2010年11月06日

ゴーゴリ『鼻/外套/査察官』

久々に読書感想でも書くよ。

先日授業で西洋文学史を習いました。その中で先生の説明が面白かった本を読もうと思い、とりあえずゴーゴリをのんびり読み進めていたのですが、昨日ついに読了。
これがまた……面白かったー!

鼻/外套/査察官 (光文社古典新訳文庫)

鼻/外套/査察官 (光文社古典新訳文庫)

  • 作者: ゴーゴリ
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2006/11/09
  • メディア: 文庫


私の外国(名作)文学読書、ほとんどは光文社さんのおかげです。ほんと出してくれてありがとう。光文社新訳文庫愛してるよ。
今回のゴーゴリは、訳者さんいわく落語調に訳したそうな。確かにすごくさっぱりと読みやすくて、つるつるいけました。おもしろーい。
「鼻」は、正直ちょっと意味が分からないw 鼻が取れちゃったり鼻がひとりで五等官になって歩いてたり、いったい何事みたいなことの連続。ただ雰囲気が面白い。おろおろする人が面白い。にやにやしてしまいました。
「外套」は、これはもう名作と言ってしまっていいだろう。この圧倒的なまでに書き込まれた細部、外套への一途な……歪んだ、滑稽なまでの想い。気持ちの移り変わりとそれにより初めて感じる絶望。
アカーキーのキャラがかなり濃いですが、実は後輩の若者の反応(トラウマ?)も気になりました。そうそう、こういう小さなこと(?)が他人に大きな影響を与えたりするものなのです。
「査察官」は戯曲。みんなキャラ濃すぎwww かなりはっきりと自分の中で舞台が見えました。滑稽な喜劇です。こういうのを本当に面白くやるのって難しいんだよね、笑いを取るのは本当に空回りしやすい。狙ってやるよりも本気で真剣にやる方がうまくいく。
最終場とか、もはやシュールwwwあー面白かった。

解説のゴーゴリ略歴が酷すぎて終始爆笑でした。申し訳ないけど。でもそんなダメンズ★ゴーゴリが嫌いになれません。
もっと今の若者がゴーゴリ読めばいいのに。単純に面白いから。本当に面白いから。
次はバルザックでも読もうかなー。
posted by こうや at 22:00| 東京 ☀| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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