2014年03月28日

HEP第8弾『ドラキュラ城からの脱出』雑感

みなさまごきげんよう。数日前から体調絶不調のこうやです。
年度末、決算だ会計監査だとわさわさしていて、はじめてメインでやるお仕事を無事終えるためにひいひいしていたせいか、なんだか心身共にもうあちこちずたぼろになってます。
だから気分転換に、ね……(;^ω^)
ちょっと梅田まで気晴らしに行ってきました。
人はそれを現実逃避と呼ぶ。

さくっと日帰りだったのと事前の下調べが足りずムダにふらふらしてしまったのとでロンティーさんとムジカにしか行けなかったのですが(いつものふたつ、とも言うw)メインイベントとして、HEP HALLで開催しているリアル脱出ゲーム『ドラキュラ城からの脱出』にも参加してきましたよー!
7689FB38-A4CB-476C-A473-96FBCF4F15F6.jpg
まだリアル脱出ゲームに触れてから1年経っていないので、初HEPです(∀`*ゞ)エヘヘ
上に赤い観覧車がくっついてる建物がHEPだという知識はあったのですが、近づいてみたら赤い建物がHEPだったのですごくびっくりしました。ずっと阪急メンズ館だと思ってた!
では阪急メンズ館はどこかと思ったら、隣にある別に赤くない建物でした!
しかも、TOHOシネマズは阪急メンズ館にあった!ずっとHEPの上なのだと思ってました。
ロンティーさんに寄るため阪急メンズ館にはよく行ってましたし、TOHOシネマズで映画を観たこともあったのに……いかに自分の観察力がないか、なんとなく目印を覚えているにすぎないかを痛感した瞬間でした。反省。

シースルーのエレベーターでホールまで直通びゅーんもできるそうですが、わたしはのんびりエスカレーターで上まで。
そして最後の一階分を、階段で上がりました。
A3098393-6293-4270-A363-63B6D17D6259.jpg
姫の愛を感じながら一段一段上がりたかったのです。
今回、ドラキュラ城からの脱出ということで、吸血鬼という人間よりはるかにはるかに古くから存在する格式高い種族に招かれている(正しくは見初められて連れ去られた)のだからきちんとした格好をしなければ、と思ったため、襟付き&リボンタイのシャツにかっちりハットで決め、血の色の小物をそろえ、なおかつ吸血鬼マントを思わせるつもりの春コートを羽織ってみたのですが、いつものショーパンニーハイと邪魔っけだからとまとめた三つ編みのせいでただのおかしなスクールガール風コスプレぽくなってしまい実に残念でした……
しかも早く着きすぎてしまい、受付と入場一番乗りというね……orz
なんかもうほんとにごめんなさい……orz

ともかくともかく!
結果から言うと脱出失敗でしたが、前評判通りストーリーは可愛くてなにより姫が可愛かったです。
ただそれだけに、前々から時折感じていたリアル脱出ゲームに対する違和感……というか、気になる点を、一際強く感じてもしまいました。

以下の文章は、リアル脱出ゲーム始めて一年経たないニワカゆえの戯言ですので、お目汚し失礼します。

リアル脱出ゲームって、どうしてチーム戦なのでしょう。
否、今回のドラキュラ城は、なぜチーム戦だったのでしょう。
このくらいの規模の公演?というか、非常設型でなおかつ大規模公演に至らないこういうタイプの公演は、6人1チームで謎を解きますが、なぜ、チーム戦なのでしょう。
一番の違和感は、そこでした。
物語の主人公はある夜なぜかドラキュラ姫に見初められ噛まれ城に連れ去られた人間です。
そして連れ去られた先の城から脱出せねばなりません。
そういう設定の物語。
チラシにもオープニングムービーにも、見初められた少年がひとり、映っています。
じゃあ私たちは?
他のテーブルは見えない(違う物語を生きている)人。その「お約束」はよく分かります。別にそこには理由いらないよね。
でも、この物語を6人で紡ぐ意味はなんなのだろう。
リアル脱出ゲームには「物語の主人公体験」というコンセプト……といっていいのでしょうか、メインテーマ?があるようです。
謎解きを含めた一時間で、ほかでは味わえない物語の「主人公」になれる。
でも。
そもそも、6人1チームのこのなかで、わたしはなんなのか。わたしが姫に見初められた人なのだとしたら、他の5人はなんなのか。
それが分かりませんでした。
実際、わたしのチームでは途中で「これは全員大丈夫なの?誰かひとりだけなの?」という意見が(冗談ぽくはありますが)出てしまう場面もありました。
でも、そうなるよね。この物語のなかで、なぜ私たちが6人いるのかわからないんだもの。
もちろんそれはリアル脱出ゲームのシステムであり、そこにツッコミを入れてはいけないのかもしれません。宝塚の舞台を観て「どうして男性が演じないの?」とツッコミを入れてはいけないように。
まあ宝塚の場合は歴史からなにからあわせてそれなりに理由をつけられるようになっているとは思いますが。
なにか一言、強引でもいいのです。なにか、6人である……別にそこで4人や8人ではいけない理由を求めたりはしないので、複数で協力して謎を解く必然性を、説明してほしかった。
あと、謎も解いていくなかで、「どうしてこの謎を解かなければいけないのか」がわからなくなる瞬間がありました。
この謎をこう解けばこう進む。でもこの謎は物語においてどういう意味を持つのか?
リアル脱出ゲームは謎を解く遊びです。謎を解くことに疑問を持ってはいけないのかもしれません。
でもわたしはいわゆる謎クラではなく、物語を楽しみに来ていたりもします。
特に今回の公演は物語重視という話も聞き、前評判も物語が良いとのことだったので、余計楽しみにハードルを上げすぎていたところがあるかもしれません。
でも。
物語は確かに可愛いし、オープニングもエンディングも音楽もとても可愛くて好みだっただけに、ゲームシステムとの乖離、謎が物語から離れてしまっているところがあることに、なんともいえない口惜しさを感じたのです。
脱出失敗したから負け惜しみで言っているのだろうと言われたらそれまでなのですが、物語と絡んで好みの謎もあり、全体の雰囲気が気に入ってしまったからこそ、そこで現段階では語り得ない部分がひどく歪に際立って思えてしまい、残念でなりませんでした。
前年の同劇場での作品、眠れる森もまだ再演の話が出ていないため、この作品も再演されるかどうかは分かりませんが、もし再演があるのだとしたら、わたしが引っかかってしまった部分に、強引でもなんでもとりあえずの説明がついてくれるといいなあと思います。

もっとパズルや謎解きに徹した公演であったり、ゲーム性の強いものであればここまで感じないかもしれない。実際、気にならない公演もあります。
しかし物語重視というのであれば、あればこそ、そういう細部(?)に説明が欲しい。そう思うのです。

一時、ミステリ界もトリックの独創性に固執していた時期があるように思います。
ほら、こんな物理トリックも可能だよ、こんな風に電車を乗り継げばアリバイの隙間を縫って殺人ができるよ。
でも、トリックのためのトリックばかりが氾濫するとミステリ全体が矮小化し一部マニアのためだけのものになってしまう。
そこで、物語や細部にも厚みがある作品も増え、物理トリックなどだけでないミステリのあり方も探られてきたように、思います。
すみませんこのあたりはうろ覚えなので違ったら本当に申し訳ないのですが。
リアル脱出ゲームはかなり広がりを見せていて、既に一ジャンルを確立しています。
だからこそ、そこで終わらずに、新たな可能性を見つけてほしい。
ちょっとした設定のもとに謎を解いて、解説聞いて、ああそっかー!だけでなく。
もちろんそれだけでもいいのですが、せっかくならもっと、物語のなかに浸らせてほしい。
「物語の主人公になった!」気分を、もっともっと味わわせてほしい。
実際、これまでの公演のなかにも、そうした部分を回収してシステムと謎と物語をかなり融合させた綺麗な作品に仕上がっていたものがあります。
リアル脱出ゲームの可能性を感じさせた作品もあります。
だからこそ。
「ああ、いつもこの謎で詰まるんだよねー」
ラスト付近の大謎でそう思い、またこのパターンかー……で終わるだけでなく、もっと、物語を自分のものとして体験したかった。
もったいないなあ、もったいないなあ。
姫は可愛いし雰囲気良いし好きなのに、あと少しでもっともっと好きになれたのに。
「いつも通り、普通に楽しかった」で終われてしまう。
そこが悔しくてなりません。

ま、これは重度の活字中毒で物語渇望者によるたわごとにすぎませんので。
足りないところは自分の脳内で補完してしまえばいいわけですし、もちろんそれでもいいのですが。いくらでも自分の気に入るような脳内設定を付け加えることはできるのですが。
でもなー、もったいないんだよなぁぁぁ。
そんなもやもやを感じてしまう公演でした。
あ、スタッフのみなさんがかっちりした格好&メイド服だったりしたのはただの眼福です心底ごちそうさまでした。もっとメイド服公演増えてもいいのよ……?

うーん、でも、やっぱり可愛いんだよなあ好きなんだよなあ。
単純に好みなので、かなり甘々な評価になってる部分はありますが、3〜5本の指には入る楽しい公演でした。
5DFC514A-322E-4219-8D97-FB187F7B8DB6.jpg
サントラかムービー(謎解き部分もストーリー化されたものか人狼村みたいにお家でできるものになってアナザーストーリーも収録されてるようなの)入ったDVD欲しいなー。
もしくは姫のステッカーとか欲しいなー。
65C9E6CA-FD77-41EC-B82F-97EA747FC90C.jpg
エンラッドさんのステッカーとかすごいうれしかったし、ひらパーのステッカーも可愛くて好きです。公演ごとにこういうちんまいグッズ出てくれると収集癖満足しそう。クリップボードばかり出ても困りますが。笑

あ、もしかして、行きの新幹線のお供が梓崎優さんの『叫びと祈り』だったのも良くなかったのかしら。
フーダニット(誰が犯人か)やハウダニット(どうやったのか)ではなく、ホワイダニット(なぜやったのか)を考えさせる作品に触れてしまっていたがために、余計に強く違和感を覚えてしまっていたのかも。
もう少し、お供の本も考えないといけなかったかなぁ。
でも梓崎優さん、めためた、面白いです。
残りはこれから車内でまた読むぜー。
しかし実は、ブログがんばりすぎて酔ったらしく、吐き気がますます酷く……:(;゙゚'ω゚'):
難儀な身体だな!寝るか!爆

そして、うん、でもやっぱりこの公演かなり楽しかったので悔しさ余って脳内保管でサイドストーリー考えたらだいぶ満足しました。3本の指と言いきっちゃっていいかも。うん。
posted by こうや at 23:41| 東京 ☀| Comment(0) | 謎解き/脱出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]