2009年06月25日

読書感想文、続き

以前、先月末あたりに読書感想文を書きました
どうやらその記事が何かを受賞したということで、副賞をいただきました。
詳しくは著者・小林雄次さんのブログを参照してくださいな。
0624su.jpg私がいただいたのは、編集者賞。信濃毎日新聞社の編集者・内山さんに選んでいただけたとのことです。
残念ながらイベントに行けなかったので、感想等を直接伺うことはできませんでしたが、副賞は後ほどいただけました。
果実酢です。
我が家は元々果実酢が好きで、ちょこちょこ買っては飲んでいたので嬉しい限り。
熨斗に自分の名前が載っているのも嬉しくなりますね。こんなイイ歳になってもなお、「誰かに認められる」のはそれだけで嬉しいものです。こういう大きなところで認められるのも嬉しいし、母校の恩師に覚えられているだけでも嬉しい。
人間はつくづく他人との関係の中で生きているのですね。
この果実酢は優しい味がしました。幸せだなあ。

副賞はもう一つ、こんな本をいただきました。
『信州映画人の贈り物』
編集:信濃毎日新聞社編集局
出版社:信濃毎日新聞社
価格 :¥1,680-
発売日:2009/2

信濃毎日新聞社さんは地元を大切にした本作りをしているようです。私にはここがそう! と言えるような「故郷」がないので、なんだかちょっとうらやましい。
時間がなくてまだ読めていませんが、時間を作って少しずつ読み進めていこうと思います。
映画のことはよく分かりませんが、楽しみ楽しみ。
これでまたしばらくはがんばれそうです。良いことがあるとその記憶だけでしばらくは張り切っていけます。
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2009年06月24日

甘い関係、スパイスは毒の味

『西洋骨董洋菓子店』全三巻
著:よしながふみ
出版社:新書館
価格 :¥662-〜
発売日:2008/5/27〜

甘いものの美味しそうな本を紹介するなら、この漫画を抜かすわけにはいきません。
よしながふみ『西洋骨董洋菓子店』。これは私にとって衝撃的な作品でした。

続きを読みたまえ「夜中のケーキは蜜の味」
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2009年06月23日

秋に気づけば七転び八起き

秋期限定栗きんとん事件(上)(下)
著:米澤穂信
出版社:創元推理文庫
価格 :¥735-
発売日:2009/3〜

この本は上下巻です。
そういう場合ここには上巻の表紙画像を載せるべきなのでしょうが、敢えて下巻をチョイスしてみました。趣味です。文句あるか。
ちなみにクリックしたらきちんと上巻紹介ページに飛びますよ。余計に分かりにくいかもしれない。すみません。

続きを読みたまえ「きっとネタバレはしてません」
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2009年06月22日

夏の帽子はシャルロット

『夏期限定トロピカルパフェ事件』
著:米澤穂信
出版社:創元推理文庫
価格 :¥600-
発売日:2006/4/11
こ、れ、は……っ!
読み終わった瞬間に震えてしまいました。なんということでしょう(『劇的リフォームビフォーアフター』声で)

小鳩くんと小山内さん、高校二年生の夏。
互恵関係を結んでいる二人は、必要なときには二人でいますが、必要でないときにまで一緒にいたりはしません。
ところが。
「小山内スイーツセレクション・夏」
小山内さんの運命を左右するという謎の地図(と表)と共に、小鳩くんは甘々な夏を過ごすことになるのです。

ストーリーも秀逸です。少しずつ話が積み上がり、最後に全てが明らかになる、青春推理連作短編小説。
大きな謎も小さな謎も、それぞれがサイズに見合った魅力をもち、調和が取れている。爽やかではないけれど夏らしい一コマ。
そう、そういうところももちろん好きです。好きですが……

この本には甘い毒が満ちています。

章題にもなっており、ストーリー全体の中でも大きな意味を持っている(に違いない)ケーキ、「シャルロット」
ジェフベックの人気ケーキの一つであり、小山内さんも一度ホールで食べたことのあるほど魅力的なそのケーキは、出てきた瞬間に私の憧れとなりました。
一見そっけないほどにシンプルな外見、しかし食べていくとそのシンプルさは裏切られます。
内に情熱を秘めた爽やかなケーキ。それがシャルロット。
ああ、なんて美味しそうなんだ。ぜひ私も食べてみたい。出来うるものなら食べてみたい……っ!
「シャルロットだけはぼくのもの」
章題にも納得です。まあ理由はあるにせよ、私の印象にたいへん残ったケーキでありました。

それにしてもこれを読むと、続きが気になって仕方なくなります。小鳩くんと小山内さんはその後どうなるのか、小市民を目指す生活はどうなったのか、二人の高校生活や如何に?
波瀾万丈の夏を超え、じりじりと焦げ付きそうになっていたファンの期待も上回って、次回はいよいよ最新作のお話をいたします。
お、予告編(笑)
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2009年06月21日

春は覆水盆に帰らず

『春期限定いちごタルト事件』
著:米澤穂信
出版社:創元推理文庫
価格 :¥609-
発売日:2004/12/18
タイトルが、なんともいえず魅力的でした。
私が米澤穂信のその本を手に取ったのは、背表紙に惹かれたためだと、胸を張って言えます。
春期限定いちごタルト事件。
帯に書いてあるキャッチコピーは、「いつかつかむんだ、あの小市民の星を」
……いったい何ぞや?
不思議に思いながらも、題名の可愛らしさと好みのイラストの表紙、偶然潤っていたお財布に膨れ上がる好奇心のため、私はその本をレジに持っていったのでした。

このシリーズには、主に三人の登場人物がいます。
メインキャラクターは、小鳩常悟朗くんと小山内ゆきさん。
中学時代から互恵関係を結んでいる二人は、お互いに平和な高校生活を送ろうと……小市民になろうと日々努力しています。
そしてメインのサブキャラクター、堂島健吾は小学校時代の小鳩くんの同級生。彼によって、小鳩くんたちの小市民計画は脅かされることになります。
そう、たとえば同級生の頼みごとに小鳩くんを巻き込んだり、家に呼んでは謎かけをしてみたり。

小鳩くんは「狐」、小山内さんは「狼」。二人の本性はそう呼び慣わされます。
小鳩くんは可哀想なことに、名前が体をあらわしているんですよね。常に悟って朗らかに。それが、小鳩くん。
小山内さんはもっと大変。一見、彼女は小学生のようなか弱い少女です。細くて小さな女の子。尼そぎ姿でセーラー服。ミルク色のカーディガンに緋色のマフラーをした、大人しくてもの静かな子。
そう、何もないときは。

作品自体は章立てもされておらず、短編集の雰囲気です。高校に入学した二人が静かに生きようと努力する話。
それでもやっぱり、狐と狼はちらつくけれど。
「日常の謎」ミステリなので、それぞれの事件は学校生活によくありそうなものばかり……か?
まあ、基本的に日常生活の延長線にある謎ばかり。そしてその中に浮かび上がる犯罪の影……
この二人は互恵関係ではあるけれどコンビを組むわけではなく、必要としているとき以外は二人でいたりもしません。
でもだからこそ、二人に「なろうとする」ときの努力には胸打たれたりも。
互恵関係を結んだ、小市民を目指す少年少女の未来やいかに?
大好きです。

ちなみに、春期限定の中で一番好きな短編は「おいしいココアの作り方」です。
これぞ究極の「日常の謎」ではなかろうか!?謎の提示から解決部分まで、すべてまるっと含めてジタバタしたくなるくらい可愛らしくて面白い!
ホクホクしてしまいますよ。

ついでに。
小山内さんの影響で甘いものを売るお店や喫茶店に入る頻度が増えた小鳩くん。
彼自身はそれ程甘いものが好きなわけではないらしいのですが……
いやいやいやいや!どれもこれも何て美味しそうなんでしょう!
描写があまりに的確で、小山内さんが甘いもの好きであると理解すると同時に、小山内さんの食べているものに惹かれてしまいます。読みながら涎が垂れてしまいそうです、じゅるり。
個人的に一番気になるのは、ハンプティ・ダンプティのケーキバイキングのケーキたちです。店名もなかなか良いですし美味しそうだし。
ああ甘いものを食べたいよう。
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2009年05月31日

読書感想文モードのつもりでした

『脚本家という生き方』
著:小林雄次
出版社:信濃毎日新聞社
価格 :¥1,470-
発売日:2009/2〜
脚本家、という職業を知っていますか?
最近は工藤官九郎や三谷幸喜など有名な方も多いので、けっこう浸透しているかもしれません。
でも、実際にどんな仕事でどのようなことをしているのか、それを知っている方は意外と少ないのかも。
もしそういうことを知らなければ、この本を読むと分かる……
読み始める前、私はタイトルからそういう内容だと考えていました。
いや、もちろん分かるのですが!
それとはまた違うことを学ぶことができたように思います。

続きを読みたまえ「自分の思い出だったり読書感想だったり」
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2009年05月30日

理想ではない国

『イギリス人はおかしい―日本人ハウスキーパーが見た階級社会の素顔―』
著:高尾慶子
出版社:文春文庫
価格 :¥570-
発売日:2001/02

先日出口保夫さんの英国エッセイについて書きました。
次にハマり始めたのが、高尾慶子さんとおっしゃる方の英国エッセイです。
英国で唯一の日本人ハウスキーパーとして活躍してらっしゃる高尾さんが、自らの経験から英国を面白おかしく批判したエッセイ『イギリス人はおかしい』を読みました。
こっこれは……面白い! 実体験に基づいたイギリス人のあんな話やこんな話、そんな話やどんな話!? まで……
英国礼賛もけっこうだけれど、真実のイギリスはそんなものではないぞ、こうだこうだ〜! とばかりに繰り出される激辛エピソード。
それでも筆者はイギリスに暮らしています。それはなぜか。不満批判は多々あれど、彼女にとってイギリスはもはや故郷であり、そして日本よりも安心して暮らせる場所なのです。何せ福祉がきちんとしていて老人がゆっくり過ごせるのは、断トツでイギリスですからね。
好きだけど嫌い、だけど好き、な彼女のエッセイは、辛口で口が悪いけれど面白い。
他のエッセイもどんどん読んでみようと思います。
とりあえず続刊一覧。現在読み終わったものには(済)マークを付しておきます、自分用に。
『イギリス人はかなしい』1998/10
『イギリス人はしたたか』1999/11(済)
『わたしのイギリス、あなたのニッポン』2001/3(済)
『イギリス・ニッポン 言わせてもらいまっせ』2002/6(済)
『許すかNOか―イギリス・ニッポン57年目の和解』2003/10(文庫改題『ロンドンの負けない日々』2005/9/2)(済)
『イギリスウフフの年金生活』2005/2
『やっぱり、イギリス人はおかしい』2006/10
『ぼやきつぶやきイギリス・ニッポン』2008/3/7
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2009年05月29日

これぞ宇宙SFなり

『大宇宙の少年』
著:ロバート・A・ハインライン
出版社:ハヤカワSF文庫
価格 :¥1,050-
発売日:2008/09

『夏への扉』を読んだのは大学生に入ってからで、そういう意味で私はハインライン歴がそれほど長くありません。
でも、だからこそ夏への扉を読んだときの衝撃は忘れ得るものではなくて、私はハインラインとみた瞬間にこの『大宇宙の少年』を手にとってしまったのです。
前回が時間SFなら、今回は宇宙SF。
大変システマティックな努力により中古の宇宙服(オスカー)を手に入れたキップは、ひと夏を幸せに過ごします。
しかしやがて夏の夢から覚めなければならなくなり、キップはオスカーと共に最後の散歩に出かけます。ところが、無線通信にある筈のない応答が聞こえ……
ハインラインがにやにやしながら「これはついてこられる? ここまでは? これは? これは?」と続けざまに出してきています。うおお、と思う間もないほどあっという間。
クライマックスは、今でこそそこまで驚くものではないのかもしれませんが、やはり圧巻。
微笑ましさと意外な事実に満ちたラストも含めて、一気に読み終えてしまうスピード感あふれる魅力をもった作品でした。
おちびさん、ママさんをはじめ、キャラクターがとにかく個性的で魅力的なのもポイント高いですね。いきいきしたキャラクターによって作品の生死が決まると言っても過言ではないと思います。これは単なる個人的見解ですけれど。
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2009年05月27日

イギリスブームの火付け役

ここ18年ほどイギリスにかぶれています。
行ったこともないのにどうして! と突っ込まれそうですが、幼い頃から親しんだ児童文学やファンタジー、そしてもちろんミステリの影響を受けていることは明らか。
行ってみたい外国ナンバーワンです。
さて、最近またイギリス系の本を読みあさるようになりました。イギリスが舞台の本だけではなく、イギリス旅行記やエッセイなどが楽しくて面白い。
そこで自然と行き着いてしまったのが、出口保夫氏でした。御年80歳にもなられようかという出口氏は、英文学の研究者であり、それゆえにイギリスにも数多く足を運んでいます。
そしてそのときの出来事や感じたことなどをたくさん著しているのです。
80年代のイギリスブームの火付け役とも言われ、つまりは現在の私のイギリス好きを形作った人物ともいえるでしょう。
一冊一冊はそれほど分厚いものではなく、さらりと軽く読めるので、寝る前のナイトキャップ代わりにぴったりだとここしばらく集中的に手にとっていました。
読んだのはだいたい以下のような感じ。

『英国生活誌(1)復活祭は春風に乗って』
『四季の英国紅茶』
『英国生活誌(2)紅茶のある風景』
『英国紅茶への招待』
『午後は女王陛下の紅茶を』
『人生の午後の紅茶』
『ロンドンは早朝の紅茶で明ける』
『古い家と家具にこだわるイギリス人』(文庫版改題『英国流シンプル生活術』)
監訳『怖くて不思議なスコットランド妖精物語』
『英国流、質素で豊かな暮らし方』
『英国ミステリー紀行』
『愉快な英国旅行術』
『私の英国読本』
『美しい英国生活との出合い』
『イギリスの優雅な生活』
『美しき英国 旅と暮らしと紅茶と』
『漱石とともにロンドンを歩く』
『イギリスはかしこい』(林望共著)

まだ積ん読が山ほどありますが、とりあえずこんなところ……
これだけ読むと、けっこう内容は重複します。それはまあ当然といえるでしょうが。
あと、執筆年代によってもけっこう論調が違いますね。昔に書かれたものの方がよりいっそう日本批判が強いです。
1929年の生まれだという出口氏、戦前・戦中・戦後を通して日本の価値観の激変を身をもって体験してしまった以上、日本を肯定的に捉えられずにいたのでしょう。
同じ島国でありながら、日本とは違う歩み方・文化を持つイギリス。
出口氏がイギリスに憧れ、親しみを持つのも、わかるような気がします。
長い年月をかけて、少しずつ日本も評価できるようになったことも。同じように、わかる気がします。
なんだかまとまらなくなってきたので、このあたりで。
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2009年05月22日

この地図の場所を目指そう

『宝島』
著:スティーヴンスン
出版社:光文社新訳文庫
価格 :¥720-
発売日:2008/2/7

さあ行こう 夢に見た島へと
波を越えて風に乗って海へ出よう
行く手には みんなまだ知らない
不思議な昼と夜とが待っているだろう
いつも信じよう 真心を
勇気を胸に進もうよ
ただひとつの憧れだけは
どこの誰にも 消せはしないさ

小学生のとき合唱でこんな曲を歌いました。
この曲が私は大好きで、今でもふとしたときに口ずさんでしまいます。
未知の冒険への憧れや決意を語ったこの歌、題名を『宝島』といいます。

『宝島』といえばスティーブンソンの代表作のひとつ。冒険ものとしては『ロビンソン・クルーソー』『十五少年漂流記』と並んで有名な名作といえるでしょう。
私も子ども向けの絵本などで親しみ、自分なりに宝島の絵を描いたりしていました。
そんな『宝島』を久しぶりに読み返そうと思い、光文社新訳文庫を手にとってみると……
こ、こんな話だったのか!
裏切り、寝返り、謀略と利己性……
海の荒くれ者・海賊たちとの戦いやジム少年の無鉄砲で画期的な冒険の数々に、夢中になってしまいました。
悪役で悪者の筈の海賊がまた魅力的なんですよ。バカで考えなしでどうしようもないけど、どこか憎めない奴ら。
正義もしくは善の側の人間がお粗末な危機意識の持ち主だとすれば、はぐれ者で悪の側の人間は宵越しのことを考えない無茶で単細胞な頭の持ち主。
その両方の側の人間くささが、この作品にいっそうの魅力を与えているのだと思います。
とても面白い冒険活劇でありました。
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2009年05月21日

湖のほとりのウサギたち

ピーターラビットシリーズ
著:ビアトリクス・ポター
出版社:福音館書店
価格 :¥735-〜
発売日:2002/9〜

最近ふと読み直したくなって、一気読みしてしまった作品。それは、ピーターラビットシリーズです。
ビアトリクス・ポターが、自らの愛したイギリスは湖水地方を舞台に、様々な動物たちを描いたこの作品。
そこに暮らす動物は多岐にわたるため、『パイがふたつあったはなし』のようにお茶目な……けれど当人たちにしてみればこの上なく重要な勘違いもあったりします。それが現在の人種問題にもつながるようで興味深い。イギリスは多民族国家でそれぞれ軋轢も多いようなのでこれはあながち的外れではないのかもしれません。
イラストはすっきりと愛らしく、少し毒や棘の含まれたストーリーがいっそうの魅力を醸し出す。
読むたびに好きになっていきますね。たまりません。
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2009年05月20日

Decaffeinated Corpse

『秘密の多いコーヒー豆』
著:クレオ・コイル
出版社:ランダムハウス講談社文庫
価格 :¥882-
発売日:2008/11/10

コーヒーミステリシリーズ最新刊(といってもだいぶ前に出たものですが)
どうにも好きになれなかったクレアですが、久々に読むとそこまで反発することなく楽しめました。
今回のメインは、デカフェ……つまりはカフェインレスのコーヒー豆。
カフェイン中毒なビレッジブレンドの面々にはだかつの如く忌み嫌われているデカフェですが、なんと“特別なコーヒー豆”によってコーヒーの風味を壊さないデカフェができたというから大騒ぎ!
ちょうど最近、「完全なノンアルコールビール」ができたとして世間を騒がせていましたが、このコーヒー豆が実現したらそれに匹敵するような騒ぎになるでしょう。
そうでなくても最近は割合美味しいデカフェが増えてきていますが、それもあくまで「そこそこ」程度。手間がかかる上元の味より落ちるなんて冗談じゃない!ですよね。
でもこれができれば、カフェインがダメな人でも美味しくコーヒーを楽しむことができるのです。
いいですね〜。いいですね〜これ。本当にあればいいのに。
しかしまあ、美味しい話に裏があるというのは古来よりの常識であり、今回のクレアたちも例外ではありません。
あちこちから湧き出る不穏な影にもうてんやわんや。
ただ今回は、ミステリ部分以外で次回が楽しみなところもあるので(笑)その点も共に、すっきり味わえました。
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2009年05月12日

夢の先生と

0412hayamine.jpg私はここ10年はやみねかおる先生のファンです。
私が本格的にミステリ好きになったのは、完全にはやみね先生がきっかけです。「夢水清志朗事件ノート」シリーズ、今までずっと夢中になって読んでましたし、今でも夢中で読めます。大好き。
あれを機に本当に多くのミステリに触れられました。これからも触れられるものがあるでしょう。幸せでした。幸せです。
そんな夢水シリーズの最終巻、『卒業』が発売され、記念のサイン会が池袋で開かれたので先日(そうとう前……)行ってきました。
今まで何度かサイン会には行かせていただきましたが、そうそう慣れるものではありません。まったく慣れないといっても過言ではない。
もう本当に心臓が口から飛び出そうなほど緊張しながら列に並び、そしてサインをいただきました。
少しですがお話もできました。これに関してはかなりの後悔も残りますが。もっとうまい応対ができた筈なのに……っ!と。
少しの間ですがとても幸せな気分になれました。
これからもはやみね先生が大好きです。
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2009年03月13日

Blood Orange Brewing

『ブラッドオレンジ・ティーと秘密の小部屋』
著:ローラ・チャイルズ
出版社:ランダムハウス講談社文庫
価格 :¥840-
発売日:2008/12/10



長らく読みたくて読んでいなかった本です。
久々に読むと、ああやっぱり面白いなぁ。
一番それぞれのキャラクターが立っていて、かつ好ましいんですよね。
もはやミステリとしては「んんん?」という感じですが、楽しく読めました。
中に出てくるブレンドティーが、本当に美味しそうなんですよね〜。
実際に売ってくれないでしょうか……(笑)
どんなものかと言いますとですね、インディゴ・ティーショップ(セオドシアたちのティーショップの名前です)のクリスマス用オリジナル・ブレンド(案)のひとつでして。
その名も「女王陛下」ハーマジェスティーとのことで、たぶんスペルは“Her Majesty”、最後のスペルが「“ty”ではなく“tea”」とのことなので、実際には“Her Majestea”なのでしょうが。
これが! 美味しそうなんですよね!!!
だって、紅茶をベースに、バラ・オレンジピール・ワイルドチェリーをブレンドって……香り・食感・甘みと三拍子そろった素晴らしい紅茶じゃないですか。
フルーツティーやフレーバーティーにとてつもない興味があるので、この紅茶……飲んでみたいですね〜。
ただ最も有名なフレーバーティーであるところのアールグレイを飲めないのが致命的な欠陥なのですが(涙)
そんなことはどうでもいいですね。
美味しく楽しく読めるコージー・ミステリということで。
いつか巻末レシピも使ってみたいですね。
しかし、そんなときは来るのか?(爆)
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2009年03月01日

な、なんてことだ……

どうもこんにちは。お久しぶりでございます。
風邪宣言以来すっかり更新をサボってしまい、気づけば月も変わってしまいました。
その間に寝込んだりバイトしたり映画観たり舞台観たりといろいろなことがありましたが、それはまたおいおい書いていきたいと思います。
とりあえず、これ。

≪ 今月の衝撃〜読書篇〜 ≫
@遂に出た!Part 1. 上遠野浩平『残酷号事件』3/5発売予定
もう何年待ったことでしょうか。
調停士シリーズ再新刊、遂に登場です。
ラノベを読まなくなっても、この人の作品だけは入手し続けておりました。
その中でも特に大好きな調停士シリーズ。
予告だけは何年も前に出されており、しかしそれ以降まったく音沙汰がなく、よもや出ないのではないかとすら思っていましたが。
出るんですね。
出るんですね……!
これは買わねばなりません。

A遂に出た!Part 2. はやみねかおる『卒業』3/13発売予定
好きなミステリは数あれど、私が最も敬愛する作家。それははやみねかおる氏。
幼い頃、青い鳥文庫で氏の『そして五人がいなくなる』を初めて読んだときの衝撃は忘れられません。
それ以来、氏の作品は追い続けておりましたが。
言われていた、最終巻。
亜衣・真衣・美衣に会える最後の作品。
教授の解決する、最後の事件。
レーチたちが虹北中学を卒業する、そのときのお話。
新しい話が読めて嬉しいと言うべきか、シリーズが終わってしまうことを悲しむべきか。
大変複雑な心境です。
ああでもとにかく買わなくては……

B遂に出た!Part 3. 米澤穂信『秋期限定栗きんとん事件(下)』3/27発売予定
期間限定シリーズ、待ちに待った再新刊です。
一昨年くらいの噂では『〜限定マロングラッセ事件』だったのですが、日本語になりましたね。そして、待った甲斐がありました。
実は上巻は既に(2/27)発売されているのですが、上下巻は一気に読まないと「うががががががが!」と悶えてしまうので、敢えて下巻の発売を待つことにします。
しかし東京創元社ホームページの予告を見るに、どうやら新キャラクター・瓜野くんが登場するらしく、ドキドキです。
ああ、これは素直に楽しみだなぁ……

C普通にびっくり。石川大我『ボクの彼氏はどこにいる?』3/13発売予定
知り合いが本を出していました。おお。
知らなかった……


今月は盛りだくさんの模様です。
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2009年02月06日

Murder Most Frothy

『危ない夏のコーヒー・カクテル』
著:クレオ・コイル
出版社:ランダムハウス講談社文庫
価格 :¥861-
発売日:2008/04/02

コーヒーカクテルとしてよく使われるリキュールは、カルーア。
というわけで。
カルーア KAHLÚA
@アラビカ種のコーヒー豆をミディアムローストしつくられたコーヒー、砂糖、サトウキビからつくられる蒸留酒をまぜバニラ等の芳香成分を添加してつくられるメキシコ産のリキュール。カクテルにして飲まれたり、製菓に用いられたりする。アルコール分は20%。
Aジョイが電話番号をもらうきっかけになったカクテルに使われたリキュール。
                 (wikipediaより)

続きを読みたまえ「夏は冷たい水で熱くなれ」
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2009年02月05日

Latte Trouble

『秋のカフェ・ラテ事件』
著:クレオ・コイル
出版社:ランダムハウス講談社文庫
価格 :¥861-
発売日:2007/10/01

カフェラテ Caffè Latte
@「コーヒー・牛乳」と言う意味のイタリア語。
Aイタリアではコーヒーと牛乳を混ぜていればカフェ・ラッテであるが、イタリアのコーヒーは一般的にエスプレッソ形式で供されるため、カフェ・ラッテもエスプレッソ+牛乳の組合せとなる。日本でもエスプレッソ+牛乳を用いたものを「カフェ・ラッテ」と言い、コーヒー+牛乳を用いるカフェ・オ・レと区別している場合が多いようである。またエスプレッソに牛乳ではなくスチームミルク(蒸気で温められたミルク)を加えたものも「カフェラテ」と呼ぶが、このようなものはイタリアではカップッチーノの一種であるウェット・カプチーノやセンツァ・スキューマと呼ばれる。これを「カフェラテ」とするのはアメリカ式の呼び方である。
B秋の新作ジュエリーのモデルとなった飲み物。
                 (wikipediaより)

続きを読みたまえ「カプチーノ?カフェラテ?」
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2009年02月04日

Through the Grinder

『事件の後はカプチーノ』
著:クレオ・コイル
出版社:ランダムハウス講談社文庫
価格 :¥882-
発売日:2007/03/30

カプチーノ cappuccino
@イタリアで好まれているコーヒーの飲み方の1つ。陶器のコーヒーカップに注いだエスプレッソに、クリーム状に泡立てた牛乳を加えたものをいう。好みによってシナモンやココアパウダーで風味付けすることもある。
Aカプチーノ事件の犯行後、犯人が好んで飲んだ飲料。
                 (wikipediaより)

続きを読みたまえ「ふわふわのミルクで」
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2009年02月03日

On What Grounds

『名探偵のコーヒーのいれ方』
著:クレオ・コイル
出版社:ランダムハウス講談社文庫
価格 :¥882-
発売日:2006/10/2

コーヒー 珈琲 coffee
@コーヒー豆(コーヒーノキの種子)を焙煎し挽いた粉末から、湯または水で成分を抽出した飲料のこと。抽出前の粉末や粉砕前の焙煎豆も、同じくコーヒーと呼ばれることもある。
Aクレアがこよなく愛する飲料。
                 (wikipediaより)

続きを読みたまえ「クレアのコーヒー講座」
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2009年01月18日

Chamomile Mourning

『カモミール・ティーは雨の日に』
著:ローラ・チャイルズ
発売元:ランダムハウス講談社文庫
価格 :¥840-
発売日:2008/5/10

カモミール Chamomile
@、キク科の1種の耐寒性一年草。「カモミール」の語源はギリシャ語で「大地のリンゴ」を意味する「chamaemellon」で、これは花にリンゴの果実に似た匂いがあるためである。
Aかつては薬草として用いられ、健胃剤・発汗剤・消炎剤・婦人病の薬などに用いられていた。現在は、安眠の薬と言われ、乾燥した花にお湯を注ぎ、降り出したものを飲むと、リラックスしてよく眠れると言われている。カモミール・ティーとしてティーバッグも市販されている。
B事件直前、セオドシアが差し入れた紅茶。
                 (wikipediaより)

続きを読みたまえ「仕事と私、どっちが大事なの!」
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