2016年10月22日

SKI2016-12 足の裏の快楽

夏だと思ってみたり、冬だと思ってみたり、気温の落差が激しいこんな時期が秋なんでしたっけ。
毎年、何が秋だったか分からなくて首をひねってしまいます。
ごきげんよう、こうやです。

あんみつを食べて少し回復したこうやさん、目の前にある天龍寺になんとなく入ってみることにしました。
ほぼ予備知識のなかった天龍寺ですが、お庭を眺めるだけとお庭と室内に入れる2種類の観覧券があり、両方行ってみました。それが、大当たりだったよです。

まずは屋内に入ってみます。
靴を脱いで上がって、衝撃を受けました。
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靴下を通しても分かるほど、明らかに床がすべすべしています。
ただつるつるしているのではなく、しっとりと水分もしくは油分を含んで、湿り気のあるすべすべ。木を接いでいる凹凸は感じますがそれが引っかかることの一切ない、ほうとため息をついてうっとり堪能するより他ない、この床。
なんだ、この床。
素晴らしすぎる。
床というか、縁側というべきなのでしょうか。回廊?お寺の各部の名称に詳しくないので申し訳ないのですが、もうとにかく歩くことが快楽すぎて、その触感の記憶ばかりが思い出されます。
各室は畳敷きなのですが、ひたすらに外側ばかり歩いていました。しあわせだった。全部歩き尽くす勢いでした。この瞬間、明らかに触覚優位で動いていた。視覚の記憶はぼんやりしています。

入口そばにはうつくしい雲龍図もありました。ぐるりと巡ってからじっくり鑑賞。
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襖からはみださんばかりに描かれた大きな龍は、猛々しい一方でどことなくひょうきんな愛嬌も兼ね備えています。
曽我蕭白の手によるものとされ、一度は遠くボストンまで旅をしたこの龍をおそるべき間近で眺められるのも魅力。良い図です。
満足してしまったので、天井画の方の雲龍図は見そびれました。てへ。

お庭も散策。焼失の影響でほとんどは明治以降のものだそうです。鮮やかな緑の下、ちょっとしたトレッキングだこれ。坂を上がり上がり……
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見えた光景の美しさに目をうばわれてみたり。

良い感触と眼福にほくほくふらふらしながら天龍寺を後にしました。
あの足の裏の感覚は、なかなかたとえようもありません。天龍寺は臨済宗のお寺だそうですが、鈴虫寺でも苔寺でも気付かなかった感覚。あんな廊下のある家に住んだら、あまりのしあわせにくらくら倒れてしまいそう。
得たものが多すぎて消化しきれぬまま、ふわふわと北へ向かいます。

今日はこのあたりで。
明日には、嵐山から出ていけるかな……
ではまたね。
posted by こうや at 11:27| 東京 ☀| Comment(0) | 旅行/遊興 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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