞き惚れられるチャンスなんてありませんでしたから……贅沢だわー。
このトーク&ライブはこれまでにも宝塚出身の方が何人もご出演されているとのことで、先日は舞風りらさんがいらしていたとか!知らなかった!観たかった!まーちゃん!わたしの最愛の娘役さんのひとりです。

話ずれた。

ライブパート中には、友歌里さんとこのさんのデュオや友歌里さんのコーラス参加もあったのですが、なんか、黒御簾ではなくて狂言の囃子方のような関係なのだなぁと思ったり。サポートではなくてお互い全力でぶつかってさらなる高みを目指す的な?
歌い方の出自?なんていうのでしょう、聴くだけで本当に分かるものなのだなぁと思いましたです。

怒られてしまうかもしれませんが、オープニングライブが過ぎて最初のトークパートに入ったときから、髪型も相俟ってこのさんが神田沙也加ちゃんに見えて仕方なかったりしました。まあ……共通点、あるし……(濁し)
お二方とも、歌声がキラキラするのが印象的です。甲高いとかそういうことではなくて、声にきらめきがあるの。舞台映えする、娘役さんの理想の声だよなと思います。
まだ次の道というのは決まっていないようですが、この声は生かしていってほしいなぁ。
そんなことを思いました。いやーディズニー曲とか絶対映えるよなー!

最後にはお見送りまでしていただき、ちゃっかり2ショットも撮っていただけました。きらめくこのさんの隣で暗闇を背負っている自分……同じ人種とは思えない……つらい……
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お土産は、このさんと友歌里さんが知り合うきっかけともなった、「飴ちゃんがつないだ縁」の飴ちゃん。メッセージつきでうれしかわいい。

袴姿の階段降りまで拝見していた筈なのにまったく実感のなかったこと。
あ、このさん、退団したんだな、ということを、1年越しでようやく、腑に落ちた……なんというのかしら、納得できた気がします。
良かった良かった。ようやくか。

そうそう、同じ会場で、12月2日にはまたも友歌里さんのライブが、次は男性とのデュエットであるそうです!これは楽しみですね!
仕事が入らないことを心から祈りつつ、楽しみに予定しておきたいと思います。耳をしあわせにしたい方にはぜひともおすすめですので!ぜひっ(*´ω`*)

posted by こうや at 17:59| 東京 ☀| Comment(0) | 映画/舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月24日

In the name of the moon, I shall punish you !!

日本シリーズがまさかの広島2連勝に始まり、大変ほくほくしています。
ごきげんよう、こうやです。
この次は日ハムのホームグラウンド、札幌ドームでの対戦なんですよね。日ハムにもぜひがんばってほしいところですが、第3戦は先発が黒田投手とのことなので、ぜひ勝利投手になってほしい、とも思ってしまいます。頑張っている人たちみんなが報われる訳ではないのが勝負事の辛いところ。

さて。
最近2.5次元舞台と呼ばれる舞台を観るようになっておりますが、先日もいそいそと伺ってきました。
『セーラームーンミュージカル』です。
言わずと知れた『美少女戦士セーラームーン』の実写舞台であるこの舞台、なんと1993年から始まっていて2.5次元舞台の先駆けかもしれません。そういえば今をときめく北川景子さんはセーラーマーズ出身だったりもしますよね。このあたり詳しくないので後で調べてみようかな。
2005年まで長く舞台版の上演があり、8年ぶりに2013年から新作としてまた上演が始まりました。
わたしは2015年の『美少女戦士セーラームーン-Un Nouveau Voyage-』(デス・バスターズ編)が初めての観劇で、つまり今回の『美少女戦士セーラームーン-Amour Eternal-』(デッドムーン編)は2回目。
どちらもアニメシリーズで親しんだところでもあり、大変楽しめました。
特に今回は局所的に大変著しい影響を与えたことで知られるアマゾン・トリオが出演!ひゃふ!
そして、デッドムーン・サーカス団が本当にサーカスな感じで大変すごかったです。
そう。
今回、なんかもう、レベル高かった……

デッドムーン・サーカス団のアンサンブルが本当にサーカスみたいな、よくこんな狭い舞台上でと思うような華麗でしなやかな動きを見せており、ペガサスのエリオスは目を奪われるような鮮烈な身体表現。なんと!?と思ったら、エリオス役の方はコンテンポラリー出身だそうで、それも納得でした。サーカス団の皆さんはダンサーとアクロバット・ダンスの方で、こちらも納得。あんなレベル高いアンサンブルいたらそれだけで観に来た甲斐がありました。

あとは宝塚出身が増えましたね!
我らがタキシード仮面さまは大和悠河さん、ウラヌスとネプチューンはそれぞれ汐月しゅうさんと藤岡沙也香(元・月野姫花)さん、ネヘレニアは大月さゆさん、タイガーズ・アイは安藤千尋(元・飛河蘭)さん……
思い出せるだけでこれくらいかな。
ウラネプは公式がネプウラって感じでどこまでもいちゃいちゃし続けているし、ネヘレニアは色悪女の役なのにさゆたんのイメージがあるからどこか凛として見えてしまうし、虎ちゃんはもう出てきてすぐの気持ち良さそうに歌うシーンで涙出そうになるし、まもちゃんは……登場の瞬間とフィナーレの格好良さがやばい出てきたぞって感じでした。フィナーレ、完全に大和悠河さんのトップ公演男役群舞って感じでばちこんばちこんウィンク飛ばしててやばかった。あと、フィナーレの手拍子の揃い方が半端なくてトップさん会すごいなって思いました。

前回の舞台から引き続き、脚本・演出されている方が演劇集団円の方だと知り、それも納得。いやぁ今回は本当に眼福で……このわたしが思わず終演後DVD予約に走ったほどです。皆さん大熱演でした。

脳みそ溶けてるせいでろくに書けてる感じがしませんが、きちんとセーラームーンでありながら実写舞台でもある、その意義もあるというのは素晴らしいと思いましたです。
あと、アマゾン・トリオで一番好きだったフィッシュ・アイとハイタッチできたのが良い思い出になりました。
よくあの話数をこの時間に詰め込めた……凝縮舞台っぷりも素晴らしかったです。

東京公演は終わってしまいましたが、次は大阪公演もあるそうで、そちらのご盛況も祈りつつ。
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未だ衰えぬ人気を誇り、色褪せぬ魅力を放つセーラームーンは、素晴らしいコンテンツですね。
ムーンライト伝説は今聴いても最高に心躍る曲だなぁ……
posted by こうや at 00:45| 東京 ☀| Comment(0) | 映画/舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月20日

えーいさらさ、えいさらさー

今週は狂言づいています。
ごきげんよう、こうやです。
ふわふわ大満足でおりゃる。

まあわりかし分かりやすくついに完落ちした感じなのですが、狂言にはまっています。
主に万作の会の演者さんが出られている舞台に通ってはにまにましていたり。
狂言は、良くて2日、下手したら1日しか幕が上がらず、それも平気で演目も演者も場所も!!!変えてくるので、観たい演目と観たい演者がいたら飛びつくしかありません。
今をときめく野村萬斎さん(実際、若い観客層はほとんどが萬斎さんきっかけだと分かるくらい萬斎さんの話しかしていないことも)はもちろんですが、それ以外にもその芸に惚れ込んだ演者さんがいるものですからさあ大変。
今日はこちら、明日はあちらと情報を得るたびに手帳を開いて艱難辛苦。
これは行けるかな、あれは諦めよう、それは厳しいけれどこの演目を逃すと二度とないかもしれぬ……
長い公演期間に慣れている身からすると大変な騒ぎですが、一度行けば2〜3本はバラエティに富んだ演目を楽しめるわけでうれしい悲鳴という噂もあり、なかなかこれは奥が深いものですね。

そんなわけで本日は、国立能楽堂にいそいそと伺ってきました。
千駄ヶ谷にある能楽堂は、幼いわたしが能狂言を生まれて初めて観た思い出の会場です。
でもその記憶にある劇場よりもよっぽど綺麗になってるー!
ちょっと感慨深くなりながら、淡白色に佇むやわらかい座席に身を沈めました。

本日の演目は3つ。
『萩大名』は、呆れるほど物覚えの悪いとんちき大名となんとか仕える割に風流な太郎冠者が、国へ帰る前に遊山をする話。太郎冠者とっておきの庭へ誘うも、その庭を楽しむには一段難しい(大名にとっては)試練があり……
とんちき大名の大名乗りを楽しめましたし、とぼけた萬斎大名と弱り果てる修一太郎冠者、手厳しい風流人の和憲亭主のやり取りに大笑いしました。和歌、覚えちゃったよ。(笑)

続いては『連歌盗人』。野村万作・萬斎氏、石田幸雄氏の共演という垂涎、それも趣味ある者なら有徳人の振る舞いも納得しないではない個人的に大好きな作品です。
いやぁ良かった……こちらも定番のお楽しみあり、小舞まで堪能できるとあって、遠慮なく笑わせていただきました。

そして『首引』。今宵の姫鬼は一段と愛らしくて参ります。また親鬼の可愛がりぶりももはや清々しいほど。
鬼より怖い鎮西八郎為朝の名の鳴り響き方にもなんだか納得の域。

あちこちに各演目のあらすじは山のように書いてありますし、パンフレットを読んでもさらにさらに書いてあったりもしますが、個人的に書きたいあたりまでで留めてみました。というかほとんど覚え書き。
挟まっていたチラシを眺めながら、次はどれにいこうかと楽しく算段しているところです。
2つばかり、行きたくてたまらぬ舞台がありますが、このあたり仕事の都合がちょっと分からないんだよなぁ……どうしようかなぁ……
それでも、先月末と今月頭の厳島神社能舞台での奉納に行かなかったのは我ながら偉いと思っています。(危うくチケットを手配しかけていましたが、両日とも仕事で……)金沢の万作さんトークショーも行きたかった(申し込みかけましたがあいにく急な仕事が……)(仕事がなきゃ行くのか!)

ところで、旅行記終わってないね。
明日あたりからまたがんばりますー……
ではまたね。
posted by こうや at 22:12| 東京 ☀| Comment(0) | 映画/舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月18日

演劇・ゴジラ・シェイクスピア

終わらない仕事を定時に放り投げて、走りに走って滑り込んできました。
早稲田大学演劇博物館主催、シェイクスピア没後400年記念特別展「沙翁復興ー逍遙からNINAGAWAまで」関連イベント「狂言とシェイクスピアの出会い」​@早稲田大学大隈大講堂っ(≧∇≦)
ご出演はもちろん、野村萬斎さん。聞き手は演劇博物館副館長の児玉竜一先生です。

もう……最高でした……

昭和元禄落語心中とのコラボイベントを大隈講堂でやると聞きつけたものの、とっくに申込期間は締め切られていた上に逆立ちしても参加できない日時だったため歯噛みしていたとき、偶然に見つけたこのイベント。
小躍りしながら申し込み、最後方の席ながらなんとか滑り込みで当選したのです。
喬太郎師匠の死神もめっちゃくちゃ聞きたかったけれど(昨年ご縁があってから、すっかりファンなのだ)、こちらも楽しみ♪

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イギリスから帰ってきたばかりの萬斎さん。光沢のある茶色のスーツ(遠目のためどんな洋服かよく分かりませんでしたがたぶんスーツ……)に合わせたのは、ロンドンのポール・スミスで買ったという「手が上を向いたゴジラのネクタイ」!
店員さんはダイナソーと言っていましたが、これはゴジラだ!と嬉々として買われたそうです。ちなみに靴下もおそろいとのこと。笑

そんなシン・ゴジラのお話に始まり、幼少期の演劇との関わりからシェイクスピアとの出会い、そして演じるまで、たくさんたくさんお話しいただきました。
まだその余韻にふわふわしていますが、抜粋。

まずシン・ゴジラ。
『のぼうの城』でご縁のあった樋口監督から直にお伺いがあり、まず監督陣とお会いしてどんなことができるかを伝え、ご了解いただいてから実際の演技に入ったそう。
モーションキャプチャーの時には着込むところから含めて半日ゴジラを演じっぱなし!実際に撮影したのは2〜3時間ほどだったそうですが、クタクタになりましたと。
モーションキャプチャーとしては立ち上がるところからやった筈で、いわゆる蒲田くん(まさか萬斎さんの口から「蒲田くん」を聞こうとは!)はやっていない筈……だけれど疲れ果てていたためよく覚えていませんとのことでした。笑。
演じるときには切り顎の面を着けたいと要望し、それを作っていただくまでに2〜3回やり取りをしたそうです。狂言で四つ足の動物を演じるときもそうですが、やはり面があることでなりきっていけると。
このあたり、何度も立ち上がっては実演していただき、拍手が起きると「所詮肉体労働者ですから」と笑いもとっていました。
火を吐くシーンも演じました。そのときは、能の道成寺での清姫の動きを参考にしたそうです。エネルギーを放出するイメージは同じ、と。自分は実際に道成寺でそれを演じることはないけれど、能と狂言は親戚同士ということで参考にしましたとのこと。

人でないものつながり?として、昭和天皇も演じられましたねと児玉先生。
そこつなげる!?と笑いつつ、やはりその他の人(というと語弊があるかもしれませんが)と一線を画す存在として古典芸能の演者が演じることの多い昭和天皇をやらせていただきました。
能狂言での全体の見わたし方や、ジャパンフェスでロンドンへ行ったときの打ち上げで皇太子殿下が演説をなさったときの、誰のことも見ていないけれどすべてを見通している、あなたに語りかけていますということがはっきりと伝わる視線や動きが、大変参考になったとのことでした。

そもそもお母さまの影響で本を読むようになり、中学生のときにシェイクスピアを勧められたものの、脚本の読み方に慣れていなかったため読み通すこと自体が大変だったそう。お父さまにはむしろ中国の京劇やポーランドの前衛芸術・カントールなどに連れて行かれ、衝撃を受けたそうです。そりゃそうだ……
シェイクスピアを見始めたのは大学に入ってからで、ほぼ同時期に演じるようになったと。
それ以前にも演劇集団円の方と共演の機会はありましたが、本格的に組むことになるハムレットのオファーがあったとき、お父さまにそのことを伝えると、
「やっていいかどうかではなく、わたしもハムレットをやらないかと誘われたことがある」と許可がどうの以前に張り合われた、と、笑い混じりにおっしゃっていました。親子以前に別個の演者として対抗意識があったのかも、と。
その後、ウィンザーとヘンリー4世を翻案した「法螺侍」をジャパンフェスでロンドンへ持って行き、高橋康也先生の緻密に考えられた翻案と字幕の妙もあって好評を得た。
そして、イギリスで演じることで教わることも多いと思い、文化庁芸術家在外研修制度を利用してロンドンへ留学したそうです。
ただ、ロンドンでシェイクスピアをやりに来たというと「退屈なものを!」だの「つまらないよ!」といった反応を受けて、これはまさに日本で能狂言が好きと言ったときと同じ反応だ、と思ったそうです。
イギリスのシェイクスピアは長い伝統とはいえ脚本と劇場くらいしか残っていませんが、狂言はそれに加えて型……演出方法も伝わっており、それは大きな強みだと考えたそう。ただその頃イギリスでもフィジカルシアターが台頭してきており、それは良かったと。
リニューアルしてロンドンのグローブ座は、橋掛かりがないくらいで能舞台と近いと感じたそうです。また、イギリスの舞台はどうしても舞台を作り込み「足し算」で解決しようとしていきますが、それはグローブ座には馴染まない。むしろ引き算で解決しようとする能狂言の方が、観客に「約束事」を押し付けていけてグローブ座で演じることには馴染むだろう、など。

途中からは実際の映像もふんだんに取り入れてお話しくださいました。
法螺侍、は実演でしたか。まちがいの狂言、国盗人、マクベス。
どれも本当に魅力的でうわあああ全編観たいぃぃぃ!
生で見逃している自分を叱りつけてやりたいほどでした。
他にも魅力満載で、シェイクスピアをやるにあたって河合祥一郎さんと夜っぴて翻訳して新訳を作り上げたり(大学時代にそれを聞けていたらもう少しまともな発表ができたかも!)舞台に乗せるにあたっても引き算や面を活用したりと、ああもう全部書き起こして残しておきたいほどですが語りつくせませんのでこのあたりで。
本当に素晴らしい時間をありがとうございましたとしか言いようがありませんでした。

ふわふわと夢見心地で講堂を出て、ふと河合祥一郎さん版のマクベスを読みたくなりあゆみブックスへ急ぎます。そのまま神楽坂まで歩いて一杯やろうかななんて思っていたら。
ない。
ない……っ!
それに気づいた瞬間、踵を返して高田馬場まで猛然と歩き、芳林堂書店へ駆け込みました。
そこでも、ない。
……そこで気づきます。なんで日本作家「河合祥一郎」で探しているのだわたし。
心を落ち着かせてから、海外作家「シェイクスピア」で探したら、即座に数冊見つかりました。
そりゃそうだよね……絶対あゆみブックスにもあった筈なんだ。あそこにはたいていの良きときに読みたい本がある筈なんだもの。悔しい。あほだわたし。
ただ芳林堂書店にはマクベスがなかったため、次に気になっていた上に解説が萬斎さんだったハムレットを購入。ついでにおまけも。笑
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とっくにこく〜んさんは閉店している時間で、高田馬場あたりでひとりでゆっくりできる場所をそれ以外に知らないわたしは、地下のカンタベリ・カフェに吸い込まれてみました。
たばこの煙に燻されて若干気持ち悪くなりつつ、なんとか心の足を地につけ直します。
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まあ、コーヒーがおいしかったので良いのです。

校正皆無のため読みにくいかと思います。すみません。最後にその他の雑感。
早稲田通りを歩きながら気づいたこと。ビルが新しくなって、全体的にこざっぱりとして、そしてつまらなくなった……チェーン店、増えたなぁ……
早稲田松竹は今週の金曜日から岩井俊二監督特集。リップヴァンウィンクルの花嫁やるよ!今はキャロルやってるよ!なにそれ観たい入れてくれ。
芳林堂書店はエスカレーター上がってすぐ左の本棚で大々的に広島東洋カープ特集やってました真っ赤だったすごかった小窪哲也(ない)。そこから進んだ島では大々的にゴジラ特集、そのさらに奥の本棚に接した平積みスペースでは昭和天皇実録特集が組まれていて、なんだこのわたしホイホイゾーンはと頭がくらくらしました。自宅最寄りの本屋さんの貧弱な品揃えを思い出して泣けてきた……
あゆみブックスの斜向かいくらいにあった大きな本屋さんはファミマになってました。本屋さんがなくなったこと自体は知っていても、地下鉄上がってすぐのあの天才的なホワイトボード芸を目にできないと胸がきゅっと詰まります。

こんなところかなー。

思い出したらまた呟くかもしれませんが。
本当に貴重なお話をお聞かせいただきましてありがとうございます。
これからのご活躍も楽しみにしてます!萬斎さんはもちろん、演劇博物館も!!!
今度はきちんと展示も見に行かないとなぁ。

しかし落語は元々好きなものの、最近狂言に完落ちして野球にハマりつつあり今度お相撲も生観戦する予定の毎朝ラジオを聴きながら支度して出勤しているわたし、なんだかものすごい勢いで時代と逆行している気がしてちと不安だったりします。巨人・大鵬・卵焼き……
posted by こうや at 22:18| 東京 ☀| Comment(0) | 映画/舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月09日

ゲキシネ『ZIPANG PUNK』はロックだぜ

みなさまごきげんよう。
ブログの投稿画像容量が復活したので元気いっぱいこうやです。
でも、もう少し画像サイズ調整しないとすぐにまたいっぱいになっちゃいそう……

それはともかく。

さて、今週は劇団☆新感線週間ですぞ!
いそいそとゲキシネを観に行ってまいりましたー(´艸`*)
劇場はもちろん新宿バルト9、併設カフェが目当てです!?

さっそくカフェへ……
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やけに紳士な五右衛門キャラに見つめられつつ。
バルト9にあるカフェ・オアゾ、例によってコラボカフェになっており、コラボメニューもありました。
確か、五右衛門ドッグと猫の目お銀サンデー、そして心九郎ソーダだったかな?
3種そろったセットもありましたが、そんなにお腹に余裕もないので今回はスルー。
コラボメニューを頼むと、全11種類のコースターがもらえる!ということで、心九郎ソーダを頼んでみました。
ED8E77E2-3C0C-477F-A5CA-A90901CED31B.jpg11種類、ランダムで当たるとのことで、サンプルを見た感じたぶん主要メンバーが映画グッズっぽいものと一緒に写ってるものなんだろうなーでも正直コラボカフェのテーブルデザインにもなってて吊り下がったりもしてるキャラ五右衛門が可愛いからこの子が欲しいなーとか思っていたら。
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まんまと!当たっちゃったよキャラバージョンヾ(*´∀`*)ノキャッキャ
自分の引きに感謝した瞬間でした。
しかももう一枚は、粟根まことさん扮する石田三成さん!
石田三成さんですぞ!ヾ(*´∀`*)ノキャッキャ
……多くは語りますまいが、戦国バサラ(ゲーム)において石田三成さんを誰が演じられているか、ということだけ、そっと提示しておきます。
やめます。はい。

そんなわけでテンションだだ上がりで向かった劇場。
やースカッとした!面白かった!
笑いあり笑いあり笑いあり、青春の苦悩ありミステリ?謎解き要素あり、ほろ苦い恋愛要素に友情出演に笑いになんだかもう絢爛豪華な祭典でした。
石川五右衛門のあの名台詞は何度聞いてもいいものですね。
浦井くんはもうただのシャルルですね。
粟根さん、橋本さん、村井さんがカッコ良すぎて腰抜かしますわ。
とびきりゴージャスな歴史絵巻、こんな楽しい時間を過ごせていいのでしょうか。
あっちもこっちもどっちもそっちもつなげて丸めて魅せましょう。
ああ、これはやっぱりこのカンパニーならではなんだろなあ。
納得の魅力でした。
あと、三浦春馬くんいいね。前半のあのキャラを演じきったことに拍手でした。浦井くんのが突き抜けてて断トツ大好きですがまあ浦井くんは浦井くんだからね。
彼の人がこの配役、という疑問も、最後にはすっきりするので。
納得でした。
ていうか。
楽しすぎて五右衛門ロックシリーズ続けて観たい!
好き!
実はまだ一作目の五右衛門ロックを観たことがないのですが、んもう早よ観たい!ってなってます。はふん。

そしてゴエロク3もまた観たいし、あるならば次回作もテラ期待です。

こういう突き抜けたエンターテイメントがある、という今が、たまらなく大好きだ!
posted by こうや at 21:43| 東京 ☁| Comment(0) | 映画/舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月08日

劇団☆新感線『蒼の乱』〜蒼き空に映る赫き焔の物語

みなさまごきげんよう。
今やごきげんようと言えば、朝の連続テレビ小説『花子とアン』ラストにおけるナレーター美輪明宏さまの「ごきげんよう、さようなら」を想起させ悶えさせる挨拶となっている気もいたしますが、花子とアンであの挨拶が再び脚光を浴びる前から一応使わせていただいてますので!出典は別のところですよ!
初っ端からテンションが行方不明ですね、お久しぶりですこうやです。
花子とアン、赤毛のアンで育った世代としては実に面白く見ています。お仕事があるのでリアルタイム視聴は叶わぬゆえ週末にまとめ見ですが。はぁ朝市くんかわいいよ。お母さんもおじいちゃんもたまらないよ。はい。

それはともかく。
先日、とある舞台を観てまいりました。
劇団☆新感線のいのうえ歌舞伎『蒼の乱』、です。
初、シアターオーブで。
そして、初、生新感線でした。

いやあ……すごかったですわ。

チケット入手時期から年度末まで、とにかくひぃひぃしてまして、予備知識皆無、感想チェック皆無。
ただひとつ持っている知識は「主演は天海祐希さんらしい」というそれだけ。
何せ劇場に行くまで、ゲキシネの影響で「五右衛門ロック4なんだっけ?あ、なるほど3のラストがああだったし、アンヌ出てくるってことなのね」と勘違いしているくらいには何も分かっていませんでした。
でも。
それだけまっさらな状態で観られたことも、ある意味しあわせに思いました。
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舞台は平安期の日の本。
聞く者のロマンを掻き立ててやまない「承平天慶の乱」がモチーフとなっています。
平将門、藤原純友。
京を挟んで西東、起ち上がった者たちの物語。
ああもうそれだけで、それだけでわたしの心を騒がせてやまないのに。
さすがは新感線です。
「まさか、○○が●●だなんて!」
「よもや、△△が▲▲とは!」
予想だにしない展開に、めくるめく絵巻物に、夢中になってしまいました。
日本人であれば誰もが、結末を知っているこの乱を、このように描くとは。
とは。

ネタバレを避けたくて、そしてうまく言語化できなくて、なんだか奥歯にものを挟んだような言い方になってしまっていますが、いやはや、若者の蒼い情熱の嵐はこんなにも物悲しく、そして強いのだなぁと……痛感いたしました。

そして、あらゆるひとの営みは。

ラストシーンに総毛立ちました。
この、数分のために、この物語はあり、そしてこの人は存在しているのだと。
言いすぎかもしれませんが、あの瞬間は何の疑問もなくそのことを納得してしまうくらいの、存在感でした。
伝説を肌で感じた思いです。

ああ、次に観るときには、もっときちんと言語化できておきたい!

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シアターオーブのスタンドバーに、蒼の乱オリジナルカクテルがあったので、脊髄反射で頼んでみました。
青い色をしたのが、天海祐希さん演じる蒼真をイメージしたノンアルコールカクテル「空の風」
そして若草色のものが、松山ケンイチ演じる小次郎将門をイメージしたカクテル「草の海」です。
どちらもなるほどおいしかった!
あと、ピリ辛ソーセージドッグ?が割と好きでした。

いやあ、良いもの観せていただきましたわ。
終演後、ほわほわと劇場を出ようとしたら、目の前に。
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そそり立つは、富士の山。
東京はビルの海になってしまいましたが、いやはや見えるものですね。

おまけ。
ここからは某すみれクラスタに声を張って届けたいところです。
舞台前半、重い税にあえぐ坂東の民が歌う場面があります。
その、歌が。
その歌が、遠い異国の地で、わずかばかりの牛乳すら買えず王家の贅沢に怒りを見せる民びとと、重なりました。

はっきり言いましょう。

坂東の民が『エリザベート』の「ミルク」をなぞってるぜえええええ!
んもう、歌い始めたそのメロディーが流れた瞬間に「ほぁっ!?」となり、その後テンションしか上がらず笑いが止まらなかったのですが、周囲が冷静なこと冷静なこと。
なんで!?なんでみんな反応しないの!?
もう反応しないくらい何度も観てるってこと!?ねえ!ねえ!
わたしのなかは大嵐でした。やー楽しかった。拍手喝采でした。
坂東版「ミルク」、気になる方はぜひご覧ください。
もっともっと見せ場たくさんあるし!
ほんとこれは!観て後悔ない公演ですわ!

どちらもほんとの姿なのでしょうが、封印していた本性を剥き出しにした瞬間の天海祐希さんが観客をすら呑み込むほどの「王者の貫禄」を備えていたことだけ最後にお伝えしておきます。

すごかったわぁ。
各役者さん語り始めると終わらないので今回はこのあたりで。
posted by こうや at 12:44| 東京 ☀| Comment(0) | 映画/舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月19日

『きっと。そしてずっと。』を観てきた

ごきげんよう。
なにが効いてるのかよく分からないダイエット?の効果?で順調に痩せ?やつれ?、そして最近は順調にリバウンドしているにもかかわらず、お久しぶりなみなさまに「あれ?痩せた?」と声をかけられ曖昧な笑みを浮かべるしかないこうやです。

割と本気でしんどい月々が過ぎ、た、よね?過ぎたといいなぁと思いつつ、ちょっとひと息つこうとしている昨今。
とても良い舞台を観てきました。99120AA0-3C1B-4EC2-B1D5-D60CC9A1F006.jpg
デッドストックユニオン第28回公演
@woody theater NAKAMEGURO

なんの予備知識もないままに観に行って、まんまと号泣してきました。
今もまだ、ほわほわしています。

これを、半年後にやったことも。
そして、3年経った今、やることも。
すごいなぁと思います。

なんだろう。
かつて高校生だった人へ。
かつて演劇にのめり込んだ人へ。
どうしようもない苦しみや悩みを抱えている人へ。
贈りたい、作品です。

2時間あまりの時間がすごく濃密で、
たくさん笑って、
たくさん泣いて、
たくさん思って、
たくさん想って。
何度もなるほどって思って、
何度もどうしてって思って、
何度も何度も何度でも。
びっくりするくらいのめり込んで観てました。
思わず真似したくなる名言!?も連発で。
人生に迷ったとき、いえ、今日を迷ったこのときにも、指針にしたい言葉もたくさんありました。
こうして生きていきたい。
人間なんだから。
こうして。

あまり予備知識なしで行ったので、何もかも素直に感動だったのですが、それはもう一回観られるという前提もあったので。
気になる方は、こちらの動画も見ると良いかもしれません。

予告編YouTube

http://t.co/1ZmRlfDvV8


メイキング

http://t.co/VR54L4ZZEx


あと、普通にホームページにも書いてあって、ほんとわたしどれだけ事前にチェックしてなかったんだろうと思ってしまいました。はは。


舞台の持つ力、って、これだよね。

生の魅力。作りすぎるのでもまとめすぎるのでもなく、剥き出しの魅力。

寄り添うという選択。

登場人物にマスコミの人間がいるのもさらにメタ的な要素があって、そのほかにもこれでもかというくらい、幾重にも張り巡らされている二項対立が、表裏の関係を描き出しています。

その熱量が、60〜70人でいっぱいになってしまうようなハコに広がって伝わって。

はぁ……すごい良かった。

小劇場の公演はほんとこういうのがたまらないなあ。

ウッディシアターもはじめて足を踏み入れるハコでしたが、けっこう好きですこういう空間。ウッディの名のとおり、ロビーやお手洗いは森のなかにいるような雰囲気の色合いで、かわいい劇場でした。

あ、そうそう。平日の夜なのにほぼ満席でびっくりしました。

23日までの、あっという間のこの舞台。

完売御礼の公演もあるそうですが、まだ余裕のある回もあるようなので、お時間ある方はぜひ一度観ていただければと思います。

これが青春ですね。

そして、これが人生ですよね。

寄り添い、癒し、そしてこれが作りものであり作りものであるからこそのあの結末。


この舞台があって良かった。

もう、あの曲を、涙なしに聴くことはできません。


……何もかも伏せて書いたら本当に意味不明なブログになってしまった。久々なのにね。笑

posted by こうや at 23:39| 東京 ☁| Comment(0) | 映画/舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月04日

100周年記念ラッピング

みなさまごきげんよう。ほんの3日前に「眉下」で切りそろえたばかりの筈の前髪が今日なぜか「上まぶた下」でそろっていて、眼筋が勝手にそこへ焦点を当てようとして大変目が疲れているこうやです。
いくらなんでも髪の毛伸びるの早すぎませんか……と思ってはみるものの、母上の胎内から出たときには既に髪の毛ふさふさで成長より早くぐいんぐいん髪の毛も伸びていたらしいことから鑑みて、髪の毛の伸びの早さは生まれつきのもののようです。
髪の毛と身長に栄養とられましたね……必要なとこにいってないぜマイボディ……

それはともかく!
今日は寒いですね〜、立春なのに冬へ逆戻りしたようです。職場でひと息ついてTL覗いたらみんなが雪だ雪だワーイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワーイとつぶやいていたので、期待して外に出たら雪のゆの字もありませんでした……そんなものですよね……orz
雪!どこで降ってるのよ東京のどこで!。・゚・(ノД`)・゚・。
いいんですけどね。傘を持って出てないので降ってないほうが助かるのですが、ありがたいのですそうに決まっている。
同じ降るなら雨より雪、テンション上がるタイプの関東平野民です。

まさかの本題に入らず話題二つ。笑

さてさて。
先日久々に山手線に乗ったら、まんまとラッピング電車でほいほいされましたー!
宝塚歌劇団創立100周年記念ラッピング山手線です。
image-00260204194039.png
到着した電車に普通に乗ろうとしたら、扉横に仰々しく宝塚の広告が貼られていて、あらまあと乗り込んだら中の広告もすべて宝塚!
やーすごかったですわ。
中吊り広告は100周年記念の男役さん大集合と東西で公演中(当時)の星組と雪組のポスターで、それは予想の範疇でどうということもなかったのですが。
ぐるりがすごかった……!
なにせ、宝塚少女歌劇の初公演から現代に至るまで、100年間の歴史がわかる主要公演のポスターと説明が載っているのです(;゚∀゚)=3ムッハー
阪急電鉄の終点、宝塚温泉に人を呼ぶべく、プールの水を抜き劇場化して始まった宝塚少女歌劇。
小林一三翁によって生み出され、数々の名演出家やスタッフ、恵まれた作品、きらめくスターたちによって今日まで続いてきたことがよく分かります。
image-00260204200810.png
この、「再開」の文字に垣間見える浮き立つような喜びよ。
芸術や娯楽はそれそのものとして、政治的メッセージによることなく楽しみたいですね。
それを見て考えられるように。
人生の讃歌をうたいたい。
image-00260204201034.png
主演の美麗な似顔絵ですよ、下手に写真撮るよりうつくしいかもしれません。

空いているとはいえない車内、人様のご迷惑にならない程度にすり足で移動し、車内中の広告を見て回って大満足でした。
ただ、ほんの数駅乗るだけの筈が、眺めるのに夢中で乗り越しすぎてしまい……
やむなく、行き先から変更しました(;^ω^)
そんなこともあるさあ。

単なるラッピング広告でなく、こうして歴史を感じられるというのが実に良いですね。
東京での100周年の幕開けは、邦画を下敷きの下敷きにした意外な現代劇とこれぞ宝塚!というイメージそのもののゴージャスできらびやかで歌い踊って羽ついてなじみやすい音楽でなおかつ斬新なショーでした。この一年、あらゆるジャンルのお芝居やショーで宝塚の歴史と伝統、そして革新を楽しませてくれるといいなと思います。
そして早くすみれの花咲く季節になりませんかね……:;(∩´﹏`∩);:
posted by こうや at 23:16| 東京 ☀| Comment(0) | 映画/舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月11日

どくろのひとみにすむおにの速さはのぞみくらい

憧れの劇団はたくさんあります。
観てみたい、という意味での憧れ。
第三舞台とか天井桟敷とか夢の遊眠社とか演劇集団円とか。
そのなかに。
劇団☆新感線も、あります。
おかしいじゃん、今もばりばり現役の劇団じゃん! 行けばいいじゃん!
ツッコミたいですよね。ええ、私もツッコミたい。
でも憧れというか、期待ばかり募らせていると、逆に観るのが怖くなるって、あるじゃないですか。
この劇団はまさにそれで。
脚本はめっちゃ読んだしノベライズも読んだし、テンポの良い台詞回しとか好きだしDVDでしっかりとではないのですが観ていたときも演出から好きなのが明らかに伝わってきて。
怖いじゃないですか。
絶対好きだと思って観た舞台が本当に好きだった場合も、違った場合も、怖いじゃないですか。
よくわからないところでビビりなわたくしです。
だから。
きっかけがなかったら、たぶん、一生観ない。
そう思っていました。

きっかけ、あるよね。

すごい単純な理由で。
大学の友人が、奇跡的にチケットを入手できた『薔薇とサムライ』を絶賛していて。
タイトルからカッコいいなあと思っていて。
ゲキ×シネでやるんだ、ああでもこれいつも夜の時間帯で帰りが遅くなるから観られないんだよな、おや、昼もやるじゃないか、観なきゃ。
そんな勢いで観てしまった、おそらくまともに浴びた新感線のインパクトは、薔薇サムでした。
個人的な感想ですが、薔薇サムはけっこうマイルドで一般向けだったような……初めて観る私が言うのもなんですが、客演(という言い方で合っているのだろうか……新感線の役者構成の仕組みはようわからんです)の天海祐希さんのキャラクターや影響もあったのかもしれませんが。
だからこそ。
にゅるっと楽しめると同時に、「新感線はこんなものではない筈だ!」と(勝手に)思い込み、もっとなんというか、ザ! なものを観たいなあとぼんやり思っていて。
でも、舞台に手を出す勇気はなくて。
ぼんやりしているところに、うまい具合に飛び込んできたニュースが、『髑髏城の七人』のゲキ×シネ上映でした。
髑髏城と阿修羅城は高校生の頃に脚本を読んで大興奮していた作品でしたし、おお、これだこれだ、観るのを忘れないようにしなければと慌てて前売り券を購入したのは公開前日のこと。。。
そして観なければーと思いつつ危うく昼上映を逃すところ、せっついていただけたこともありどうにかまだ日のある時間帯の上映があるうちに滑り込めたのでした。
それも、シアターカフェがコラボしてくれている、新宿バルト9で観ることになったのですよ!ヾ(*´∀`*)ノキャッキャ

はい。
ようやく本題。
けっこう前のことにはなってしまいますが、そんなわけで『髑髏城の七人』通称ワカドクロを観てまいりました。
遅刻して危うく涙を流すところでしたがどうにか座席も確保、とりあえず向かうはドクロカフェです♪
こんな吊り看板もありました。
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あちこちに、「忘れないで!」とばかりにぺたぺたとドクロカフェの文字が。
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こんなところにも。
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隣には七人の姿もばっちりあります。
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テレビでは予告編かな? の上映もしてましたよー。
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そして、人物相関図やあらすじ、舞台背景などの説明も充実。なるほど……
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しかしここに来る人はたいていファンだろうし、こういうのも知ってそうなのですが……新規の取り込みではなくライトなファン向け? 小栗くん好きだとか太一くん、未來くんファンで観る子などはこういうところで予習できるといいのかもです。私? もちろんがっつり読みましたよ( ^ω^ )ニコニコ こういう大きなパネルになるだけでうれしい人も多いのでしょうね。個人的には小道具とか舞台装置とか衣装とか展示してくれても良かった……無茶言うなって叱られそうですね……w
さてそして。コラボメニューも見逃せません。
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5種類もあるー(*´ω`*) まあしかし、ここは捨之介を飲むしかありません。異論の唱えようが無い主人公さまです。捨之介さまを飲み干す、とか……///
今回私を連れ出してくれた方は夢見酒を選んでました。そこいくか。
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夢見酒、舞台で出てくるものよりはるかに雑www ホットワインにシナモンスティックどーんwwwww 面白いwww
捨之介は爽やかで甘い柚子茶でした。おいしいけれど、捨之介のイメージじゃない……(あくまで観る前の感想です)(観た後は納得の味でした)
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前売り券と一緒にぱしゃり。お煎餅はお茶請けについてきました。
ところで。
ドクロカフェで一番テンションがあがったのは、このテーブルです。
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さまざまな著名人からのコメントが寄せられているのですが、これが面白すぎるwww
コメント自体はいいのですが、紹介がね……間違ってないんだけどねwww
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ギター持つ人www そうだよね弾いてはいないもんねwwwwww しかもそめさまの下、とかwww
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48才独身www その情報、この場でいりますかwwwww 田中美保ちゃんが好きなのでコメント寄せてるのを見てうれしくなったのですが、その下に全部持ってかれましたwww くそw

そんなわけでテンション高い感じで挑んだワカドクロですが。
やー、翻弄されましたわ。
すごかった。
すごかった。
分かってた筈のところで涙腺が危険な感じになりましたが(というか普通に泣いたよね)大丈夫! レミゼ観たときみたいに終了レベルで号泣したりはしてない! というかレミゼで耐性ついてほろほろ泣く程度ですみました……(そうそう、レミゼもそのうち感想書きたいのですが書き始めたところ終わらなくて途方に暮れております)
それにしても。
すごかった。
若かった。本当に、ワカドクロでした。

脇がすごく安定していて、びしっと締めていたので、真ん中の子たちの青さや若さが引き立ったのかなあと。そんな風に思いました。安定の布陣の安心感は抜群。
そこからいくかと思われるかもしれませんが、でも、本当にそう思ったのです。
周りを固めるみなさまって、やっぱり、すごいわ。

そのうえで。

捨之介が若かったー。小栗くん。カリスマに憧れた青春時代、喪ってオトナになったつもりがまだまだ青い、そんな青年。早熟すぎたんだなあと。思うような。私のイメージしていた捨之介より一回り以上下に思えました。まあ、だからこそのワカドクロ。
そして、彼と昔つるんでいた蘭兵衛さん役には早乙女太一くん。彼は。さすがだ。出てきた瞬間に空気が変わりました。ゲキ×シネなのに、舞台の空気が変わったのが、分かってしまいました。すさまじかった。殺陣とか。なんかもう。一挙手一投足が、うつくしくて、なまめかしくて、目を奪われます。
まだ蘭兵衛さんを文字の上でしか知らなかった頃、私は、そんなに好きになれませんでした。何を考えてるんだあほかと、ちゃんと言うことを聞いていれば面倒なことにならなかったしこんな悲劇も生まれなかったのにと。
違うんだ。
蘭兵衛さんには蘭兵衛さんの考えがあり、苦悩があり、現在があり、そして何より、過去があったのだと。
それが、異論を許さない圧倒的な説得力をもって、現前にあらわれていました。
森蘭丸といえば、織田信長を語るときに外せない存在であり、つまり蘭丸にとって信長は人生そのものであり、ああ、もう……
情念、とか、愛とか憎しみとか、そういう、人間の感情のどろどろした部分をどろどろとしたままうつくしく燃え上がらせた存在として、いやあすごかった。
そして。
天魔王は二役ではなかった。モリヤマミライくん。彼が芸達者なのは知っていましたが本気で狂うたかと思いました、な、くらい、冷静に人生を踏み外していました。
ほんとのほんとの狂人の論理は強靭ゆえに簡単に論破できない、というのを、地でいっていた。臆病で、小心者で、でも、自分は自分ではなく、天であると、言っている。
あまりにも大きな存在を喪ったがために外れてしまった歯車を思わせました。

役者さんってすごい!

沙霧は一途とか若さとかよりも猪突猛進でした。極楽太夫と並ぶことでいい対比が出ていたというか極楽太夫が真面目にイイ女すぎてやばかった。姐さんとは彼女のためにある言葉だ。無界の里の女衆はみんなステキですが、あ、そのなかでもおよしはやっぱり良かったですねえ。
そしてそんな無界の里を愛し、守り(?)、極楽太夫に最後には認められたのは待ってましたの抜かずの兵庫。好きだよー、単細胞。こういうのがいるから陰惨な話もからりとします。
なにより兵庫を慕う関八州荒武者隊のメンバーがいいじゃないですか。彼らの最後には涙を流さずにいられない。

……こんな調子で書いてたらいつまで経っても終わらないし何よりなんということでしょうもっかい観たくなってきた。
脚本は二次元です。
それを三次元に起こすのは、演出をはじめとする役者さんスタッフさんの力です。
そして次元の壁を超えることで、何倍にも何乗にも、魅力と迫力とスピード感が増していくのだと。
改めて。
痛感しました。
うわー、あの空気、生で感じてみたいわ。
全身をあの空気に染められたいわ。

書き足りないです、書けないです。まとまらないくらいの衝撃を受けました。
面白かった!
あああああああもう! あと! 照明さん! すごいです惚れます弟子入りしたいくらいすごいです! 舞台装置も音響もさることながら、照明、照明は世界です、照明は空間です、照明……ボキャブラリーなさすぎますがほんとすごかった。職人技ですよ。

本当は、ワカドクロ面白かったのでDVD借りて朧の森に棲む鬼を観た話までするつもりでしたが書きながらワカドクロ思い出してたら滾ってきてしまったので朧の話はまたいずれ。
これがまたね、好みすぎて困っちゃいましたのよ。

新感線、次の公演は、生で観ますわ。チケットがんばる。
posted by こうや at 23:00| 東京 ☀| Comment(0) | 映画/舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月20日

戦後の娯楽を支えたのは、ラジオでした

【前回のまとめ】
サバラガムワ+ジンベエザメ+(ルフナ×パウンド)=.+゜。 ☆;:*:;☆;:*チア(○´Д`○)ワセ;:*☆;:*:;☆; ゚+。*゚+。

河内松原から天王寺を通り、向かったのはなんば。
電車でなんばに来るのは初かもしれません。歩いても……なんか、歩いてだと来たことある気はするのですが……よく覚えてない。
しかし、割と広い駅にもかかわらず、そして初めての駅にもかかわらず、迷わず目的地に着けました。
愛ってすごいね。
そして、ほんと間に合ってよかった……!
そういうわけで着いたぜ、なんばグランド花月!!
今回の目的は、ずばり、これだあああっ!!
IMG_1711.JPG
吉本百年物語、9月公演、『焼け跡、青春手帖』。
戦後復興のなか、GHQ向けのキャバレーと映画館で大儲けしていた吉本が、人気の芸人さんを軸にしたラジオを始めるにあたるまでの人情ドラマなのですが。
面白かったー。
まず幕開きの演出に度肝を抜かれましたすごかった!
そして役者のみなさんが軽快。実にテンポが良い。
花菱アチャコさん役をやってらした兵藤大樹さんはすごくいいですし、吉本の社長役だったぼんちおさむ師匠はなんだかもうやっぱりすごい。
ストーリーテラーの長沖先生役をやられている松澤一之さんはもう抜群の安定感ですし、八田さん役だった長原成樹さんはTHE WINDS OF GODの頃からおなじみであのドSな雰囲気がいいですね。
そして、主役級の重要人物(というかチラシなどだと確実に主役扱いで話としても知名度から言っても主役)である浪花千栄子役は、黒谷友香さんがなさってました。美人さんだったー。
戦後とはいえラジオ、それもラジオドラマ、そのうえ目の前で現場風景(再現)も観られるわ当時の舞台裏の様子から何から楽しめて、なんかもう、

こんなにしあわせでいいのかなって、思った。

あとですね、子どもも女性の方もいっぱい出てくるのですが、みんな可愛い。
特に劇中で歌まで歌っちゃったりする千代さん役の方は、どんなお衣裳も見事に着こなしてらしていてものすごく可愛い。
あああ、可愛かったなああああ(ステマ)

うっとりしてたら、クーポンが目に入りました。
舞台を観た人が使えるクーポンで、グッズとかはともかく、たこ焼きとお好み焼き屋さんで使えるクーポンがあって。
舞台の終演時間が遅かったため今からムジカには行けず、じゃあせっかく大阪なんだしたこ焼きでも食べるか、と思って、一階に行って。
どっちがいいかな、どちらかというとたこ焼きがいいかな、と思って。たこ焼き屋さんに行って。たこ焼きが8個で350円とかでうわあああ安いなああってなって、あでもせっかくだしクーポン使うか、む、クーポン使っても高いな、お、とかぼんやり思いながらまあせっかくだし使うか、と使ったら。
IMG_1709.JPG
なんかいっぱい出てきたガ━━(;゚Д゚)━━ン!!
ソースマヨ味とねぎポン味のハーフ&ハーフなのですが全部で12個に増量してて全然ハーフじゃないじゃん……
おいしかったのですが、あとねぎとソースマヨの相性がガチで良くて何これ!? ってなったのですが、いかんせん多かった(;´Д`)
あ、でも、おいしかったです。実は晩ごはんのこと何も考えてなかったのですが、こういうときにこういうお店がある施設ってうれしいね。

そんなわけでお腹も満たされ心も満たされだいぶ眠くもなりふわふわ大満足のこうやは、京阪電車で三条駅に向かい(もちろん車中の記憶は皆無)、三条の大きな漫画喫茶でのんびり一晩を過ごしたのでした。
一泊二日の京阪ツアー、初日、おしまいっ。

……後半があるとイイねっ( ´∀`)bグッ!
今年こそ京都の思い出も書きたいものです。
posted by こうや at 21:00| 東京 ☔| Comment(0) | 映画/舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月31日

『ヒックとドラゴン』〜いつだってドラゴンはかわいい

元々そんなに映画を観るタイプではありません。
小学校の頃はそれでもドラえもんにポケモンにゴジラにバトラに烈&豪にコナンと観ていた覚えがありますが(アニメと特撮ばっかりや……)
中学校で覚えているのは『イノセンス』と『A.I.』(号泣したなあ)、高校に至っては「何か観たっけ……?」レベル。あの頃は舞台に夢中で、映画行く暇あったら舞台行くぜ! という感じでしたからね〜。特に小劇場はあっという間に公演終わるので、瞬発力が必要だったのです。むむ。
大学受験直前に『チャーリーとチョコレート工場』にドはまりして字幕吹替合わせて4回観たのが良い思い出なくらいかな。

大学入ってからはいろいろあってよく映画を観るようにもなり、観たら観たで楽しいのですが、自分ひとりだとどうしても「よしきた映画行くべし!」と思うようにならず、そうこうしているうちにいつの間にか上映していなくなって……
そういうことの繰り返しでした。
ちなみに今観に行きたい映画は『コクリコ坂から』『電人ザボーガー』『極道めし』あと一応『トランスフォーマー』くらい。コクリコは時間作りたいと思っているのですが、他は観ずに終わる可能性大ですな。

それはともかく。
そんな私が今週久々に映画充したので、久々に映画感想でも書きたいと思います。
ネタバレ満載なので一応折りたたみますが、観てなくて観る予定あってネタバレしてほしくないという方は読まないでくださいね。

まずは第一弾、名画座で観た『ヒックとドラゴン』です。
日本での公開はちょうど一年前なので、今さらネタバレで怒られることもないかな、と期待しつつ。





続きを読みたまえ
posted by こうや at 22:00| 東京 ☔| Comment(0) | 映画/舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月08日

春琴という名の

101207_1836~01.jpg
世田谷パブリックシアターで公演中の『春琴』を観てきました!
ネタバレ満載の感想を書きなぐったので、しまいます。
感想というよりももはやメモですが。


続きを読みたまえ「ネタバレですよ?」
posted by こうや at 23:00| 東京 ☁| Comment(0) | 映画/舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月16日

神保町で映画を観るなど

文学散歩、ラストです。
横浜から(自分の中では)大移動を決行。基本的に交通費をかけるのがキライなのであまりこういうことはしないのですが、どうしても期間中に行っておきたい場所が二つあったので今回は贅沢してみました。

やってきたのは、神保町です。
PAP_0139.JPG
神保町シアターが、特にお目当てでした。
以前ティーハウスタカノさんにお邪魔したときにチラシを見つけて、それ以来気になっていた映画、『森崎書店の日々』をすごく観に行きたくて。渋谷でもやっているのですが、せっかくなのでぜひとも神保町で観たい! とうずうずしてしまっていたのでした。
神保町シアター、初めて入りましたがなかなかいい感じ。劇場は地下にあって、階段を下りる雰囲気が何だか小劇場を思わせてドキドキしました。同じ建物に神保町花月があるから余計かな。
待っている間も、壁の展示をいろいろ見られました。ふえええええ。
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地域映画という特色があるせいか、街ぐるみで応援している感じがあっていいですね。

さて、映画。
今回は敢えて原作を読まずに向かってみたのですが、先入観や原作への愛がなかったせいか大変満足いくものでした。
たいてい原作を先に読んでいると、自分のイメージや原作への愛が強すぎて認められなかったりしてしまうんですよね。そういう意味では、よかった。
特に主演の菊池亜希子さんがすごくステキでした。うまく自分の思いを言語化できず、むしろ内に秘めて悶々としてしまい、そんな鬱々とした状態を眠ることで解消しようとする主人公をみごとに演じていて。
特に好きだったのが、初めて本を手に取るシーン。目をつぶって、決めた本がなんと尾崎一雄! 渋い!
その本を読み終わったとき、ぱたんと裏表紙を閉じて、「ふうっ」とため息をつき、おもむろに表紙を見返して、背表紙も見て、その後少しぼんやりとしながら表紙を撫でさする……その動作に、すごく共感してしまいました。
何というか、そういう、細かいところがイチイチ共感できるのです。大筋としての主人公の貴子には歯痒いところもたくさんあるのですが。
しかも本当の神保町でロケを行っているので、街中のシーンはほとんどドキュメンタリーのよう。古本まつりの頃なんてもうその様子だけで楽しくて仕方ありません。
しかも(マスターはきたろうさんですが)さぼうるも出てくるんですよ。喫茶去も出てきます。そのたびにうふうふと甘酸っぱい気持ちになったり……
貴子にとってはちょうど良い「巣」のような場所としての神保町に、惚れ込める作品でした。

そして。
森崎書店が良すぎる……っ!
小さな小さな古本屋さん、二階と三階と小さなベランダ的な場所。とてもシンプルで小さいけれど、とても居心地の良さそうな空間。
あまりにステキすぎて、本当に住みたくなりました。うらやましすぎます。立地は最高です。

ああもう、岩松さんのサブさんも本当にステキだったしサトルおじさんも良かったし、最後の「お客さん」の存在もかなりその存在自体がステキだったし、あの本はなんだとか、んもうあれこれ言いたいことはあるのですが、そういうのを全部ひっくるめて素敵な映画、でした。観に来てよかった。素晴らしい体験をさせてもらえた気分です。
あんまり良い気分になったので、原作本とパンフレットを買ってしまいました。
しかも、帰り際に森崎書店の舞台になったであろう場所も拝んできました。
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ここかな、と思ったところはワインとタパスのおいしいお店になってしまってて少し笑いましたが、後でよく確認してみると森崎書店は「Tea House TAKANOさんの事務所兼倉庫をお借りした」のだそうな。ぎゃー! 場所間違えたー!(爆)
……改めてまた今度、詣でて来ようと思いますw

さて。
この日、昼過ぎから徐々に頭痛が酷くなり、夜の寒さで余計に頭ががんがんし始めて目の前がぼうっとするようになってしまっていました。
これはまずいと思い、どこかで休んでからでないと家に帰れそうになかったので、思わず寄ったのがここ。
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もはや私のサードプレイス、青山さんです。
せっかくならタカノさんに寄れば良かったのでしょうが、疲れたり具合悪かったりしたときに行きたくなるのはなぜかここなんですよね。うれしいことに定位置の席も空いていたので、いつもの場所で丸まってました。
ルフナはFBOPF Ex Sp。家にも同じ紅茶がある! このルフナは甘くておいしいです。長時間、ある程度なら淹れていてもキツくならずおいしく飲める紅茶。今度仕入れるのはこれではないのですが、せっかくの機会なので堪能してみました。あとは久々のスコーン。マーマレードといちごという定番ジャム付き。
不思議なことに、お店に入って座ってしばらくすると、びっくりするほど頭痛が引いて気持ち悪さも消えていきました。あったかい紅茶をのんびり飲めたからかも。映画のパンフを読んだり原作に手を出したり、マスターに占ってもらったり将来のことや結婚指南までしてもらって、閉店時間までがっつりまったりw
だいぶ回復して帰ることができました。ただまたしばらくすると具合悪い感じと頭痛は戻ってきましたが(´Д⊂ヽ

そういうわけで、朝から晩までぎっちり好きなものばかり詰め込んで楽しんだいちにちでした。すごく満足!
でも、無茶をするのはやめましょう……(苦笑)
posted by こうや at 23:00| 東京 ☀| Comment(0) | 映画/舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月28日

特攻野郎 the A-team

予告を見て面白そうだな、と思ってこの映画の話をしたら、相手方がテレビシリーズの大ファンでした。
そういう経緯で観に行ってきました! 映画です!!
ちなみに私はほとんど話を知らないため、事前に「地中海殴り込み作戦」なるスペシャル版を見て雰囲気を掴んでみての参戦でした。

新宿バルト9、小さな劇場での公開でしたがほぼ満杯。なかなかの人気のようです。
ドキドキしながら観始めると、いやあすさまじい!
A teamのメンバーの出会いから始めてくれるのですが、いやあそれがまた面白いしド迫力。
ハンニバルことスミス大佐。テレビ版の「変装の達人」という設定は無くなったのかしら? でも冷静沈着で素晴らしい隊長でした(*´∀`)
フェイス。相変わらずカッコ良かった、そして口よりも手と頭が早かった印象(笑)何かほとんど主役な立ち位置でした。なぜだ。所詮世の中イケメンか。
マードック。テレビ版でフェイスとキャラがかぶるなんて言ってゴメンナサイ。あなたはまごうことなきキ○ガイでした(爆)でも何だかあまりに自由すぎてときめいてしまったり。
そしてB.A.。……一番の苦労人でしたね、テレビ版ではもうちょっと他の人も常識人的立場だったのに、今回みんなノリノリすぎてボスコがひとり損な役回りを背負い込みまくってしまっていた印象でした。でもそんな強いボスコが私は大好きですw
今回は三部構成な感じで、そのそれぞれにすさまじいアクションシーンが満載でもう本当にあっという間の映画でした。時間が過ぎるのが早い早い!><
ただしひとつ気になったことが。頭空っぽにして観るのが一番正しい映画だと思いました。そうしないと気になるポイントがいくつもあるのです。フセインとか(笑)CIAとか(笑)

でも、圧倒的に面白い。

一緒に行ってくれたKに思わず、「やっぱり3D映画は迫力が違うね!」と満面の笑みで伝えたところ、「この映画2Dだから!!!」と突っ込まれてしまいました。びっくりした。迫力がありすぎて立体的に思えていたのでした。脳内3D映像化実現に成功です(笑)

しかしこの夏は楽しみな映画が多すぎて困ります。トイストーリー3と特攻野郎Aチームは、ベクトルが違いすぎますがどちらも突き抜けていて大好きな作品でした。
後はアリエッティとカラフルだ!
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2010年08月20日

大人と、おもちゃ

『トイ・ストーリー3』を観てきました。
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3D映画、吹き替え版です。

かなり周囲の評判が良かったので、期待値も高かったのですが、それを遥かに上回る名作でした。
感っ動!
初めの10分でまず泣き所があるのです。子どもから大人へと成長してきた人であれば必ず分かるであろう、あるエピソードが。
それ以降も、笑いあり笑いありロマンス(笑)ありそして涙もありの波乱万丈大スペクタクル!!!
いやー、一瞬たりとも気を抜けない素晴らしい映画でした。
そしてラストシーン、ラストシーンは……ああもう! 今思い出すだけでうるうるします。

私は割と大きくなるまで自分のおもちゃで遊んでいました。というか正直今でも大人になりきれず、ぬいぐるみが部屋の一部に並んでいます(爆)生後三ヶ月ほどの頃の写真にも写っている年季の入ったぬいぐるみも中にはいたり。
今に至るまで実家暮らしであるということも大きな要因の一つだといえますが、自分のちょっとした判断でこの子たちの人生(?)を狂わせるかもしれないと思うと、もっと真摯に向き合わないといけないなと感じました。
そんな大げさな、と思う方もいるかもしれません。
でもこの映画を見ると、とてもではないですがこの思いが「大げさ」とは思えないのです。
そしてせめて、遊べなくてもいいから、ときどきはおもちゃもかまってやりたいなと。
そんなことを思いました。

子どものときの心を忘れきった大人にはなりたくない。
でも、いつまでも成長しないでいられる筈はないし、いたくもない。
これから先、どうやって生きていくべきかを考えさせられました。

ああ、うまく言葉が見つからない……
とりあえず。ピクサーの映画はどれも素晴らしい! これに尽きます。

おまけ。
映画を観る直前、平安堂でお買い物をしてしまいました。
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絵本『ぐるんぱのようちえん』のキャラクターのぬいぐるみw
「くりぞう」くんです。漢字だと「栗象」くん。……平仮名の方がかわいい。
前々からぞうさんモチーフがマイブームになっていて、今は無きHATEAさんのロゴもけっこう好きでした。そこでぜひぞうのぬいぐるみが欲しいぞうと探していたのですが、なかなか良いものが見つからず。
長野の地で劇的に出会えたのです。
あ、そうそう。私はけっこう旅先で映画を観ることが多いのですが、今回も旅先の長野での鑑賞だったのでした。
さっそく購入し、こっそりひざの上に乗っけて共に映画鑑賞。
……私の元に来て数時間のこの子にはいささか刺激の強すぎる内容だったかもしれません(滝汗)
何はともあれ。
もしかすると、これからこのくりぞうめがちょこちょこ顔を出すかもしれませんが、よろしくお願いしますというわけのわからない話なのでした。

これ以上ぬいぐるみ増やしてどうするんだ、自分。
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2010年05月22日

ALICE in Underland

ティム・バートン×ジョニー・デップでアノ「不思議の国のアリス」を映画化、って言ったら気にならない筈ありません!
とは言いつつも、年度始めは何かと忙しかったため、ようやく昨日観てきました。
『Alice in Wonderland』です。

原作から13年後のアリスが物語の主人公です。
この時点でチャールズ・ドジスンは衝撃のあまり倒れてしまうかもしれませんねwww
まだまだ絶賛公開中ですし、ネタバレしそうなので畳みます。


続きを読みたまえ「ネタバレ要注意」
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2010年03月29日

舞台のチカラ

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先日、コンビニでこんなブラックサンダーを見つけました。ブラックサンダーというのは小さめの個包装チョコ菓子で、けっこうキツい味ながらその手軽さと癖になる食感で大学生やOLの心を虜にしているものです。
最近はちびサンダーやビックサンダーなどバリエーションも豊富になっており、すごいなあと考えていたところ、ついにこんなものまで!
塩チョコ、通常バージョンより甘さがキツくなくて、けっこう隙かもしれません。

それはともかく。
昨日東京公演は千秋楽を迎えてしまいましたが、青山劇場で『ディートリッヒ』という舞台が行われておりました。
最初私が行こうと思ってチケットを手配していたものの、後に予定をダブルブッキングしてしまっていたことが判明(私はその手の間違いを本当によくやってしまうのです。残念)し、どうしようと悩んだ挙句両親にチケットをプレゼントしました。
母は多少舞台にも慣れていましたが、父はほとんど生まれてはじめての舞台。結婚記念日も近いからということでゴリ押ししたものの、当日まで何だかんだと渋っていました。
ところが。
その日の夜、私が帰宅すると、そこには予想以上にニコニコ笑顔の両親が!
実在の歌姫、マレーネ・ディートリッヒを巡る人間模様を描いた舞台だけあって、脚本がしっかりしていた他、照明がすばらしく、また特別ゲストのバレリーナ・吉田都さんのバレエが本当に美しく大感動だったのだそうです。
特に父は、行くのを嫌がっていた&舞台になどほとんど興味関心もなかったのが嘘のように、「いやああの照明はなかなか良かったよ」だの「あの女優さんはキレイだったねえ」だの、いっぱしの感想を言うのです。
舞台の感想を二時間あまりも、とにかく如何に良い舞台だったかを力説されて、何だか私までうれしい気持ちになりました。
ここまで喜んでもらえると、舞台を見せた甲斐があるというものです。
映画やテレビでは決して味わえない、生の感動。そして生の衝撃。
そんな舞台のチカラを両親が堪能できて、何よりでした。
聞いているうちに、私もまた良い舞台を観に行きたくなりましたもん。ふんふんふーん♪

この感動が冷めないうちに、父にもっと舞台を見せないと(笑)
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2010年02月01日

WHERE THE WILD THINGS ARE

毎月一日は映画の日! ということで、昨日今日と連続で最近観た映画について語っております。

私自身は幼い頃読んだことはなかったのですが、原作は有名な絵本で、この映画を薦めてくれた方も昔とても大好きだったそうです。
そんなわけでかなり期待していたこの作品。敢えて事前に原作を読まず、まっさらな気持ちで映画に臨むことにしました。

続きを読みたまえ「やっぱりネタバレ注意」
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2010年01月31日

THE IMAGINARIUM OF DOCTOR PARNASSUS

『Dr.パルナサスの鏡』を観てきました。
土曜日の午後、新宿の映画館は大混雑。上映一時間前にチケットを購入したところ、前から2列目@一番大きなスクリーンでした。先に言っておきます。酔います(爆)
でも、観て良かったと言える作品でした。オトナのための残酷なおとぎ話という印象です。
テリー・ギリアム監督の作品はこれまで観たことがありませんでしたが、他のものも気になりますね。薦められた『12モンキーズ』や『バロン』が面白そうです。
個人的メモ。
ヒース・レジャー
ジョニー・デップ
ジュード・ロウ
コリン・ファレル
顔写真を確認しておくとより面白く観られると思います(笑)

続きを読みたまえ「容赦なくネタバレします注意注意」
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2009年12月28日

【映像革命】アバター【ナヴィと共に】

『タイタニック』の監督、ジェームズ・キャメロンの新作映画『アバター』を観てきました。
3D映画として撮られた3D映画、ということで、内容にかかわらず映画史に残る作品となるだろうとのことでしたが、いや内容もすごかった!

惑星パンドラへの侵略を目論む地球人は、ナヴィと呼ばれる原住民との争いにおわれていた。その中の一部族オマティカヤ族の住む“ホーム・ツリー”の地下にはすさまじい高額で取引される鉱石の鉱床が埋まっており、そのため地球人はオマティカヤ族を移動もしくは滅ぼして発掘しようとする。
当初はパンドラの研究のため、ナヴィと人類のDNAを掛け合わせて作られた“アバター”と呼ばれるモノは、人類が神経アクセスすることで自由に(自分自身の身体のように)行動することができる。不慮の事態から突然アバターを使う羽目になったジェイクは、恐ろしい偶然からオマティカヤ族の一員となるべく奮闘を始める……。

少し考えずとも、これが人類史のあらゆる場面で行われてきた侵略行動への比喩だということは窺えます。だからこそ、この作品の中盤から後半にかけては画期的といえるでしょう。とある映画サイトでこれは「アメリカの負の歴史を映像化」した、と書かれていましたが、アメリカに限らずヨーロッパ、そして日本や中国も同様の経験はあるだろうと思います。映画の中で知識層(支配階級でもいい)といえるナヴィは特に問題なく英語を使いこなし、またジェイクは誓言のような決まり文句を除けばほとんどナヴィ語を話さないというのも、非常に明白な侵略のワンステップだといえるでしょう。
ところで映画に関してすさまじく疎い私にはよく分かりませんでしたが(え? パンドラって本当にある星だよね? ナヴィは実在するんだよね?)映像の美しさ、緊迫感、飽きさせない展開に完全に引きずり込まれました。うああ! いいなああああああ!
三時間と長い映画ですが、とにかく面白いです。個性あふれるキャラクターはどの人もステキですし(トルーディと大佐からは目が離せません)ナヴィたちの様子もすばらしい(ネイティリとツーテイにときめいてしまいます)
年の瀬にこんな素晴らしい映画を観られて、本当に幸せでした。来年も楽しみな映画が多いので、じゅるりとよだれを垂らしつつ待ちわびておきますw

おまけ。今回は新宿バルト9で観たのですが、映画の前にお昼を食べました。一時期話題となっていた「農家の台所」です。これの入っているビルはエレベーターによって止まる階が違うので、間違ったエレベーターに乗るとたどり着けません。ご注意!
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非常に野菜のヘルシーなランチでした。食前ドリンクもサラダバーも付けませんでしたが、けっこう満足したような……ザ・野菜なご飯です。ただたんぱく質がやや小さすぎる気が……(泣)ヘルシーご飯の好きな方にはオススメでした。
posted by こうや at 22:00| Comment(0) | 映画/舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする