2011年08月07日

「パンジェンシー」茶会とおいしい時間

パンジェンシー。
あなたはこの言葉を、知っていますか?

事の発端は、午後の紅茶パンジェンシープロジェクト
紅茶が持つ渋みなどをあらわした言葉(テイスティングの際の専門用語のようです)である「パンジェンシー」に着目し、紅茶のおいしさを世に広めるために、午後の紅茶を出しているKIRINさんが「パンジェンシープロジェクト」を立ち上げたのだとか。
そして「パンジェンシー」を伝える第一弾として、2本で2000円もする超高級飲料「午後の紅茶 Pungency DJ1 Special Box」を限定販売することになったそうです。
しかし、このパンジェンシー、どうも胡散臭い言葉。
果たしてこのSpecial Box(以下「パンジェンシー」)はおいしいのだろうか? そもそもどこをターゲットにしてこんな商品を出したのだ?
さまざまな疑問にかられていたところ、この「パンジェンシー」をポチった方に誘われて、急遽パンジェンシーの試飲会に参加することになりました。
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場所はいつもの部室……もといレンタルスペースです。もはやなじみすぎている。ハァイ!
のんびりまったり、始まります。
まずは「本当のパンジェンシー」を味わうべく、ウヴァの飲み比べ。
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全部で五種類のウヴァを飲みました。手前から、業務用ウヴァブレンド、ハイランズ、アイスレビー、シャウランズ、すごいの(ギガパンジェントな味わいw)
一番飲みやすく人気だったのは圧倒的にウヴァブレンドで、確かに味にとげがなく飲みやすい。ただ個人的に気に入ったのはシャウランズでした。喉の奥にもったりねっとりと濃厚な重い甘味の後味が残るウヴァ。この重たい甘味、けっこう好きなのです。私の好みのルフナっぽくてwww
とまあそんなわけで、「本当のパンジェンシー」はウヴァに特徴的に見られるような渋み、という理解に達しました。もっとすっきり爽やかな渋みだと「ブリスク」と称されたりするようです。こういう形容表現は自分の身についていないだけに使うのが難しいですね。シニフィエとシニフィアン、今ならわかりやすく説明できるかも。

はてさて、それでは「パンジェンシー」のお目見えです。
なんと、ワインボトルが収められていてもおかしくないような立派な箱に  紙 パ ッ ク  が収納されていました。いろんな意味で衝撃。
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箱にも説明書にも金箔が捺されてて、なんかがんばりどころを間違えてないか、と突っ込みたくなりました。ていうかここまでがんばるなら紙パックではなく瓶にしようぞ……
紙パックは1セットに2本、ストレートティーとミルクティーがありました。
まずはストレート。DJ1、つまりダージリンの初摘みを利用したお茶ということで、色が薄い! 比較用の午後ティーストレートペットボトルはそもそも使っている茶葉が違うとはいえ、このストレート「パンジェンシー」は紅茶というよりもほとんど生茶的な色です。
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いっせいにごくりとひと口。
……甘い。
や、加糖されているので甘いのは当然なのですが、それにしたって甘い。緑茶に砂糖を入れた、中国などで売られているペットボトル風の飲み物のような雰囲気。
しかし、香り立ちはすごい! 紙パックのチルド飲料で、これだけはっきりとダージリンの香りを感じられるのは、すごい!
比較用のストレートティーと飲み比べると、「パンジェンシー」はおいしかったです。相対評価として、ですが。あくまで。あと紅茶といわれなければ中国茶系の飲料だと信じてしまいそうな感じではありますが。
そしてあくまでもこれが「午後ティー」であるという枠からはみ出していなかったのが、すごくもあり、そして物足りなくもあり。
総称すると、「香り立ちに底力を見た、本気を出せばココまでいける高級《午後ティー》」でした。

続いてはミルクティー。ちょっとだけ皆の顔を期待がよぎります。
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ミルクティーもやはり香りは素敵、ただその一方で味は……うーん、甘くて薄い? でした。
ただ比較用の午後ティーミルクティーがなんだか泣きたくなるくらい残念なお味ええとブドウ糖乳液的な味つまりその、ううんとアレだったので(察してください)、それと比べると遥かにおいしくいただけました。
結論からいうと、ストレートもミルクティーも「コストと原価を考えるとキリンすげえ( ゚д゚)とは思うけど、これをまた買って飲むかといわれると困る」感じでした。ただ人によっては、500mlペットで成●石井あたりで売ってたら買うかも、などの意見もありましたので、そのあたりは好みの問題かも。
紅茶のプロによると「茶葉と淹れ方のレシピだけでは、どうしても《おいしい》の正解が消費者に伝わらない。そのときに、チルド飲料というこうした《完成品》を提示して、たとえばこの香りがダージリンの香りですなどと提示できるのは非常に大きいメリットだ」そうです。確かに、少なくともこうした形で完成していれば、自分で淹れて「これはおいしいの?」「これが正解?」などと悩んだりしなくてもいいかも。
まあそういうことで悩む人が今回のこの「パンジェンシー」(送料込みで3000円)に手を出すのかは疑問ですが……
本当に、どこをターゲットにしていたんだ、この商品。実験的商品でコスト度外視だと言われてしまえばそれまでかもしれませんが。どちらかというと同業者を意識した商品だったのかもしれませんね。や、適当に言ってるだけですごめんなさい。

さてさてそういうわけで無事試飲も終わり、これからは楽しい時間の始まりです!
私の心の拠り所たるこく〜んのまゆさんによる、クレープ大会〜! どんどんぱふぱふー♪
まゆさんが作ってくださるクレープ生地(プレーン、抹茶、黒ゴマの三種類)に各自持ち寄ったいろんな具材を挟んでおいしくいただこうぜ、なこの企画。
タネをまゆさんが作ってくださり、生地を焼くところからみんなできゃっきゃしてました。ヾ(*´∀`*)ノキャッキャ かわいこちゃんの焼いたクレープはもうそれだけでおいしいずうへへへへへ。
持ち寄りの具材も、ハムにチーズにあんこに生クリーム、チョコレート、バナナ、アボカドなどなど、いろいろ集まりました。
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これはほんの一部。
そしてすごうく凝ったものを作ってくださる方も登場!
これはバナナラム。うまうまでした。火を通したバナナってどうしてこんなにおいしいの。
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そしてこちらはクレープ・シュゼット。要するにクレープの甘煮です(ひどい)
プレーンのクレープ(四つ折)を、オレンジを生搾りしたカラメルソースでくたくた煮込みます。そこに角切りオレンジとオレンジキュラソーを加え、ちょっぴりフランベしてアルコールを飛ばして出来上がり。
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……リアルタイムで説明したときはわたくしの説明がひどすぎると突っ込みを食らいましたが、語彙不足は諦めるしかありませぬ。こんな洒落た料理、口で説明するより食べるのが吉! 百聞は一「食」にしかずなのですよ。
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くたくたオレンジ、おいしかったー(ノ´∀`*) クレープシュゼットは大人気でした。
また、抹茶クレープにあんこと生クリームとバナナを挟んだのもすっごくおいしかったですし、黒ゴマクレープにハムとチーズとアボカドを挟んだのもおいしかった!
自分で巻いて、みんなでわいわい食べるクレープ、すごくすごくおいしかったです。
みんなでわいわい食べるというだけでおいしいですし、味も保証つきですもんね。これはおいしくない訳はない。

しかもいろいろとドタバタ大騒ぎしていたそのさなか、まゆさんが素敵なデザートまで作ってくださいました!
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フィーユ・ブルーのキャラメルティーを使った紅茶マドレーヌです。
最後の〆にぴったりの、甘くておいしいお菓子でした。正山小種(原種)とよく合います。
まゆさんの作る焼き菓子はほんと大好物です、いつもありがとうございます。ごちそうさまでした。

今回はいつもより少人数での開催でしたが、濃密で楽しい時間を過ごすことができました。
構ってくださったみなさま、どうもありがとうございますヾ(*´∀`*)ノキャッキャ
これからも紅茶を飲むたび、自分なりのパンジェンシー(笑)を探していきたいと思いますです。

とりあえず、誰よりも早くパンジェンレポることを目標にしてみました。
詳しいレポは他の方々がやってくださる筈、でございますのよ。

最後に。
茶葉はいつも通り、安定の量でございました。
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こっそりセイロンブレンド飲み比べなどもやってたり。アーマッドのブレンドが優しくて飲みやすくて好きでした。

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速さだけが取り柄の我がブログですが、他のすばらしいレポも出てまいりましたので誘導ぺたり。
● やなさんによる素晴らしいレポはコチラ
● 安藤さんによる大変分かりやすいレポはコチラ
うむむ、このお二方のレポを読むと自分の底の浅さが見えてイヤになりますぬ……(;´Д`)
posted by こうや at 23:00| 東京 晴れ| Comment(0) | 紅茶屋さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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