2013年06月07日

【謎01】本屋迷宮からの脱出@書泉グランデ

最近、リアル脱出ゲームというものが流行っているようです。もはや流行というよりはかなりメジャーなジャンルになってきているようですね。
私が最初に認識したのはテレビ番組で、確か「東大生四人組が夜の遊園地から脱出」みたいな、朝か夕方の情報番組の1コーナーでした。リアル脱出ゲームにはじめて参加する、クイズには自信のある大学生に密着するというもの。遊園地内を猛然とダッシュする大学生四人組は結局、最後の謎までたどり着いたものの解ききれず、制限時間内に脱出できなくて悔しがっていて、だから私のリアル脱出ゲームの第一印象は「足が速くないとつらいんだな」でした。
夜の遊園地は怖そうだったけれど、闇に沈むメリーゴーラウンドに近寄れるのはうらやましかったなあ。夜の遊園地、という響きに感じるミステリアスな雰囲気に惹かれるのは、何がきっかけなのだろう。あれはサーカスでしたが、ダレン・シャンなどの西洋ファンタジー由来の印象かもしれません。
それから数年して、先日お邪魔したアクション・リ・アクションで私以外の参加者がほぼそうしたリアル脱出ゲームなどの謎解きイベントによく参加している方々、「謎クラ」(謎解きクラスタ)であったこともあり、いろいろとオススメされ、また紅茶クラスタさんがリアル脱出ゲームに参加しているらしいというのもあり、まあいろいろと重なって。
やってみるかと、なったのです。
まあね、言うてもね、わたしね、けっこう年数経ってるミステリ読みなんですよ。つまりね、何が言いたいかというとね。
……本当に、謎解きとか、苦手なんですよ。
謎解きゲームといえばたぶんこれ、な、逆転裁判。iPhoneアプリでダウンロードしましたが2話目の途中で投げ出し、Trick&Logicも最終話で積んで投げ出し、レイトン教授にいたってはやったこともありません。もちろんミステリを読んでいて読者への挑戦で犯人とトリックが分かることなどあまりないですし(さすがに皆無ではないですが、というなけなしの矜持)特に本格ミステリや新本格はもはや「ほほーう」と言うしかない。
ああ、なんて情けないミステリ読み!
そんなわけでかなり後ろ向きな気分になりつつ、向かったのは、愛する街・神保町でした。

神保町といえば古書店街であり、出版社が軒を連ねる街でもあり。そして新刊書店だって負けてはいません。
神保町の新刊書店を挙げろといえば三つのうちには必ずあがる、ほど、ある種神保町の代名詞にもなっているであろう本屋さんに、書泉グランデがあります。
この本屋さんを使って、なんと、謎解きイベントをやっているというのです!
もうイベントは期間が終了してしまいましたが、そして先月既にネタバレUSTまでやってしまってなんだかもう今さら感満載ですが。
そのイベントの名前は。

  「本屋迷宮」。

これが私の、謎解きデビューとなったのでした。
書泉グランデさんに行くと、レジ横などに本屋迷宮のテキストが大量に平積みされています。
これを購入することで、イベントがスタートです。
いわゆるオープンイベントなので制限時間などはありません。自分のペースでのんびり取り組めます。
私も買って、まず中身を読んで、さっそくスタート。
IMG_3408.JPG
これがそのテキストです。2穴リフィルになっています。表紙かわええなあおい。
まず最初のテキストを読み、事件の概要などを確認。指示通りに動けばおkな最初の関門を突破します。
それによると、このあたりを騒がしている連続殺人犯が書泉グランデにいるとの情報を聞きつけた警官等が開店前の時間にやってきたところ、犯人と目されているグランデ店長によって出入口を封鎖され閉じ込められてしまい、脱出するためには店長の居場所を見つけ出さないといけないのだそうです。
なるほどなるほど。
とりあえず習性としていくつか気になるところにチェックを入れ、登場人物を確認しながら、上から下までグランデさんをうろうろ。
しかしグランデさん、実にすてきなお店です。品揃えや面陳、フェアの打ち方まで、にやにやしてしまう。本屋迷宮のファイル片手にうろうろしている人ばかりでしたが、みなさんもっと本棚も見て楽しもうぜーと言いたかったです。途中から私もそんな余裕ありませんでしたが。

しかしこの高揚感、覚えがあります。
小学校のときのごっこ遊びとかのような、共犯者をつくる楽しみ、どきどき感のような。
これはそれ以降ますます強くなるのですが、この「共犯者をつくる」ことが、結束を固めるんでしょうね。なるほどなあ。面白いなあ。
口裏を合わせてね。それを知らない人(小学生のときは、それは、親だとか大人でした)の前では澄ました顔をしつつ、でも、後ろで舌を出してにやっと笑うような。
そういうのね、すごく、面白いんですよね。
謎解きの面白さは、謎を解くこと自体もそうですが、それ以上にこの「共犯者意識」によるのかもしれませんね。

最初の謎はグランデさんに来さえすれば誰でも大丈夫。ある意味「指示通りに動く」だけなので、細かいところで迷っても根気よくいけば絶対進めます。
次の謎も。私はここでもやっぱり余計なところまでメモりましたが、充分解けます。
そして二つの謎を解き、すべての手がかりを手にしたら、そこから頭を使います。

ここだよ。

あー今思い出しても悔しい!
ミステリ読みの習性として、最初に読んだときに、気づいてしかるべきでした。それなのに、余計な時間をここでかけてしまいました。
あー悔しい! 悔しいったら悔しい!
もともとの実力がないぶん、本来ならできたのにできなかった、もしくはなかなかたどり着けなかったことに関してはめためた悔しがります。けっこう悔しがりなこうやです。
この推理パート、ひとつは私だったら気づかないだろうな、なところで、そして気づかなくても強引に読んだのも私ですが。
あーこれは。これはもっと時間短縮できた、ちょう悔しい。あー悔しい。

最終的に犯人は無事、正しく指摘でき、脱出成功したのですが。
うれしさよりも悔しさが残りました。
あと、やっぱり最後、積極的な証拠がないので少しもやもやしました。消去法でほかに答えがないのは明らかだったのですが、でもせっかくだったら最後だし、実はこれが証拠に! みたいなのがあると楽しかったよなー。作る側に回る可能性がないので好き勝手言えます。むふふん。
あ、ちなみにこのネタはミステリでも鉄板ネタなのでこれ一度知ると黄金期のミステリは割とにやにや読めますよん♪ ネタバレになっちゃうので、ぜひこれ読んでなどとオススメできないのがもどかしい(笑)

そういうわけで私の謎解き初挑戦は幕を閉じたのです、が。

なんだか、ここから、加速してっちゃうんですよねー……(遠い目)
posted by こうや at 21:00| 東京 ☀| Comment(0) | 謎解き/脱出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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