2010年07月05日

誰にも言っちゃダメだよ


詭弁学派、四ツ谷先輩の怪談。 1 (ジャンプコミックス)

詭弁学派、四ツ谷先輩の怪談。 1 (ジャンプコミックス)

  • 作者: 古舘 春一
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2010/06/04
  • メディア: コミック


twitterでしばらく暴れまわっていたのでご存知の方も多いとは思いますが、わたくしこうや、久々にものすごい勢いでハマった漫画がありました。
週刊少年ジャンプで連載されていた『詭弁学派、四ッ谷先輩の怪談。』です。
ジャンプは最近読み飛ばしも多いのですがヽ(´Д`;)ノアゥ...新連載の第一回はたいてい読むようにしています。そうして初回を読んで、マッハの速さで撃ち抜かれたのがこの漫画でした。
本日、見事最終回と相成りましたので、つれづれと語ります。

私、怖い話が苦手なんです。
とにかく自分の心拍数が急激に変化するものが嫌いで、絶叫系もダメだしお化け屋敷もダメだし、スプラッタホラーもダメだし怖い話もダメ。
特に怖い話は、自分の脳内で勝手に拡大妄想してしまい夜道や夜の部屋がほんと怖くなるので20年近く封印してました。
でも、京極夏彦さんにハマったのをきっかけに(元々妖怪図鑑などは読んでいたのですが)日本の怪談はちょっと大丈夫になり、びくびくしながら小泉八雲に手を出してみたり、ドキドキしながら上田秋成の『雨月物語』を読んだりしてました。全然見てないですが(平均起床時刻は8:15……なぜ15分早めて放送することにしたし、NHK……)連続テレビ小説で『ゲゲゲの女房』をやるようにもなってきてますしね。
そういう流れだったからこそ、四ッ谷先輩が、私の心に入り込んだのかもしれません。

なんか長くなりそうなのでたたみます。以下ウザ考察です。

幼い頃からミステリが好きで、探偵ものをよく読んでいました。そしてもちろん、探偵に憧れ、夢見、ドキドキしたものです。
はやみねかおるさんの[夢水清志郎]こと教授、島田荘司さんの[御手洗潔]さん、京極夏彦さんの[榎木津礼二郎]さん……このあたりの方々は私の青春を文字通り彩った存在でした。
海外ミステリも大好きで、ピーター・ウィムジィ卿やミス・マープルには大変興奮したものですが、その人柄に惹かれたというのはなぜかやはり日本の探偵ばかりなのです。
彼らの共通点は、
  ○無闇に偉そうで、
  ○日常生活を営むのが苦手(社会生活不適合者、と思っています)で、
  ○独特のしゃべり方で、
  ○役に立たないであろう知識をたくさん知っていて、
  ○長身傾向(かつガリガリ)で、
  ○物事の真実を捉えられる(推理力が高い)
ことでしょうか。要するに日常生活にいたら嫌だよこんな人! な方々です(笑)
ではどうしてそういう方が好きなのか。
日常生活で、まず出会わないからではないでしょうか。
私は怖い話が嫌いです。
もちろん、人が死ぬなんて、現実だったら耐えられません。
でも。
彼らがいれば。
ミステリで人が死んでしまっても、それが無残な最期でも、彼らが解決してくれるならば私は大丈夫なのです。
絶対に日常ではない彼らが。
私にとっての「非日常」である彼らが。
「非日常」である事件を解決する限り。
その「非日常」は、決して私の「日常」を侵食することはありません。
私は対岸から、高みから、離れたところから、彼らの知的ゲームを楽しめばいいだけなのです。
それは、とても安心できる楽しいこと。
此方と其方を区別できる限り、私は安全だから。
安全なスリリングほど、楽なことはないのです。
だから私は、日常生活からかけ離れた人が好き。
上から目線や長身や黒髪や何やかやは単なる個人的嗜好ですがwww

さて。
そうやって考えると、私が四ッ谷先輩を好きになる理由は明らかです。
意味不明な人物であり、基本的に上から目線の暴君タイプ。でもちゃんと考えて行動しており、その計画性には感服します。しゃべり方は独特ですし長身、食へのこだわりも半端ではありません。
うん。好きだね。
後は(一番重要なポイントだと思いますが)古舘春一先生の絵が好きなんですよ、すごく。
だから、全部アリ。好きとしか言いようがないのです。

しかし、これだけ好きと言いつつわたくしうっかりコミックス発売を知らなくて(爆)
発売から二週間ほどして慌てて買いに走ったのですが、どこにもないという恐ろしい状況を味わいました。
10店舗くらい回ってもなくて、ついにツイッターのカリスマ書店員さんに泣きついてようやく入手の目処が立って、でも自分でもどうしても見つけたくて思いつく限りの本屋さんを巡って。
ついに見つけたときは、泣きたくなりました。
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本屋さんでなかなか見つからないことが、既に怪談。伝説となりつつある気がします。
ともあれ、ようやく見つけたコミックス。早くも10回くらい読んでしまいました。読めば読むほど怖くなります、怪談。うひぃ。
自力で買った方は布教用に、お取り寄せしてもらった方は保存用にしようと思います。四ッ谷先輩の怪談は全三巻。一巻につき二冊買っても、六冊。
ああ、短いなあ。
……それでも、綺麗にまとまって(いささか綺麗すぎるほどに)いて、大好きな漫画になりました。
次回作に期待します(笑)

四ッ谷先輩のラスト怒涛のメタっぷりがすごく好きでした><
来週から寂しくなるなぁ。
posted by こうや at 23:00| 東京 ☔| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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