2015年09月25日

夕暮れの京都と自家焙煎王田珈琲

本格的に、雨ですね……
昨年の今頃、どんな格好をしていたかまるで思い出せなくて、毎朝途方に暮れてます。
ごきげんよう、こうやです。
うっすらとした記憶によれば、昨年の今頃もやっぱり途方に暮れていたような。
つまり、わたしは遊んでいる場合ではなく、この時期に悩まなくても良いお洋服を買わないといけないのかもしれません。

そんなの知らない!

思えばこの旅行中、雨の心配をかけらもしなくて済んだのは運が良かったのかもしれません。
雨が降ったらしんどい旅程立ててましたからねえ。代わりに暑かったですが、お外を歩けないほどではありませんでしたし。

京都の夕暮れは、美しい。
それは間違いのないことだと思います。
黄色から橙、赤に変わっていく陽の光が、街を飲み込み、同じ色のシルエットに染め上げていく。
そのシルエットすら美しい、街並みは、貴重です。
そんな橙色の道を歩いていて、ふと見つけたのが、このお店でした。
「自家焙煎王田珈琲」。
京都はコーヒー大国で、あちこちに珈琲屋さんがあり、こだわりのお店も少なくありません。
ふらふらと散歩している最中にもいくつもそんな素敵な珈琲屋さんを見つけ、何軒めかでついうっかり足を踏み入れたのでした。
一保堂茶舗さんが行列だったというのが、一番大きな理由ではありますが。

店内は薄暗く、奥に向けて細長く伸びています。
右手に4人掛けのテーブルがひとつ、左手には手前から奥まで延びる7人掛けの長いバーカウンター。カウンターの手前にはレコード盤やCDが積まれ、マスターが気分によってレコードやCDをかけているよう。お邪魔している間にも、一度レコードがかかりました。レコードはノイズがやわらかくて、なんとも落ち着いた気分になります。BGMはスタンダードなジャズなどのナンバーが中心なのかな。もう少しマスターの好みが反映されている気もしました。
バーカウンターの奥にはバックバーがあり、さまざまなボトルがずらり。
コーヒー豆を入れる麻袋のようなざらざらとした手触りのメニューには、シンプルに名前と値段が書いてあるのみ。ウィスキーを使ったコーヒーカクテルもあるようで、お酒の品揃えに余計興味が湧きます。

とりあえずは、素直にブレンドを注文。
ブレンドを注文すると、豆を慎重に計り、その場で挽いていきます。ネルドリップでゆっくりと抽出。
そして出てきたコーヒーは、媚薬のように芳醇な香りを漂わせていました。
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取っ手のない小振りのカップは、ざらりとした陶器の質感といい手になじむ大きさ。
そしてその中のとろりとした黒い液体の、香ること香ること!
ひと口含むと、ネルドリップで抽出したとは思えない、濃厚な……カカオのような強い味わい。
チョコレートではないの、甘みをつけていないカカオなの。
びっくりするほど強くて、ちびりちびりと味わうのが正しそうな、これは、おいしい。

とはいえ好きなものと大丈夫なものとが違うことに定評のあるこうやさん、このコーヒーをそのまま飲んでいたら倒れてしまいます。
お茶請けとして頼んだのはこちら。
自家製濃厚チーズケーキです。
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出てきたのは細いカットでしたが、食べて納得。これだけ濃厚だと、到底ぱくぱくとはいきません。むしろ、パルミジャーノ・レッジャーノをこそげるように、ゆっくりと味わうべし。
わたし自身は人見知りコミュ障ぶりを遺憾なく発揮してマスターとはまったく話をできませんでしたが、常連さんとの会話を聞くとはなしに聞いてみると、4種類ほどのチーズを組み合わせて作っているのだとか。
仕込みが大変なんですよ〜なんておっしゃっていましたが、それだけの価値はあるケーキです!

どうしても気になったので、水出し珈琲も頼んでみました。12時間抽出とのこと。
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すっきりした飲み口が、ブレンドとは全く違う切り口で「え、これ本当にコーヒー?」と驚いてしまいます。まるでお酒のように、角氷を削ってロックでいただけるのもカッコいい。
しかも、注ぎきれなかったコーヒーはピッチャーに入れてくれて、お代わりも楽しめるの!
これをしあわせと呼ばずしてなんと言いましょうか……

すっかりしあわせに浸って外に出ると、街がすっかり夕闇に沈んでいました。
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燃えるような空の色は、名残を惜しみながら群青色に支配権を譲っていきます。

京都の夜が、始まります。
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なんでか分かりませんがなかなか進まないねえ。
まだ初日も終わっていないので、先が思いやられますが、続きはまた後で。

posted by こうや at 21:53| 東京 ☁| Comment(0) | 旅行/遊興 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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