2016年10月31日

かぼちゃとおばけのお祭り

冬のハットにボーラーハットが欲しくて、これだけ欲しいのだから買えばいいじゃんと自分に言い聞かせて気合い入れてお店に行き、どきどきしながらかぶってみたら完全に小学生でした。ごきげんよう、こうやです。
臙脂のリボンを巻いた黒のボーラーハットは、間違いようもなく小学校のときの制帽でした。泣きながら脱ぎましたとも。この歳で頭だけ小学生とかどんな罰ですか。今年の冬はクロッシェで決まりです。もうボーラーハットは諦めた。
でも昨日、ボーラーハットを実に粋に被りこなしたおじさま(おじいさま、くらいのお年かも)と知り合いまして、もっと歳を重ねればまた違う被り方ができるかもと淡い期待を抱いています。

さて。
ハロウィンですね!
今年はろくにハロウィンらしいことをしていませんが、滑り込みでハロウィンを観てきました。
ええ。ここに。
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夢と冒険の海、でしたっけ。東京ディズニーシーです!
昨年からヴィランズというディズニー映画の悪役陣を主に据えている、ハロウィンの海。
ヴィランズの手下たちによるリクルーティングがえらい人気のようですが、こうやさんは主に食べ歩きとショー見物が目的!
そんなわけで、ショーを堪能してきました。

まずはディズニーシー15周年記念のショー。「クリスタルウィッシュジャーニー」です。これは通年やっているレギュラーショー扱いかしら。
ミッキーがぽんこ……いえいえ愕然レベルのおとぼけさんであること以外はかわいいショーです。ミッキよ、白と透明は同じ色ではないぞよ……(こだわり)
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いやでも楽しめますよ。特にドナパートとデジパートが素晴らしい。大好きである。どれだけアラジンが好きなんだろう自分。
でもせっかく海なんだからもっと活用すればいいのにね。ジェットスキーとカイトはサイコーかっこ良かったですが。

そして昼過ぎから始まるのが、ヴィランズが主役のハロウィンショー「The Villains World -wishes and disires-」です。スペルは勘です。
昨年のハロウィンショー「The Villains World」に15周年パートを足した特別版。昨年はヴィランズの素晴らしさを伝えるべく、客参加の手遊び場面がありましたが、そこがオールカット。
その代わり、めためたカッコいいダンスシーンが追加されてて目の保養だったのです!が!
ミッキが理解不能な発言をして、空気読めるマレフィセントさまに優しくついてきてもらう謎きっかけだったりして。
このふたつのショーを観て、あれもしかしてミッキってあたまわr……いえいえ世界のスターになんてことを!ただ口を開いたら残念な子なのではないかと……思って……しまいました……ごめんなさいごめんなさい全国の皆さんごめんなさい。それはきっと役者ではなく脚本の問題!こら!世界のミッキになんてことを!
……お願いだから怒らないでね?
でも、スタントも相変わらずでめちゃ素敵でしたです。
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これは惚れるよね。
そして、全員がポーズ決めて水柱がばしゃー!と上がるところとか、もう、鳥肌が立つってこういうことかと思うようなカッコ良さでした。
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観られて良かった!しあわせでした。
個人的には、ハデスさまとタイタン族の可愛らしさが健在だったこと、デジたんきっかけのアースラさまが本気で素敵かつ配下のタコさんたち(アースラさまには「テンタクルス」呼ばれてましたね)の色っぽい格好良さがさらに増していたのがうれしかったです。
楽曲は圧倒的にアラジンが好きですがヴィランズは元々アースラ大好き(ディズニー映画ではきちんと悪役ですが元は別に悪くないじゃんね?)、ストーリーはトイ・ストーリー3に軍配が上がるものの主役級だとズートピアにベタ惚れ。なかなか単純にこれが好きといえないこうやさんです。みんな好き。やだピーターパンも忘れちゃダメね。

何の話だ。

そだそだ。
もうひとつの目的、食べ歩き。
まず、朝ごはん代わりにいそいそと買いに行ったのは、ショーとタメを張れるくらいに楽しみにしていたこれです。
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リトルグリーンまん♡
色味変えたらスライムでいけそうなこの風貌、3つの味を楽しめるお得感、もうたまりませんです。
もちろん、食べるばかりがお目当てではございません。
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いえーい!スーベニアケース☆-(ノ゚Д゚)八(゚Д゚ )ノイエーイ
写真で見た瞬間、あまりのかわいさにノックアウトされてしまっていました。
我が家のリトルグリーンメンと一緒に。
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ああかわいい。ほんとかわいい。
いつからこんなにハマったのか分かりませんが、ある日気づいたらリトルグリーンメンが大好きになっていました。
今現在、この子たちをお持ち帰りし店内に自室もこんなことになっています。
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あーかわいい。我が家ではもっぱら「みつめちゃん」呼びですが、わとくんはおりません。かわいい。口から生まれ出でているわけではありません。

お昼あたりに食べた、新作メニューのこれもおいしかったです。9A76C2CD-41D2-4D4B-B807-FA6EAFF512F5.jpg
セイリング・ビュッフェとタートルトークの間あたりに新しくできたお店のベイクドポテト(ハニーマスタード)と、スパークリングカクテル(ピーチ&ウィスキー)。このね、じゃが芋さんがめっちゃおいしかった!ローズマリーも癖になります。たまらなかった。
お味がもうひとつあったので、次はベーコン&チーズを頼んでみたいな♪

アースラ好きとしてはスペシャルうきわまんも外せません。
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毒々しい色味のうきわまん、中身はピリ辛シュリンプさん。普通のうきわまんより好きだ……通年で出してほしい……大満足でした。

そしてラストは、秋冬に飲みたくなる甘〜いドリンク。
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ダッフィーのベリーミルクティーでした。ピーチミルクティーが大好きだったのですが、こちらもなかなか。
ほぼ店内に入っていませんが、充分充分www

15周年の海、楽しめました。
一年の大半が過酷な環境ですが、冬はまたグッズがかわいいですしショーもめちゃキュートなので楽しみにしています。
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年明けにはクリスタル夜公演もあるそうで、また違った美しさかなと楽しみ。
posted by こうや at 23:38| 東京 ☀| Comment(1) | 旅行/遊興 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月29日

きょうのおはなし

先日聞いていたラジオで、全国のマンホールを撮影している方がマンホールの魅力を熱く語ってらっしゃいました。
たしかに土地土地で個性的かつ愛らしいデザインのマンホールはよく見ますが、マンホールモチーフのグッズやマンホールカード(マンホールの写真、撮影場所の緯度経度、デザインの由来などマンホールに関する情報が盛りだくさんらしい!)まであると知ってすごいなーとぽかんとしてました。
でも、我が家にもあるわ、マンホールモチーフグッズ。
ええ。カープ坊やのマンホールモチーフミニタオル&コースターです。めちゃかわ。
こういう感じのマンホールコースターがあちこちにあるなら、ちょっと欲しくなるかもしれませんね。
ごきげんよう、こうやです。でも旅行先でマンホールの写真を撮りまくるような趣味は増やさないよ。これ以上興味の幅を広げたらもう誰もついてきてくれない気がするよ。まあ、もう手遅れかもしれないけれど。

さて。
あー日本シリーズ第6戦だよーーーうわーーーもー胃が痛いよーーーもーーー
本当は、神保町ブックフェスティバルの話とかしたいのです。今回も結局、悩みに悩んで東京創元社と光文社、早川書房さんのお世話になりました。創元SFの50周年記念ブックカバーをゲットできたのが個人的には一番の収穫かも。蔵書印まつりにまで手を出せなかったのは仕方ないですし、古本まつりに顔を出す余裕もなかったのですが、けっこうな満足感。見逃して悔しいものもいくつかありますが、まあいいや。
あの雰囲気が楽しいですよね。収穫片手に喫茶店に行ってわくわく読むのも楽しい。ここで珈琲飲んじゃってごめんなさい。ごめんなさいってこともないのでしょうが。
でもさ、今さ、気分は完全に日本シリーズモードなのよ。頼むよ。明日もやってくれよ。今わたしが言いたいのはそれだけだよ。頼むよほんと。頼むよ。胃がきりきりするよ。ああもう。
posted by こうや at 22:03| 東京 ☀| Comment(0) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月28日

いつまで続くやら

炊けたご飯がおいしくてほくほくしてます。
秋は白米のおいしい季節。ごきげんよう、こうやです。
しゃもじを入手したところ、ご飯がくっつかずに取れるので小躍りしてます。桜のおしゃもじで快適!
朝晩こまめに茎ほうじ茶か煎り番茶を飲み、のんびり時間にはお薄を点てていただいて、夜はお布団でぐっすり。白米大好きで、なんだかんだわたしは心底日本人なのだなと痛感しています。

さて。
日本シリーズが、面白いです。こんなに野球注目してるの甲子園や大学野球以来かも。
『赤ヘル1975』以来突然はまったプロ野球、クライマックスシリーズからラジオで試合を聴き始め、広島に横浜、そして日本シリーズでは日ハムと広島に毎晩にこにこしています。
名前も投げ方?もいろいろ分かってきました。楽しいね。
赤ヘルのせいで広島贔屓、特に小窪哲也選手を猛烈に応援しておりますが、いやどの選手もかわいい!
横浜は言ってもわずかな試合しか聞いてないので筒香と梶谷くらいなものですが、日ハムには元から知ってる大谷翔平に中田翔、名前が衝撃の岡大海。日本シリーズでは名前を聞かないですが、斎藤佑樹投手も日ハムですよね。どの選手も大活躍で実に素晴らしい。あとレアードすごすぎでしょかわいすぎでしょ。寿司ー!
しかしなんといっても広島。引退を発表した黒田博樹投手には何よりのプレゼント、リーグ優勝だけでなく日本一を餞としたいですし、何だかんだの新井さん、小窪哲也にキクマルタナ。まさに巨砲のエルドレッドに愛されキャラの石原、後輩の會澤も良い捕手です。サードの安部も悔しいけれど実に良い選手、ジョンソンジャクソンヘーゲンス、下水流に鈴木誠也だって素晴らしい!

そんなわけで、とりあえずこんな感じで応援してます。
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広島銘菓をたっぷりいただいてラジオにかじりついているのだ。もみじ饅頭は全部違うお店のものという気合いの入りよう。ひとつだけ形の違うのは、八朔銘菓のせとこまち。甘酸っぱくて大好きなお菓子なのです。たぶんわたし、ベルガモット除く柑橘系のことを好きすぎるのだと思う。
そうそう、この一番手前のもみじ饅頭、みてくださいよ。これ。個包装がすごくないですか。
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カープ坊やすごいねw いろんなコラボしています。個人的には右下の千利休風の子がかわいすぎてにやにや。

昨日までの5戦、日ハムが王手とはいえお互いホームでの勝利となると地元ファンはそりゃ盛り上がりますし、この土日はもう大変な騒ぎになります!ね!
土日の試合は調べてみたら18時半開始のようなので、なんか、スポーツバー的なところにでも行って大画面で応援してみようかなとすら思っています。うふふー
もしかしたら変わらず家でラジオ観戦かも分かりませんが、せっかく盛り上がっているので楽しみきりたいものですね。
ホームで2連勝して、黒田を勝利投手にして優勝してほしいなぁ……

そうそう、いつかのお昼にはこんなものも食べてました。
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ボールパークドッグ、アボカド。自力でかけた割にケチャップとマスタードうまくいってうれしいやーつです。
それと、ハロウィンパンプキンラテ。ハロウィン限定ドリンクなのですがかなり大ヒットなおいしさなのです。野球観戦気分でいただきました。ハロウィン過ぎたら飲めなくなるのは寂しいですが、クリスマスシーズンはティラミスラテが控えているようなのでそちらも楽しみっ。

ちょっとまとまりはないですがこのあたりで。
ではまた。
posted by こうや at 01:43| 東京 ☀| Comment(0) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月27日

ハロウィンの奇跡

みなさまごきげんよう♡
こうやです♡

みなさま……ポケモンGOはやってますか?
あの、公開当初は社会現象にまでなりましたポケモンGO。
まだまだ問題は出ているようですが、少し落ち着いてきたようにも思えるポケモンGOが、昨日から初めてのイベント期間に突入しています。
時期的に、分かりますね。
そう、ハロウィンイベントです。
ハロウィンイベント中、相棒ポケモンはいつもの1/4の距離でアメをゲットできるようになりました。
また、捕まえたり博士に送りつけたときにもらえるアメがいつもより増えているようです。
何より、野生のポケモンが、ハロウィン仕様になっています。
そう。
コラッタやポッポくらいの勢いで。
出てくるのです。

ゴースが。

ゴーストが。

泣き崩れますよね。

どうやらゴースやゴーストが山ほど出るようになったらしいという話を聞いたのは、昨日のお昼のこと。
近所のタリーズでその話を聞いたので、なるほどこれはアメ大量ゲットのチャンスかなと思いながら軽い気持ちでポケモンGOを起動して。

泣き崩れますよね。

サインイン画面、これまでは注意を促す文言と、スマホを見つめる主人公の目の前にギャラドスが立ちふさがるイラストでした。
それが。

主人公の目の前にある大樹の根元の薄暗がりに、照れたように微笑むのは、濃い紫のオーラを立ち昇らせ深い色の姿と美しい歯を控えめに見せ、熱い眼差しが印象的な。

ゲンガー。

ゲンガーたんです{`w´}

初めての!イベントで!ゲンガーが!前面に!出てる!

これを喜ばずして何を喜べというの!?!?ねえ!?!?!?
きゃーーーーーーーーーーーー

思わず叫びましたしスマホは取り落としました。
基本的に日常生活にポケモンGOを添えるのみ、のんびりやっていたわたし。
なんとか手にしたゴースのアメは86個、ハロウィンまでにゲンガーたんと会えるよう、相棒ポケモンに選んだゴーストとともに120kmあまりを歩き続けていたところ。
それが。
たったの半日で。
ゴースのアメは250個まで急増します。
そして。
10月27日、そうこの日。今日。
わたしは。
わたしの。
ゲンガーに。
ついに、出会うことが、できたのです。

しあわせだ……

せっかくのイベント期間なので、今は別の子を相棒にしてせっせとアメをゲットしていますが、都度都度画面を開いてはゲンガーたんと目を合わせて微笑んでしまっています。

しあわせです。

ポケモンGO、もうやめてもいいかもしれないと思ってしまうくらいには、しあわせです。
でも、今のポケモンは121種類。あと21種類で国内コンプリートだったかな。
ゲンガーたんをもっと強化したいところもありますし、もう少し、がんばろうかな。

あー。
ゲンガーたんかわいい。
かわいいよゲンガー。
ついに会えたね……わたしのお嫁さん……♡
posted by こうや at 20:06| 東京 ☀| Comment(0) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月26日

SKI2016-13 そして竹林へ

秋色の掛布団カバーを買って意気揚々と替えてみたら、夏色の掛布団カバーとほとんど雰囲気が変わらなくて愕然としています。
好きな肌触りのものが限定されすぎているせいですね。ごきげんよう、こうやです。
シーツも同じ素材の同系色しかないので、もう仕方ないです。一年中同じ色味。

さて、ゆるゆると2日目の午後を過ごしてますよ。
天龍寺を後にして、ゆるい坂を上がって北上。
縁結びで知られる神様を目指して左折した瞬間、すさまじい既視感に襲われました。
あれ……わたしここ、来たことある……っ!
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すっかり忘れていたのですが、卒業旅行で友人と嵐山に来たときに通ったようです。
つまり、初めてだと思ったあの神社も、既に経験済み……
うっかりぽんなこうやさん、苦笑しながら竹林を越えた先は、野宮神社でした。
斎宮が禊を行ったなんて信じられないくらいこぢんまりとした小さなお社は、人がごった返しています。
お参りをして、ぐるりと回って御朱印をいただきました。あらかじめ書いている紙をいただくタイプ。
驚くほどの竹林なので、風が吹くとさらさらさらと葉擦れの音が。その爽やかさは、京都の風の音と言われれば納得するほどでした。
竹の音は良いものです。

野宮神社を後にして、竹林の小径を再度お散歩。嵐山の目抜き通り(通りの名前を知りませぬ)に戻ってそそくさと向かった先は。
喫茶コーナーがありそうだぞ、と目星をつけていた、老松さんです!
夏柑糖という爽やかなお菓子が夏の定番であるこの和菓子屋さん、新宿にも店舗はあるものの、喫茶に入るのは初めて。
どきどきしながら通された先は、思わぬゆったりとした席に、坪庭が優しい安らぎを与える夢のような空間でした。
夏柑糖の時期は過ぎてしまっていましたが、代わりに晩柑が出ていたので頼みます。
間もなく、運ばれてきたものは。
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まるまる半分出てきたぞwww
晩柑は、グレープフルーツの中身をくりぬき、たっぷり果汁をゼリー寄せにして中に詰め直したなんとも贅沢な一品。夏柑糖はグレープフルーツの代わりに夏みかんを使っています。
爽やかな香りと甘みがたまりません。疲れて渇いた身体に染み込みます……ふうううう
あったかいお茶と、晩柑。
このままいつまでもぼーっとしていられそうなほど、しあわせな時間を過ごすことができました。

力を戻して渡る渡月橋。
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なんともいえない眺めです。

そろそろ京都市内に戻りたい気持ちもあるものの、このまま戻るのもな、という気もあり。
少し悩んで、駅近くの神社にお邪魔してみました。
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櫟谷宗像神社、だそうです。
お金の神様だとのことでしたので、そういうお願い事をしてみたものの、お参りが済んで振り返った瞬間、目に飛び込んできた幟に鮮やかに染め抜かれた文字は。
「えんむすび」
えー!お参り前に言ってよー!笑
思わず笑ってしまいましたが、モンキーパークに隣接した面白い立地のこの神社。ちょっとした清涼剤になりました。

到着したときからひたすら疲れ果てていた嵐山編もこのあたりで。
大好きな阪急の、抹茶色の座席に身体を沈めて、一路、四条に戻ります。

そろそろいい加減に2日目を終えたいものですね。どうやったらさくさく進むのかしら。
ではまたね。
posted by こうや at 20:33| 東京 ☀| Comment(0) | 旅行/遊興 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月25日

焼きまんじゅう原理主義穏健派

やっぱりホームは強いなあ。
そしてどちらの四番打者もさすがの貫禄、カッコいいねえ。
ごきげんよう、こうやです。

さて。
皆さんの地元には、いわゆる郷土料理や地元グルメのようなものはありますか。
いまいちどこの出身でどこが地元と呼べるか判然としないわたしですが、地元メシにはそれなりにこだわりがあります。

わたしがこだわる地元メシは、その名も焼きまんじゅうといいます。
群馬県のローカルフードなのですが、なかなか他人に伝わらないものだったり、します。
焼きまんじゅう。
皆さまこの言葉からどんなどんなものを想像するでしょうか?
要するにおまんじゅうを焼いたものなのです。
そうなのです。
つまり、こんなものです。
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大丈夫でしょうか、イメージしたものとだいたい一緒でしたか?
この焼きまんじゅうとは、ふかしたおまんじゅう(日本のいわゆるおまんじゅうよりも中国の饅頭寄り、要するに肉まんの皮だけを想像してください)を竹串に刺して、黒糖などで甘くした味噌ダレをつけて焼いたものです。お祭りの屋台などで売っていて、これを焼くのは炭火焼の焼き鳥を焼くときに使うようなアレなので、直火にかけて味噌ダレに少し焦げ目がついたあたりがとってもおいしくてはふはふしながら焼きたてにかぶりつくのが至福。
たぶん、思いついたように時折ブログにも書いていたような気もします。

そんな焼きまんじゅう、先日東銀座のぐんまちゃん家前を通りかかったら売っていたので、まんまと吸い込まれてきました。
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東京まで出てくる焼きまんじゅう屋さんなので、非群馬県民にも配慮してか「あん入り」なる謎の焼きまんじゅうも売っていました。聞いてみたところこしあんが入っているそうな。なんだそれ!焼きまんじゅうなのか!?そのまま食べろよ!そのままの君がいいんだよ!
とは思ったものの、穏健派なのでまあいいかと自分も日和ってミニサイズとやらの焼きまんじゅうを購入。4つ1串で150円。串は抜かれてました……
一番最初の写真でいうと、右上が一番スタンダードな焼きまんじゅう、真ん中がミニサイズ、左下がどうもあん入りのよう。サイズの違いが伝わりますかしら。
ミニサイズ、ぺろりと平らげてしまったので、普通の焼きまんじゅうでも余裕だったかもしれません。この焼きまんじゅうが好物すぎて、小学生のときでも2串3串当たり前だったなと思い出しました。その代わり、その後のごはんは一切入りませんでしたが。

そんな穏健派こうやさん。
もし過激派だったら暴れていたのではないかと思うようなメニューも、店頭にはありました。
どどーん。
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焼きまんじゅうパフェwwwww
なにそれwwwww
ぐんまちゃん家にソフトクリームマシンがあるから思いついただけなのではwwwww
見つけた瞬間爆笑してしまいました。夏だったら頼んでた!笑
味噌ダレとソフトクリームは案外相性が良いような気もしますし、実際そこそこ売れ行きは良さそうでした。
あん入りの焼きまんじゅうは即座に許容しかねますが、こういうアレンジは嫌いではありません。
もしかして、食べてみたらあん入りの焼きまんじゅうも好きになるかもしれませんが、それは裏切りのような気がして躊躇してしまってます。
そもそも自分の故郷でもないのでエセソウルフードという噂もありますが。

聞いてみたところ、ほぼ毎月数日間とはいえ出しているそうなので、気になる方はぜひ。
冷凍焼きまんじゅうもぐんまちゃん家では常時売っていますが、家で焼いてもあの味にはならないのです。炭火焼?むしろ直火大事。
ついでに峠の釜めしの出張販売もあり、まんまと指をくわえたこうやさんでした。
posted by こうや at 23:01| 東京 ☀| Comment(0) | ごはん/甘味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月24日

In the name of the moon, I shall punish you !!

日本シリーズがまさかの広島2連勝に始まり、大変ほくほくしています。
ごきげんよう、こうやです。
この次は日ハムのホームグラウンド、札幌ドームでの対戦なんですよね。日ハムにもぜひがんばってほしいところですが、第3戦は先発が黒田投手とのことなので、ぜひ勝利投手になってほしい、とも思ってしまいます。頑張っている人たちみんなが報われる訳ではないのが勝負事の辛いところ。

さて。
最近2.5次元舞台と呼ばれる舞台を観るようになっておりますが、先日もいそいそと伺ってきました。
『セーラームーンミュージカル』です。
言わずと知れた『美少女戦士セーラームーン』の実写舞台であるこの舞台、なんと1993年から始まっていて2.5次元舞台の先駆けかもしれません。そういえば今をときめく北川景子さんはセーラーマーズ出身だったりもしますよね。このあたり詳しくないので後で調べてみようかな。
2005年まで長く舞台版の上演があり、8年ぶりに2013年から新作としてまた上演が始まりました。
わたしは2015年の『美少女戦士セーラームーン-Un Nouveau Voyage-』(デス・バスターズ編)が初めての観劇で、つまり今回の『美少女戦士セーラームーン-Amour Eternal-』(デッドムーン編)は2回目。
どちらもアニメシリーズで親しんだところでもあり、大変楽しめました。
特に今回は局所的に大変著しい影響を与えたことで知られるアマゾン・トリオが出演!ひゃふ!
そして、デッドムーン・サーカス団が本当にサーカスな感じで大変すごかったです。
そう。
今回、なんかもう、レベル高かった……

デッドムーン・サーカス団のアンサンブルが本当にサーカスみたいな、よくこんな狭い舞台上でと思うような華麗でしなやかな動きを見せており、ペガサスのエリオスは目を奪われるような鮮烈な身体表現。なんと!?と思ったら、エリオス役の方はコンテンポラリー出身だそうで、それも納得でした。サーカス団の皆さんはダンサーとアクロバット・ダンスの方で、こちらも納得。あんなレベル高いアンサンブルいたらそれだけで観に来た甲斐がありました。

あとは宝塚出身が増えましたね!
我らがタキシード仮面さまは大和悠河さん、ウラヌスとネプチューンはそれぞれ汐月しゅうさんと藤岡沙也香(元・月野姫花)さん、ネヘレニアは大月さゆさん、タイガーズ・アイは安藤千尋(元・飛河蘭)さん……
思い出せるだけでこれくらいかな。
ウラネプは公式がネプウラって感じでどこまでもいちゃいちゃし続けているし、ネヘレニアは色悪女の役なのにさゆたんのイメージがあるからどこか凛として見えてしまうし、虎ちゃんはもう出てきてすぐの気持ち良さそうに歌うシーンで涙出そうになるし、まもちゃんは……登場の瞬間とフィナーレの格好良さがやばい出てきたぞって感じでした。フィナーレ、完全に大和悠河さんのトップ公演男役群舞って感じでばちこんばちこんウィンク飛ばしててやばかった。あと、フィナーレの手拍子の揃い方が半端なくてトップさん会すごいなって思いました。

前回の舞台から引き続き、脚本・演出されている方が演劇集団円の方だと知り、それも納得。いやぁ今回は本当に眼福で……このわたしが思わず終演後DVD予約に走ったほどです。皆さん大熱演でした。

脳みそ溶けてるせいでろくに書けてる感じがしませんが、きちんとセーラームーンでありながら実写舞台でもある、その意義もあるというのは素晴らしいと思いましたです。
あと、アマゾン・トリオで一番好きだったフィッシュ・アイとハイタッチできたのが良い思い出になりました。
よくあの話数をこの時間に詰め込めた……凝縮舞台っぷりも素晴らしかったです。

東京公演は終わってしまいましたが、次は大阪公演もあるそうで、そちらのご盛況も祈りつつ。
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未だ衰えぬ人気を誇り、色褪せぬ魅力を放つセーラームーンは、素晴らしいコンテンツですね。
ムーンライト伝説は今聴いても最高に心躍る曲だなぁ……
posted by こうや at 00:45| 東京 ☀| Comment(0) | 映画/舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月23日

禅の教え、突き詰めてぶっ飛びKAWAII

えっと……今日……冬……?
突然の気温の変化にとても身体がついていきません。
ごきげんよう、こうやです。
寒さに震えて飛び込んだスタバでようやくTEAVANAを飲めました。ゆずシトラスティー。口に含むたび、鼻先にもわんと残る香料が気になりますが、火傷しない程度に熱い液体がお腹まで染み渡っていくしあわせに心底ほうっと安堵のため息。ああー……お茶、しあわせ……

さて。
芸術の秋ということもありまして、伺ってきました美術館。
気になるところは数あれど、まずはこちら。
出光美術館で11/13まで開催されている、大仙酷Wです。
最近は「かわいい」日本画としても評判らしい仙高ウんとは、臨済宗の僧侶。「博多の仙高ウん」として絶大な人気を誇る方だそうです。
不勉強ゆえ存じ上げなかったのですが、薦められるがままにほわわんとお邪魔して、大変しあわせな思いを致しました。

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まずもって、このチケットのかわいらしさが群を抜いていますよね。なんだこれ。たまらぬ。
臨済宗は問答を繰り返して悟りを開いていくため、とにかく普通と違った思考法が求められるのか、ぶっ飛んだお坊さんが出てくるイメージがあります。
そういえば現在絶賛連載中(……)の旅行記でも、2日目にお邪魔したお寺はどれも臨済宗でした。ユニークなお寺の数々、決して嫌いではありません。むしろ大好き。
その中でも印象的だった鈴虫寺の御説法を思わせるような、仙高ウんの作品の数々でした。

どの絵も本当にお顔が良いの。
良いお顔をした七福神やお釈迦様、人間味あふれる禅僧たち、のびのびとした子どもらになんともいえぬ愛嬌をたたえた動物たち……
仙高ウんが限りない愛をもって眺めている様子が伝わります。世界とはこんなにも楽しげなものだったのか。
その一方で、円相図など禅の教えをシンプルにあらわしたものもあり。けれどもそれも、添えられた文章になんともいえぬ可笑しみがたたえられ、そこからも仙高ウんのお人柄に触れられてうっとりとしました。
あまり広くはない会場ですが、縦横無尽な仙高ウんの作品の魅力にたっぷりと包まれる、とても良い展覧会です。
個人的には絶筆碑画賛と指月布袋画賛がたまりませんでした。布袋さまはモチーフキャラクターにもなっている、たとえようもなく愛らしいお姿ですし、絶筆碑画賛に至っては、日に日に増え続ける書画の依頼に悲鳴を挙げた仙高ウんがわざわざ丁寧に碑を建て絵までしたためて宣言した(ものの結局断りきれずに絶筆はならなかった)痛烈なもの。あの力を入れた絶筆碑画、いやあ素晴らしい。
グッズショップでもうっとり眺めてしまいました。さじ加減もたまらないなぁ。ああでもあれもこれもポストカードにしてくれればいいのに!
今現在は、ほぼフルカラーで厚さ5cmほどの図録2,400円を買うかどうか悩みに悩んでいるところです。図録、読むかしら……でも、本当に良いお顔の作品ばかりで、こんなに勢ぞろいで見られる機会はなかなかなさそうだし……うれしい悲鳴。
大胆な略図に、迷いのない筆さばき。竹を描いたものなど、あまりのうつくしさに恍惚としてしまうほどだったのでやっぱり図録買おうかなぁ!

仙高ウんをまったく知らなかったわたしですら心酔してしまいかけるのですから、この展覧会は本当におすすめです。
単純にかわいらしい作品で目の保養でも充分だと思います。
ぜひに、ぜひに。
posted by こうや at 22:46| 東京 ☀| Comment(0) | 美術/音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月22日

SKI2016-12 足の裏の快楽

夏だと思ってみたり、冬だと思ってみたり、気温の落差が激しいこんな時期が秋なんでしたっけ。
毎年、何が秋だったか分からなくて首をひねってしまいます。
ごきげんよう、こうやです。

あんみつを食べて少し回復したこうやさん、目の前にある天龍寺になんとなく入ってみることにしました。
ほぼ予備知識のなかった天龍寺ですが、お庭を眺めるだけとお庭と室内に入れる2種類の観覧券があり、両方行ってみました。それが、大当たりだったよです。

まずは屋内に入ってみます。
靴を脱いで上がって、衝撃を受けました。
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靴下を通しても分かるほど、明らかに床がすべすべしています。
ただつるつるしているのではなく、しっとりと水分もしくは油分を含んで、湿り気のあるすべすべ。木を接いでいる凹凸は感じますがそれが引っかかることの一切ない、ほうとため息をついてうっとり堪能するより他ない、この床。
なんだ、この床。
素晴らしすぎる。
床というか、縁側というべきなのでしょうか。回廊?お寺の各部の名称に詳しくないので申し訳ないのですが、もうとにかく歩くことが快楽すぎて、その触感の記憶ばかりが思い出されます。
各室は畳敷きなのですが、ひたすらに外側ばかり歩いていました。しあわせだった。全部歩き尽くす勢いでした。この瞬間、明らかに触覚優位で動いていた。視覚の記憶はぼんやりしています。

入口そばにはうつくしい雲龍図もありました。ぐるりと巡ってからじっくり鑑賞。
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襖からはみださんばかりに描かれた大きな龍は、猛々しい一方でどことなくひょうきんな愛嬌も兼ね備えています。
曽我蕭白の手によるものとされ、一度は遠くボストンまで旅をしたこの龍をおそるべき間近で眺められるのも魅力。良い図です。
満足してしまったので、天井画の方の雲龍図は見そびれました。てへ。

お庭も散策。焼失の影響でほとんどは明治以降のものだそうです。鮮やかな緑の下、ちょっとしたトレッキングだこれ。坂を上がり上がり……
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見えた光景の美しさに目をうばわれてみたり。

良い感触と眼福にほくほくふらふらしながら天龍寺を後にしました。
あの足の裏の感覚は、なかなかたとえようもありません。天龍寺は臨済宗のお寺だそうですが、鈴虫寺でも苔寺でも気付かなかった感覚。あんな廊下のある家に住んだら、あまりのしあわせにくらくら倒れてしまいそう。
得たものが多すぎて消化しきれぬまま、ふわふわと北へ向かいます。

今日はこのあたりで。
明日には、嵐山から出ていけるかな……
ではまたね。
posted by こうや at 11:27| 東京 ☀| Comment(0) | 旅行/遊興 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月20日

えーいさらさ、えいさらさー

今週は狂言づいています。
ごきげんよう、こうやです。
ふわふわ大満足でおりゃる。

まあわりかし分かりやすくついに完落ちした感じなのですが、狂言にはまっています。
主に万作の会の演者さんが出られている舞台に通ってはにまにましていたり。
狂言は、良くて2日、下手したら1日しか幕が上がらず、それも平気で演目も演者も場所も!!!変えてくるので、観たい演目と観たい演者がいたら飛びつくしかありません。
今をときめく野村萬斎さん(実際、若い観客層はほとんどが萬斎さんきっかけだと分かるくらい萬斎さんの話しかしていないことも)はもちろんですが、それ以外にもその芸に惚れ込んだ演者さんがいるものですからさあ大変。
今日はこちら、明日はあちらと情報を得るたびに手帳を開いて艱難辛苦。
これは行けるかな、あれは諦めよう、それは厳しいけれどこの演目を逃すと二度とないかもしれぬ……
長い公演期間に慣れている身からすると大変な騒ぎですが、一度行けば2〜3本はバラエティに富んだ演目を楽しめるわけでうれしい悲鳴という噂もあり、なかなかこれは奥が深いものですね。

そんなわけで本日は、国立能楽堂にいそいそと伺ってきました。
千駄ヶ谷にある能楽堂は、幼いわたしが能狂言を生まれて初めて観た思い出の会場です。
でもその記憶にある劇場よりもよっぽど綺麗になってるー!
ちょっと感慨深くなりながら、淡白色に佇むやわらかい座席に身を沈めました。

本日の演目は3つ。
『萩大名』は、呆れるほど物覚えの悪いとんちき大名となんとか仕える割に風流な太郎冠者が、国へ帰る前に遊山をする話。太郎冠者とっておきの庭へ誘うも、その庭を楽しむには一段難しい(大名にとっては)試練があり……
とんちき大名の大名乗りを楽しめましたし、とぼけた萬斎大名と弱り果てる修一太郎冠者、手厳しい風流人の和憲亭主のやり取りに大笑いしました。和歌、覚えちゃったよ。(笑)

続いては『連歌盗人』。野村万作・萬斎氏、石田幸雄氏の共演という垂涎、それも趣味ある者なら有徳人の振る舞いも納得しないではない個人的に大好きな作品です。
いやぁ良かった……こちらも定番のお楽しみあり、小舞まで堪能できるとあって、遠慮なく笑わせていただきました。

そして『首引』。今宵の姫鬼は一段と愛らしくて参ります。また親鬼の可愛がりぶりももはや清々しいほど。
鬼より怖い鎮西八郎為朝の名の鳴り響き方にもなんだか納得の域。

あちこちに各演目のあらすじは山のように書いてありますし、パンフレットを読んでもさらにさらに書いてあったりもしますが、個人的に書きたいあたりまでで留めてみました。というかほとんど覚え書き。
挟まっていたチラシを眺めながら、次はどれにいこうかと楽しく算段しているところです。
2つばかり、行きたくてたまらぬ舞台がありますが、このあたり仕事の都合がちょっと分からないんだよなぁ……どうしようかなぁ……
それでも、先月末と今月頭の厳島神社能舞台での奉納に行かなかったのは我ながら偉いと思っています。(危うくチケットを手配しかけていましたが、両日とも仕事で……)金沢の万作さんトークショーも行きたかった(申し込みかけましたがあいにく急な仕事が……)(仕事がなきゃ行くのか!)

ところで、旅行記終わってないね。
明日あたりからまたがんばりますー……
ではまたね。
posted by こうや at 22:12| 東京 ☀| Comment(0) | 映画/舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月18日

演劇・ゴジラ・シェイクスピア

終わらない仕事を定時に放り投げて、走りに走って滑り込んできました。
早稲田大学演劇博物館主催、シェイクスピア没後400年記念特別展「沙翁復興ー逍遙からNINAGAWAまで」関連イベント「狂言とシェイクスピアの出会い」​@早稲田大学大隈大講堂っ(≧∇≦)
ご出演はもちろん、野村萬斎さん。聞き手は演劇博物館副館長の児玉竜一先生です。

もう……最高でした……

昭和元禄落語心中とのコラボイベントを大隈講堂でやると聞きつけたものの、とっくに申込期間は締め切られていた上に逆立ちしても参加できない日時だったため歯噛みしていたとき、偶然に見つけたこのイベント。
小躍りしながら申し込み、最後方の席ながらなんとか滑り込みで当選したのです。
喬太郎師匠の死神もめっちゃくちゃ聞きたかったけれど(昨年ご縁があってから、すっかりファンなのだ)、こちらも楽しみ♪

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イギリスから帰ってきたばかりの萬斎さん。光沢のある茶色のスーツ(遠目のためどんな洋服かよく分かりませんでしたがたぶんスーツ……)に合わせたのは、ロンドンのポール・スミスで買ったという「手が上を向いたゴジラのネクタイ」!
店員さんはダイナソーと言っていましたが、これはゴジラだ!と嬉々として買われたそうです。ちなみに靴下もおそろいとのこと。笑

そんなシン・ゴジラのお話に始まり、幼少期の演劇との関わりからシェイクスピアとの出会い、そして演じるまで、たくさんたくさんお話しいただきました。
まだその余韻にふわふわしていますが、抜粋。

まずシン・ゴジラ。
『のぼうの城』でご縁のあった樋口監督から直にお伺いがあり、まず監督陣とお会いしてどんなことができるかを伝え、ご了解いただいてから実際の演技に入ったそう。
モーションキャプチャーの時には着込むところから含めて半日ゴジラを演じっぱなし!実際に撮影したのは2〜3時間ほどだったそうですが、クタクタになりましたと。
モーションキャプチャーとしては立ち上がるところからやった筈で、いわゆる蒲田くん(まさか萬斎さんの口から「蒲田くん」を聞こうとは!)はやっていない筈……だけれど疲れ果てていたためよく覚えていませんとのことでした。笑。
演じるときには切り顎の面を着けたいと要望し、それを作っていただくまでに2〜3回やり取りをしたそうです。狂言で四つ足の動物を演じるときもそうですが、やはり面があることでなりきっていけると。
このあたり、何度も立ち上がっては実演していただき、拍手が起きると「所詮肉体労働者ですから」と笑いもとっていました。
火を吐くシーンも演じました。そのときは、能の道成寺での清姫の動きを参考にしたそうです。エネルギーを放出するイメージは同じ、と。自分は実際に道成寺でそれを演じることはないけれど、能と狂言は親戚同士ということで参考にしましたとのこと。

人でないものつながり?として、昭和天皇も演じられましたねと児玉先生。
そこつなげる!?と笑いつつ、やはりその他の人(というと語弊があるかもしれませんが)と一線を画す存在として古典芸能の演者が演じることの多い昭和天皇をやらせていただきました。
能狂言での全体の見わたし方や、ジャパンフェスでロンドンへ行ったときの打ち上げで皇太子殿下が演説をなさったときの、誰のことも見ていないけれどすべてを見通している、あなたに語りかけていますということがはっきりと伝わる視線や動きが、大変参考になったとのことでした。

そもそもお母さまの影響で本を読むようになり、中学生のときにシェイクスピアを勧められたものの、脚本の読み方に慣れていなかったため読み通すこと自体が大変だったそう。お父さまにはむしろ中国の京劇やポーランドの前衛芸術・カントールなどに連れて行かれ、衝撃を受けたそうです。そりゃそうだ……
シェイクスピアを見始めたのは大学に入ってからで、ほぼ同時期に演じるようになったと。
それ以前にも演劇集団円の方と共演の機会はありましたが、本格的に組むことになるハムレットのオファーがあったとき、お父さまにそのことを伝えると、
「やっていいかどうかではなく、わたしもハムレットをやらないかと誘われたことがある」と許可がどうの以前に張り合われた、と、笑い混じりにおっしゃっていました。親子以前に別個の演者として対抗意識があったのかも、と。
その後、ウィンザーとヘンリー4世を翻案した「法螺侍」をジャパンフェスでロンドンへ持って行き、高橋康也先生の緻密に考えられた翻案と字幕の妙もあって好評を得た。
そして、イギリスで演じることで教わることも多いと思い、文化庁芸術家在外研修制度を利用してロンドンへ留学したそうです。
ただ、ロンドンでシェイクスピアをやりに来たというと「退屈なものを!」だの「つまらないよ!」といった反応を受けて、これはまさに日本で能狂言が好きと言ったときと同じ反応だ、と思ったそうです。
イギリスのシェイクスピアは長い伝統とはいえ脚本と劇場くらいしか残っていませんが、狂言はそれに加えて型……演出方法も伝わっており、それは大きな強みだと考えたそう。ただその頃イギリスでもフィジカルシアターが台頭してきており、それは良かったと。
リニューアルしてロンドンのグローブ座は、橋掛かりがないくらいで能舞台と近いと感じたそうです。また、イギリスの舞台はどうしても舞台を作り込み「足し算」で解決しようとしていきますが、それはグローブ座には馴染まない。むしろ引き算で解決しようとする能狂言の方が、観客に「約束事」を押し付けていけてグローブ座で演じることには馴染むだろう、など。

途中からは実際の映像もふんだんに取り入れてお話しくださいました。
法螺侍、は実演でしたか。まちがいの狂言、国盗人、マクベス。
どれも本当に魅力的でうわあああ全編観たいぃぃぃ!
生で見逃している自分を叱りつけてやりたいほどでした。
他にも魅力満載で、シェイクスピアをやるにあたって河合祥一郎さんと夜っぴて翻訳して新訳を作り上げたり(大学時代にそれを聞けていたらもう少しまともな発表ができたかも!)舞台に乗せるにあたっても引き算や面を活用したりと、ああもう全部書き起こして残しておきたいほどですが語りつくせませんのでこのあたりで。
本当に素晴らしい時間をありがとうございましたとしか言いようがありませんでした。

ふわふわと夢見心地で講堂を出て、ふと河合祥一郎さん版のマクベスを読みたくなりあゆみブックスへ急ぎます。そのまま神楽坂まで歩いて一杯やろうかななんて思っていたら。
ない。
ない……っ!
それに気づいた瞬間、踵を返して高田馬場まで猛然と歩き、芳林堂書店へ駆け込みました。
そこでも、ない。
……そこで気づきます。なんで日本作家「河合祥一郎」で探しているのだわたし。
心を落ち着かせてから、海外作家「シェイクスピア」で探したら、即座に数冊見つかりました。
そりゃそうだよね……絶対あゆみブックスにもあった筈なんだ。あそこにはたいていの良きときに読みたい本がある筈なんだもの。悔しい。あほだわたし。
ただ芳林堂書店にはマクベスがなかったため、次に気になっていた上に解説が萬斎さんだったハムレットを購入。ついでにおまけも。笑
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とっくにこく〜んさんは閉店している時間で、高田馬場あたりでひとりでゆっくりできる場所をそれ以外に知らないわたしは、地下のカンタベリ・カフェに吸い込まれてみました。
たばこの煙に燻されて若干気持ち悪くなりつつ、なんとか心の足を地につけ直します。
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まあ、コーヒーがおいしかったので良いのです。

校正皆無のため読みにくいかと思います。すみません。最後にその他の雑感。
早稲田通りを歩きながら気づいたこと。ビルが新しくなって、全体的にこざっぱりとして、そしてつまらなくなった……チェーン店、増えたなぁ……
早稲田松竹は今週の金曜日から岩井俊二監督特集。リップヴァンウィンクルの花嫁やるよ!今はキャロルやってるよ!なにそれ観たい入れてくれ。
芳林堂書店はエスカレーター上がってすぐ左の本棚で大々的に広島東洋カープ特集やってました真っ赤だったすごかった小窪哲也(ない)。そこから進んだ島では大々的にゴジラ特集、そのさらに奥の本棚に接した平積みスペースでは昭和天皇実録特集が組まれていて、なんだこのわたしホイホイゾーンはと頭がくらくらしました。自宅最寄りの本屋さんの貧弱な品揃えを思い出して泣けてきた……
あゆみブックスの斜向かいくらいにあった大きな本屋さんはファミマになってました。本屋さんがなくなったこと自体は知っていても、地下鉄上がってすぐのあの天才的なホワイトボード芸を目にできないと胸がきゅっと詰まります。

こんなところかなー。

思い出したらまた呟くかもしれませんが。
本当に貴重なお話をお聞かせいただきましてありがとうございます。
これからのご活躍も楽しみにしてます!萬斎さんはもちろん、演劇博物館も!!!
今度はきちんと展示も見に行かないとなぁ。

しかし落語は元々好きなものの、最近狂言に完落ちして野球にハマりつつあり今度お相撲も生観戦する予定の毎朝ラジオを聴きながら支度して出勤しているわたし、なんだかものすごい勢いで時代と逆行している気がしてちと不安だったりします。巨人・大鵬・卵焼き……
posted by こうや at 22:18| 東京 ☀| Comment(0) | 映画/舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月16日

SKI2016-11 あんこの甘さが愛らしい

日本シリーズ、日ハムと広島の対戦に決まりましたね!
かなりの距離を隔てた相手なので、どんな対戦になるのかどきどきです。お互いのホームでやり合うんですものね。盛り上がるだろうなぁ。どのラジオで中継するのかなぁ。楽しみだなぁ。
日ハムはまだ大谷選手くらいしか知らないのでどなたかご教示お願いします。プロ最速の男、大谷亮介。いやぁすごいねえ。
ごきげんよう、こうやです。

さて。
阪急嵐山線で意識を失っていましたが、無事に気を取り直して到着したのは嵐山駅。
そう。せっかくなので嵐山観光もしてみよう大作戦です(((o(*゚▽゚*)o)))
阪急からだと少し距離はありますが、あの渡月橋もわたりますよー!
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こうしてみると、嵐山の風景ってもんのすごくわたし好みです。橋の上に立ってみると山がすぐそばでびっくりしますけれど。遠景というより近景に山がありますけれど。緑は目に心地よいですね。

しかし、渡月橋を渡り終えたあたりでわたしの体力が底を尽きました。
もうとにかく休みたい!わたしを座らせて!
心の叫びに導かれ、よろよろと目抜き通りを歩いていき、ふと吸い込まれた先は。
天龍寺の目の前にある、「稲 ine」の茶房です。

この稲、喫茶と食事処が隣り合う別棟にあり、食事処はおとうふ中心で結構なお値段のするようですが、茶房は入りやすい雰囲気。
2階へ上がると、親子連れと多国籍の喧騒に包まれて、いかに観光客にとって入りやすい場所であるかがうかがえます。
目抜き通りに面した窓際のカウンター席に座り、メニューをじっくり眺めて頼んだのはこちら。
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本わらび餅あんみつ〜(*´ω`*)
竹の器に入っているのがなんともたまらずかわゆいです。もう♡
本わらび餅はつるんとしておいしく、ほうじ茶アイスももちろんあんこも、どれもほっと心癒されるお味でした。
おいしかった!
この甘味処はさくら餅が名物のようで、今回はメニューになかったのかタイミングかでいただきませんでしたが、ぜひ一度食べてみたいものです。
あんみつでほてった身体を落ち着かせ、あたたかいお茶をすすりつつ窓の下を通る大行列を眺めてまったりしていました。お祭りでも始まるのかと思った大行列、どうやら最後に人力車に揺られてきた金キラ絢爛衣装に身を包むお祖母様の寿のお祝いのようで、その豪華さにびっくり。いったいどちらのお家の方なのかしら……
大行列のしっぽの先まで見送って、なんだか良いものを見た気分になりました。

休んで体力回復したあたりで今日は満足。
せっかくなのでこれから天龍寺へ向かいますが、それはまたの機会に。
ではではね。
posted by こうや at 20:48| 東京 ☀| Comment(0) | 旅行/遊興 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月15日

きちんとしてるってうつくしい

こんなうつくしい秋晴れの日、お外に出ないなんてもったいない。
ええ今日も仕事です。ごきげんよう、こうやです。

先日、こんな素敵ないただきものがありました。
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八幡製鐵所のお土産だそうです。
一見何の変哲もない成形チョコレートのようですが、このボルトとナット、なんと……はまるんですって。

どうぞお菓子で遊んでくださいという、お土産としても秀逸な一品!遊ぶ遊ぶー(≧∇≦)
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ひたすらひゃあひゃあ叫びながら遊んでしまいました。締めても緩めてもスムーズ!なんとうつくしい工業製品!
ただそれっぽい形になっているわけではなく、きちんとこうして繋げられるというのが素晴らしいの一言に尽きます。
うわー……これでお菓子の家作りたい……組むところからやりたい……
そんな壮大なことを考えつつ、最後はバラバラにして口に含みました。雄ねじと雌ねじの感覚が舌に伝わる愉悦。最高か。
一気に八幡製鐵所行きたさが高まったこうやさんでした。

こういうお土産たまらなく好きなんですわぁ。たまりませんなぁ。

その流れで、高校時代に六角レンチを持ち歩いていたことをなつかしく思い出していたら、どうやら主流派ではないことを知りました。
あると便利なのにね、六角レンチ。わたしのカバンにはたいてい、六角レンチと予備のヒューズとゼラ見本帳の3点セットが入ってました。
なつかしいなぁ。また遊びたいなぁ。
posted by こうや at 17:10| 東京 ☀| Comment(0) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月14日

新茶と聞いて

わーい。
勝ったり負けたりがあるから楽しいね。
ヤクルト横浜広島を日替わり応援、こうやです。ごきげんよう。

わたしを紅茶沼に放り込んだ元凶たる青山ティーファクトリーさんに新茶が到着したと聞き、いそいそと向かいました。
ウバが2種類、どちらもサリチル酸メチル系ではないというのがうれしいです。キャンディはペコーダストでミルクティー向き。そしてルフナ。
そうなるともはやお茶の選択肢はありません。当然ルフナ。今回はニュービターナカンダです。
甘いものに合うというので、チョコレートのワッフルのセットにしてもらいました。
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ルフナは軽くておいしい!と思いましたが、蒸らせば蒸らしただけ旨味が強くなり、ミルクティーに最適な甘みも出てきます。しっかりと底があるのに若い青みも感じられる、かなり出来の良い新茶。
でもまっすぐ伸びた青竹みたいなので、その真ん中の部分にワッフルの甘みがはまります。
おいしい♪

キャンディがあっという間になくなってしまいそうですが、飲んでから考えようと思い、とりあえずルフナを購入。青山のお客さんは本当に買うお茶の量が半端ないからねえ。週明けにどれだけ残っていることやら……笑
お二方にもご挨拶できたので満足しました。約束したよ。楽しみだよ。明日明後日は相当大変だと思いますが……皆さんの期待がそれだけあるということですものね。

ポ◯モンGOもちまちま遊んでおりますが、ハロウィンまでに奇跡の出会いを考えず嫁に逢うためには、あと最低108km歩くことが必要だと気づきました。せっかくならハロウィンまでに会いたいよね。というか、ハロウィンの日に逢いたいな。
そんな訳で、とりあえず青山を出てからアプリを起動。NHKラジオをBGMにしばらく歩いてみます。BGMはクライマックスシリーズの横浜広島戦。にわかっ子だけどラジオの早口を理解できるようになると脳内球場がとっても楽しいです。
昼間も相当歩き回ったため3kmほどでギブアップしましたが、とりあえず相棒ちゃんからアメはゲットできたので良しとしましょう。

今日の横浜の勝ちはうれしいね!エリアん!梶谷!梶谷は怪我も心配ですが……
冷静に考えると、日本シリーズはカープに行ってほしいなあと思ったので明日は広島の応援しようかなと思いましたが、デイゲームなのね。聴けないや。残念。ニュースで結果を待ちたいと思います。

帰宅してチーズ卵焼きを作ろうとしたらスクランブルエッグになってしまった上、チーズが悪くなっていて食べられないのが悲しいこうやさんがお届けしました。立て続けに食材をダメにしているので親の目が怖いです。うう。
posted by こうや at 21:39| 東京 ☀| Comment(0) | 紅茶屋さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月13日

せっかくなので聴いてるよ

旅行記は阪急嵐山線で寝こけているためしばし延期とご了承ください。
ごきげんよう、こうやです。
疲れていたときのことを書こうとすると疲れるのだと、知りました。

最近、お花のある生活をしています。
いろいろ試してみた結果、ちょっと高いお花屋さんで一輪買うのが一番良いことに気づき、週に一度くらいの小さな贅沢に。
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昨日かな、新しくしたお花は、薔薇です。かわいいカタカナの名前がついていましたが忘れた!
奥にサーモンピンクっぽい色味をたたえた、黄色い薔薇で、その色に惚れ込んだのです。

さて。
最近テレビを見なくなったおかげで野球のことを嫌いじゃなくなっているので、クライマックスシリーズ?シーズン?の試合を聴いています。
そう、ラジオで。
いいねぇいいねぇ、風情があるねぇ。
よく分からないことがたくさんありますが、とりあえず面白いです。
選手知ってれば知ってるほど楽しいんだろなって思いますが、とりあえず知ってる名前が出るとにやにやしています。
あと解説さんが昔の話するのが楽しいよね。知らないから。
しかしよく分からぬ……何試合あるのだ……
がんばれ。どっちもがんばれ。判官贔屓のこうやさん。
……ところで、セ・リーグとパ・リーグの違いが未だに分かりません。海ありと海なしの違い?太平洋と日本海の違い?何で分かれてるの???スポンサーの業種?スポンサーって言わない??
まだまだスポーツ観戦には向いてない気がする……
posted by こうや at 21:24| 東京 ☀| Comment(0) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月11日

SKI2016-10 苔の功名

すっかり秋ですね、と言いたいところですが、むしろ冬来てません?
わたしの大好きな秋はどこへ!?年々気配を感じづらくなっている気がして悲しいです。
ごきげんよう、こうやです。
せめて食卓だけでも、と思ってさんまを買ったところ、スーパーだったので期待していなかったのに存外脂ものっていて、炊き込みごはんにしたらめちゃうまでしあわせ感じています。
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あと、いただきものの青森さんのやさしいスープがえらいおいしいので買い込んでしまおうかと画策中。

さてさて、鈴虫寺をるんたったと後にして、日傘をさして(京都旅行中は!まだ!完全に夏の様相でした!!!)歩くこと15分ほど。
鈴虫寺の西に広大な土地を有するのは、いわゆる、苔寺です。

行基が開き、夢窓疎石が中興した(さすが夢窓疎石ってくらいどこでも名前を見かけます)というこの苔寺。正式名を西芳寺という臨済宗のお寺です。
でも、同じ臨済宗でも鈴虫寺とはかなり趣が異なります。
何せ自由に入れない。1週間前までに往復はがきで申し込む必要があるのです。事前予約制のお寺ってすごい!禅宗!
それも、日程の希望を出しても時間帯は希望できないという、ここを目的にしないと訪れることもままならないお寺さんです。
返信はがきを見せ、名前を伝えてようやく門をくぐれます。
中に入ると、また受付。ここで3,000円(ヒィ!)を支払って、本堂へ入ります。
吹きさらしの本堂には、参拝者用の文机が一人ひとりに用意されています。順番に詰めていきますが、幸いにして端の席に滑り込むことができました。文机の上を見ると、そこには般若心経が。
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あ、本堂は撮影禁止なのでこれはお外です。
やがてお坊さん方がいらして、説明することには、これからお経を唱えるので一緒に唱えてくださいとのこと。
なるほど、と思う間もなく始まりました。
……は、早い……!!
どこを読んでいるのか、口が回らなくなるような独特の節回しで唱えられる般若心経。自慢ではありませんがこれまで唱えたことがなかったので、目で追い、口を動かすのが精いっぱいです。
般若心経を3回唱えて、そのまま座禅和讃も読みきりました。
お坊さん方はほとんど口も動かしていないようでしたが、きちんと見る余裕がなくて悔しい。でもなんだかすっきりしましたよ。般若心経いいかも。
その後、受付で渡された護摩木(かな?)に細筆で願いを書き、仏様にお願いして、本堂を後にしました。
今日は写経はありませんとおっしゃっていたので、いつもは写経があるのかもしれません。写経……いつかやってみたいけれど、勇気が出ない写経……

さてその後は庭園見学!
江戸期、荒廃したことによって一面に鬱蒼と茂った苔が見所になるなんて、まさに塞翁が馬ですね。
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晴天続きだったこと、夏を過ぎていたことなどで苔は少し乾いて茶色くなっていましたが、それでもなんというか……日本の幻想世界の表象のような風景でした。
一度は見るべきかも。こんなに苔に種類があるなんて、ここに来るまで考えもしませんでしたし。
奥には枯山水もあります。枯山水は本当に想像力を刺激して、豊かな土壌や水の流れが見えるようで、この表現のすばらしさに舌を巻きました。

しかし思ったよりも広いお庭ですっかり疲れ果て、もうひとつ寄ってみたかった竹の寺こと地蔵院は素通り。ここも臨済宗のお寺だそうで、このあたりには臨済宗が固まっているのですねえ。

来た道を戻るのもなんとなく……だったので、そこから上桂駅に向かいます。
するとまさかのホーム工事中で改札が存在せず、どうやってホームに上がればいいのか分からずうろうろしているうちに電車を逃しました。正解は、一度線路を渡って反対側の改札から入り、そこから地下の連絡通路を通って目当てのホームに上がる……分かるかっヽ(`Д´#)ノ ムキー!!
余計な体力を使ってしまい、よろめいて電車に乗りこんで、次なる目的地へ向かいます。

あー書いているだけで疲れた。二度と上桂駅は使わないぞ。
では、今日はこのあたりで。
おさらば、おさらば。

posted by こうや at 21:32| 東京 ☀| Comment(0) | 旅行/遊興 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月10日

SKI2016-09 草鞋虫の音鈴説法

歩き疲れて入った喫茶で、お煎茶を飲んだら身体中がほっとしたので、心底日本人なんだなと思いました。
ごきげんよう、こうやです。
ティーポットとマグカップしかない我が家ですが、急須も買ってしまおうかしら。

それで思い出した、ホテル話のおまけ。
たいていのホテルにはウェルカムティーというか、お茶を飲むための用意がそろってるじゃないですか。よく泊まるようなビジネスホテルは、電気ケトルにマグカップとティーバッグが主流だったのですが。
今回のホテルは、こーんなにかわいらしい茶器がそろっていました。
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マグカップも2種類置いてあったのですが、何より、さすが京都のこのお茶がおいしくて!
ちんまりとかわいらしいお茶碗2杯分がぴったり入る、手の中にくるんでしまえそうなこのお急須が、色味も含めてとってもわたし好みで、欲しい、と、物欲を大変刺激されてしまいました。要するに蓋碗みたいなものなのですが、下手に持ち手がついていないため利き手によらず淹れられるのもすてき。
元々ほうじ茶や玄米茶は好きですが、そういえば最近は紅茶ばかりでご無沙汰だなぁ。
これを機に、日本茶、淹れてみようかな。
そしてこんな茶器をご存知の方がいらしたら、ぜひ教えてくださいませね。

閑話休題。
桂で乗り換え、書斎にしたい1人掛け席にうきうきした電車でしばし。
降り立ったのは、松尾大社駅でした。
お酒の神様である松尾大社を眺めやり、一目散に急いだ先は。
前回の京都旅行でリベンジを図った、この場所です。
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鈴虫寺!
前回は階段を下ってもまだ続き、隣の公園?の中にまで待ち列が続くほどの賑わいでしたが、今回は階段の中程で列が途切れています。
余裕のよ、で、朝イチの説法に入ることができました。
神社仏閣は基本的にいつでもお参り可能なものだと思っていたわたしにとってはなかなか驚きのお寺ですが、こちらは中に入ってお説法を聞くのが必須?というのかしら?なお寺。
どういう言い方が正しいのか分からないのですが、促されるままに本殿の脇の書院の大広間に入ると、ぶわっと音に包まれました。
方向感覚を失うほどの、鈴虫の、声。
正式名称を妙徳山華厳寺という臨済宗のこのお寺は、鈴虫の音色に魅せられた先のご住職のたゆまぬ努力の結果、一年を通して鈴虫の音色の響く場所になったそうです。
寺院としては破格の数のエアコンはもちろん鈴虫のいる環境を年中整えるため。書院の佇まいには不釣り合いな量のガラスケージには暖色のライトが煌々と灯っています。中には三桁を余裕で超える鈴虫がいるそうですよ。
寿々むしと書かれたかわいらしいお菓子とお茶を前に、ご住職の鈴虫説法に耳を傾けます。
このご住職がまたえらいお話がうまく、若干すべり……いえ失礼、さまざまな反応を引き出す話術でとても分かりやすく説法を届けてくださいます。
笑いながらも心に沁みる、時にぐさりと突き刺さるお説法に、我が身を省みる良い時間を過ごすことができました。
ネットで検索すれば山ほどレポが出てきそうですが、ぜひ直接聞いていただきたいので、ここでは多くを述べません。
ただ、お話に聞き入っていると、あんなに圧倒していた虫の音が不意に聞こえなくなるときがあり、これが、心地良い音色ということなのだなと納得しました。
鈴虫、良いですね。

お説法が終わったら、お庭の見学をすることもできます。
広間の様子や鈴虫を眺め、お庭を回って。
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この屋根の下が、お説法を聞ける場所。
最後、門をくぐった先に、草鞋を履いたお地蔵さんがいらっしゃいます。
草鞋を履いているということは、願った私たちの元へいらしてくださり念願を叶えてくださるということ。
わたしも今の心でお願いをしてみました。お手隙にはなかなかならないと思いますが、訪れていただけるとうれしいな。

なんだかうまく書くことができませんが、良いお寺でした。鈴虫寺。
また京都へ行ったときには、お邪魔したいな。
できればそのときには、念願を叶えてくださってありがとうございますと、お礼参りをしたいものですが、そればかりはなんともね。
がんばりましょう。

さて、せっかくここまで来たのでもう少し足を伸ばしてみようと思いますが、それはまた次の機会に。
……これ時間にして1時間あまりくらいなのですが、これで記事ひとつになるようじゃ、2日目が終わるのはいつになることやら┐(´д`)┌ヤレヤレ
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2016年10月09日

SKI2016-08 マエなのかイノなのか

朝からひどい雨ですね。今日の予定を決める朝にこれだけ降って午後は上がるらしいというのがまた憎たらしい連休中日。
ごきげんよう、こうやです。
お外の雨音を聞きながら、雨とは無縁の旅行2日目(ついに!!!!!)に突入です。

前夜、きっちりお風呂に浸かったのが良かったのか、はたまたシモンズの威力なのか、朝はすっきり目覚められました!
身体も軽い、これは1日元気な予感♪

ばたばたと部屋を整えて、7時過ぎには出発します。
今回、ホテルは素泊まりのため、朝ごはんをどこかで食べる必要がありました。
もちろん既に目星をつけておいたので、ホテルを少し南下して、路地に折れます。
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今回のお目当て、前田珈琲です。
思えば卒業旅行で同期と京都旅行をしたときのこと。夜行バスで京都に入り、居場所がなくて朝イチの清水寺にお参り。その後、朝ごはんを求めてよろめいていたときに見つけたお店も前田珈琲でした。
そのときに食べたモーニングが、ほっとしたことや空腹も相俟ってか、とってもおいしくて、コーヒーもびっくりするほど美味だったのですよね。それ以来、前田珈琲はわたしのなかでご贔屓でした。
烏丸にある、今回入った方が本店のようです。
さっそく中へ、スペシャルモーニングとやらを注文。飲み物は「竜之介」ブレンドにしてみました。

待つことしばし。
やってきましたモーニング!
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……そこはかとなく、イノダコーヒっぽい(;^ω^)
背の高いコーヒーカップやモーニングのラインナップが……これが京都のスタンダードなのかしらん?
そういえば確かに、お外の看板もあえてのカタカナ表記でやっぱりイノダコーヒっぽい……不思議ですね。
パンは進々堂のものを使っているそうで、外はかりかり、中はもちもちでおいしい!
とろっとろの半熟オムレツも、久しく食べていませんでしたがおいしいです。
期待していた竜之介ブレンドは、それほど特筆する味ではなかった印象ですが、ミルクをたっぷり入れてカフェオレにしていただきました。
朝からたっぷりエネルギーを補給して、意気揚々とお出かけだいっ。

関西の足、我が愛する阪急電車に乗るべくホームへ。おなじみのあの小豆色(正しくは阪急マルーン色)の電車が滑り込んでくるのを目にした瞬間、胸がトクンとときめきました。ああ、わたし、頭で理解している以上に阪急電車が大好きだ。もっとこまめに乗っていたいなぁ。
抹茶色のシートにそわそわと腰掛け、桂駅で乗り換えます。
乗り換えた電車はロングベンチシートではなく、ボックスシートなの!しかも自分で進行方向に向きを変えるのよ!新鮮!これが!旅行の!醍醐味ですね!
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撮影したのは2人掛けですが、反対側は1人掛けの席になっていて、もちろんわたしは1人掛けに座ります。
もう、この1人掛け椅子セット、売って欲しい……自分の書斎にする……
そんな寝言を言っているうちに小豆色の電車は青空の下へ滑り出していきました。
次の目的地まで、あと少し。

のんびりな朝のおはなしはここまで。
続きはまた明日。ではまたね。
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2016年10月08日

赤ヘルが軍団になった日〜重松清『赤ヘル1975』〜

5kgのお米を赤ちゃんに見立てて抱いて帰ってみたのですが、赤ちゃんにしては重力に忠実すぎて重たくて、あれこの子もう……しんで……!?と思い立ってしまい涙ぐんでました。
やばい系情緒不安定。ごきげんよう、こうやです。
しんだ我が子を抱きしめて「もう少しだから、だからね、お願い」とつぶやきつつ足を引きずるようにして歩いていたわたしは、感情移入しすぎて未だにお米を開けられずにいます。
我が子の名前はゆめぴりか。

さて。
広島カープが四半世紀ぶりにリーグ優勝をとげた今年、狙ったかのように文庫化され、見かけたときにはポップこそなかったものの平積みにされていた本があります。
2回まではスルーしたのですが、三度目の正直で買ってしまって大ヒット。
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とても久々に手に取った重松清さんの、『赤ヘル1975』が、今のわたしの琴線を盛大にかき鳴らしています。

広島東洋カープのチームカラーが濃紺から赤に変わった年のこと。
ヤスとユキオの通う相生中学校に、ひとりの転校生がやってきます。
広島のホームに降り立ったとき、黒い巨人の野球帽をかぶっていた彼の名は、マナブ。
その3人の一年生の物語に、広島カープの奇跡が絡んでいきます。

この作品を読んで感じたことを書こうとしたらまとまらなかった上に信じられないほど長くなった(どうやら6,000字オーバー)ので、読まなくてもいいです。
とりあえず、近代的な小説として物語が良いのでおすすめです、ということをお伝えしておきます。
この表紙も個人的にはなかなかのヒットでした。
なお、カープオフィシャルグッズショップには74分版のドラマCDも売っていて、そちらも気になります。余談ですが、初優勝時のラジオ実況放送のCDも当該ショップで売っていることに読了後気づき、めちゃ聴きたくなってます。解説聞いてみたいわー
余談終わり。
そしてここからの長い長い駄文は、そこから連想した、こうやの戦争や原爆やその記憶や野球に関しての諸々です。

広島。
その地名に付随する、連想するものは何でしょうか。
うさぎ島、酒蔵、厳島神社、海軍基地、たくさん出せる気もしますが、何よりもまず脳裏をよぎるのは、原爆ドームを象徴とする爆心地のイメージではないでしょうか。

戦争については、小学校の頃から学んできました。戦争があったこと自体はそれ以前から知っていましたが、それはあくまで字面のうえ。カリキュラムを組まれた勉強の素材にあがる数ある戦の最後のもの(もちろん本当はそうではないのですが)としてあったのが、第二次世界大戦でした。
その戦争被害として真っ先にあがるのが、広島と長崎。原爆、です。
ひろしまのピカ、黒い雨、はだしのゲン。
小学生のときに触れたどの作品も、受け止めるには重たすぎて、以来、意識して避けるようになっていました。怖がりだったうえに言霊信仰らしいわたしは、知ることによってそれが実際に襲いかかってくると思い込んでいたのでしょう。
中学校でも、歴史で学ぶ戦争や、英語で触れた貞子さんの物語を、なるべくそうっと、薄皮の上に置いて、破れないように慎重に包んで頭の隅に置いておいたような感じでした。
そんな原爆の物語に触れるなかで、なんとはなしに感じていたもの。戦争の語りにはっきりと違和感を覚えたのは、高校一年生のときだったと思います。
先輩が演じていた舞台『THE WINDS OF GOD』に感動したのです。
今思い出しても、先輩(とはいえ部活も委員会も違う、ただたまたま、数度親しく話したことのあるだけの方でした)は熱演で、実際には2時間近くある舞台を半分近くの時間に減らしたため、全体の密度は濃くなっていて、実に良い舞台だったと思います。
だからこそ、だからこそ。
神風特攻隊は、そういう存在なのか、そういう存在でいいのか、不思議に思ったのです。
神風特攻隊で調べて真っ先に出てくるのは『きけ わだつみのこえ』。
読んでみると、どうもおかしい。というよりも、舞台を観て感動しつつも「わたしはそう思えない」と思ったところが、ほんの少しだけ、この本では共感できて。
その違和感を抱えたまま大学に入り、戦争文学と呼ばれるものを読む機会が増え、実際の(というと語弊があるかもしれませんが)『THE WINDS OF GOD』を観て、その違和感が決定的なものになりました。
あくまで個人的な感想ですが。
戦争と、そこに生きた人と、「英霊」を、英雄視してはいけない。単なる美談や被害者にしてはいけない。
絶対に、いけない。
なんだかそう、思ったのです。

親世代が既に戦争を知らない子どもであり、その更に子どもの世代であるわたしたちは、戦争も好景気もバブルも知らず、飽食と物質的豊かさのなかに安寧としている、競争心もない平和ボケの世代かもしれません。
祖父母は戦争の時代に生きていましたが、そのことについては黙して語らず。
語らない物語はつながりません。
だから、語られる物語は美談が多くなり、それは英霊を讃えるものにつながり。
死ぬまで喇叭を離しませんでした。それは3.11のあの放送を行い続けた方にもつながり。
でも、それじゃ、ダメなんじゃないのかな。
戦争に散った方々をどうのというつもりはありません。
この前乗ったタクシーの運転手さんは、3歳のときにお父さんを亡くしたそうです。南洋で亡くなったらしいお父さんの遺体だといって渡された骨壷の中には、名前の書かれた紙が一枚入っていたきりだったといいます。遺体が見つからなかったか、持ち帰れなかったのかは分かりませんし、お父さんの記憶もほとんどありませんが、その骨壷を抱いていたお母さんの顔は覚えているそうです。
そんな、人の記憶を、とやかく言いたくはありません。
そうではない。
そうではないのです。
ただ、戦争のあった時代にその場所を生きた人の人生を、物語を、美談に、美しい精神だとか日本万歳だとかそういう言葉に押し込めてしまうのは違うのではないかと、わたしは、今のこの時代に現代に生きるわたしは、そう思ってしまうというだけなのです。

日本人の判官贔屓の精神を色濃く受け継ぐわたしにとって、大きなスポンサーのない市民球団が、街の悲劇と復興の希望を背負って、泥くさく熱意をもって進んでいくこのサクセスストーリーは、涙とヨダレが止まらないほど大好物なようで、この試合の運び方が本当だったかどうかはともかくとして、もうとにかく、夢中で読んでいました。
特に野球の話、キックの宮の異名と、金山選手の墨痕鮮やかな返事、そして元祖「広島の山本」山本一義選手のプロ入りの逸話にはもう胸熱、目が潤んだりしちゃいますよね。

思えば親戚うちに野球好きがほとんどいない家でした。
野球で遊ぶためにはボールとバットとグローブが必要で、それを揃えられるほどの余裕がなかったのかもしれません。どちらかというと野球嫌いがそろっていて、わたしも幼い頃は特に、野球中継のせいで楽しみにしていた番組が流れてしまい、野球のことは憎いと思ったりしていました。
母親に至っては、新婚の頃に住んでいた大阪で、知り合いもおらず土地勘もなく心細かったある日、突然アパートの薄い壁や窓を突き抜けて聞こえる奇声と雄叫びに恐ろしい思いをして以来、野球好きには近寄らないようにしていたようです。その年、1985年は、阪神タイガースがリーグ優勝を果たし、道頓堀は人であふれ、カーネルおじさんの呪いがかけられたりもしました。
バッティングセンターに行ったことは何回かありましたが、一番遅い球速にしてもバットに当てるのが精いっぱい。振り抜くなんてことはできず、とてもホームランなんて望めませんでした。近所の神社の境内で父親とキャッチボールをしているときも、父親が気まぐれに投げ上げたフライボールを取ろうとグローブを構えてずっとボールを目で追っていたのに、ボールが顔面を直撃して目の周りに漫画のような青痣を作って号泣するような運動音痴ぶり。
ただ学校では時たま草野球をしていて、利き腕が同級生と違ったためかそこそこ打ちはしていました。ただし守備はからきしダメで、トンネルもエラーもお手の物。味方の送球すら見送る有様でした。
それでも夏になると選抜高校野球、いわゆる甲子園はよく見ていました。白球に追いすがるお兄さんたちの青々とした坊主頭は、爽やかに見えたものです。今でも、高野連や学校の部活動制度は嫌いですが、血と汗をユニフォームに染み込ませて泥だらけになる高校球児の「熱血甲子園」エピソードに涙を流す程度には、彼らの人生を物語として消費してしまっています。本当はよろしくないと、胸の奥でつぶやきつつも。
ちなみに、そんな我が親戚連の大好きなスポーツのひとつがマラソン、駅伝でした。
だからわたしにとって広島の代表は、広陵高校ではなくて、世羅高校です。余談。

原爆は生みだしてはいけないものだったと思います。発明と発見の先に待っている悪魔のひとり、知恵のりんごのような。
リトル・ボーイとファット・マン。
落とされてはいけないものだったと思います。
それは間違いようのない事実です。
だから、8月6日と8月9日を忘れてはいけない。
じゃあ、3月10日は?原爆ではないから、覚えていなくてもいいの?
関東に生きていなければあまり耳なじみのない日付かもしれませんが、この日はいわゆる「東京大空襲」で、100万人以上の犠牲者が出たと言われている日です。この日だけでない、毎月のように毎日のように、空襲はありました。未だに日本橋には焼夷弾の痕がくっきりと残っています。多くの老舗は過去の歴史をこの空襲でも失っています。でも、原爆ではない。ただの、焼夷弾や爆弾だったから。だから、いいの?
その空襲で親兄弟や家を失った人の哀しみは、苦しみは、覚えていなくても、いいの?
読めば読むほど、聴けば聴くほど、わたしは、分からなくなっていきます。
語られた話の向こう側に、その何倍もの語られなかったものがあり、そのひとつひとつが比べるべくもない生々しい体験であり、それは、おろそかになんてとてもできない。
同情は簡単ですが、それと理解は違う。そして理解なんて、きっと、永遠にできない。
戦争を学ぶのは簡単です。マクロとしての戦争。政治のなかの、歴史のなかの戦争。
でも、その戦争で生み出された人びとの物語は、どれが代表できるものでもなく、どれを知っていれば充分なものでもなく、ひとつひとつが、固有の、比べるべくもなく代替もきかない、唯一無二の話です。
そのミクロの話が膨大すぎて、共に体験していないわたしはその波に呑まれて溺れそうになって、それが辛くて逃げたくて、でも知らなきゃいけないとも思って、どうすればいいのかわからなくて。

それは、わたしが、よそモンだからなのだと。

ヤスとユキオとマナブの、そしてさらに広がり真理子さんや菊江さん、林田のおじいちゃんにヤスのお母さん、勝征さん……いろいろな人のつながりもたまらず、そして、寄り添おうとする気持ちを拒絶され、凝り固まるのを眺めるしかなく、身近にも思えない、思うことを許されないように感じて悩む「よそモン」の気持ちが描かれていて、なんというか、それはわたしがぼんやりと、もやもやと抱いていたものに近くて、それをこう描ける物語ってすごいなぁと、思ったり、しました。
よそモンのマナブはよそモンのままかもしれませんが、それでも、ヤスやユキオの、そして真理子の、かけがえのない「連れ」になっていきます。
よそモンが当事者になる必要はなくて、ただ、共にあることが大事なのかなと。
マナブの悩みがかつての自分にオーバーラップして、そして、答えのひとつを見つけた気がしました。

何を書いているのか分からなくなるのはわたしの悪い癖。原爆と戦争もごっちゃになってるし。なんなんだいったい。
でも、この作品を読んで、わたしがずっと抱えていたモヤモヤが、少し言葉になった気がします。
よそモンであるわたしは、よそモンであるからと諦めたりせずに、よそモンなりに、でもよそモンだと分かりながら、いきたいな。
生きたいのかな、行きたいのかな。
分からないけど、いきたいな。

まあ単純に、本当に良い物語に巡り会えたなと思ったということで。
読み終わる頃にはすっかりカープ好きになっていました。
山本浩二選手の清々しい男らしさ、外木場投手の活躍、キックの宮に金山選手、山本一義選手の逸話はさっきも触れましたね。オールスターゲームで肩身の狭い思いをしなくて良いと安堵するファンもさることながら、もう本当に、よくぞ、よくぞ……っ!
一瞬我にかえると、ほとんどの(すべての?)選手が既に現役を引退していることに気づくのですが、実際に見たこともない彼らの試合の白熱ぶりに、思い起こすだけで胸が高鳴ります。
いないよーもういないんだよー
今の選手で知っているのは、小窪哲也選手に菊池丸、梵英心……相澤?捕手。合ってる?そして黒田投手にマエケン、くらいかな……エルドレッド?いる?
横浜には筒香がいて、ヤクルトにはダブルトリプルスリー達成の山田哲人に川端慎吾がいて。
あーやっぱり詳しいのはもっと前の世代かな。驚くべきことに未だ現役のイチローを除いても、ゴジラ松井に松井稼頭央、大魔神佐々木に野茂英雄、番長清原、松坂大輔、このあたりがわたしの野球選手イメージの原点です。
時代は違うけれど江夏豊は『博士の愛した数式』で覚えましたし、今はバラエティの人というイメージの方も球界出身の方が数多いのですよね。そうしてみると、日本において野球って割と浸透している競技なのかもしれませんね。スポンサーにテレビ局のついていることが多いせいでメディア露出が多いのかもしれませんけど。
関東大震災から数年した大正末期に新聞のスポーツ欄を賑わせたのは早慶戦……いうまでもなく野球、でしたし。もうすぐ始まるよ!スタメン予想するよ!今日やるよ!やった結果だよ!振り返るよ!という、一戦で一週間近くもたせていたのも驚きましたが、それだけ娯楽に飢えていて、野球の試合は格好の素材だったのでしょう。

ああ、またしても何を書いているのか分からなくなりました。
そんなわけで、今年のリーグ優勝の当日はささやかに祝杯を挙げてみたり、していたのでした。
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そしてこの赤ヘルを読み終わった晩も、ちょこっとだけ献杯。
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ありがとうございました。
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はぁ。
また神宮球場で、カープの試合を見たいなぁ。金山さんの解説を聞きたいなぁ。
今なら、カープの応援も、ヤクルトの応援も、できますよ。我ながらいろいろ台無しな最後だね。
西武球場で西武ライオンズも、見たいね。
……もしかして、また、趣味、増えたかな?
posted by こうや at 09:42| 東京 ☀| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月07日

SKI2016-07 困ったときのリプトンさま

ねえねえ、聞いて?
旅行記を書くにあたり1記事1日をやめたのは、長くなりすぎて途中で息切れして書くのをやめる羽目にならないようにだったのですよ。
1記事1スポットにすれば、ネタも増えるし記事も短くなって書きやすく読みやすくなるかなって。思ってたのね。
だからって、今回のような二泊三日の旅だったら、10日分くらいの記事の量かなって、予想してたのよ。
なのになんで、07までナンバリングされてるのに、まだ初日の話書いてるんでしょうね、わたし?
本当に分かりません。いつもより詰め込んだりネタが多かったりするわけでもないのに……
首をひねっているこうやです。ごきげんよう。
長文を書くだけの体力や時間、精神力、語彙を失っているせいかしら……こま切れすぎるつもりもないのだけれど……

さてさて。
疲れ果て果て三条駅に降り立ったこうやさん。
電車でまっすぐ帰るならもう一度乗り換える必要がありましたが、それよりもまずごはんを食べたい!
すっかり真っ暗になった鴨川を、川床を眺めつつ渡ります。半ば無意識に六曜社へ降りようとする自分の脚を、きっともうドーナツもないしそもそもしょっぱいものないでしょとなんとか説得して押しとどめ、ひたすら西へ。
新京極通も寺町通も、すっかりシャッターが閉まって閑散としています。
そう、意外に京都の夜は早いんですよね。
横目で覗いた先斗町あたりはしっとりとした賑わいの空気が漂っていましたが、今夜はそっちの気分ではないの。
そうしてよろよろと足を運ぶわたしの目に突然飛び込んできたのは、輝かしい「リプトン」の文字でした。
ラストオーダーがまだであることだけ確認して、飛び込みます。
品の良いゾンビくらいの足取りでソファー席に座り込み、渡されたメニューを眺めますが、目がつるつる滑ってメニューが頭に入りません。
とりあえず、たんぱく質のしょっぱいメニューと、冷たくて喉を潤せる甘いやつが欲しい……
どうにか頼んだら、こんな不思議な組み合わせになりました。
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奥に見えるのはフィッシュ&チップス、そして手前はシナモンキリテーです。
ただしメニューには「キリティ」と書かれており、わたしが「キリテーお願いします」と頼むとかわいい店員さんに笑顔で「キリティですね」と訂正されてしまいました。パフェがパフエーになるおばあちゃんなのよ、ごめんね、みたいな気分……解せぬ。

もしかしたら朝ごはん以来のまともな食事かもしれません。
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ハインツのビネガーでびしょびしょにしたフライドコッドにタルタルソースをたっぷりつけて頬張ると、身体全体がほっと息をついたのがわかりました。フライドポテトもがりがり。炭水化物はエネルギー!
キリテーを頼むまでは身体が熱くてとにかく冷やしたい一心でしたが、思いの外強かった冷房に負けてちょっと寒いかもくらいの気持ちになってしまっていた、夏のあるある。
あとアイスティーだと、心なしか紅茶が薄いよね……
それでも、命の水なのではと思うほど、の、ありがたい潤いでした。
こういうときにこういうタイミングで入れるお店がある、この安心感たるや何ものにも勝りますね。
不思議な組み合わせを完食し、力強さを取り戻した脚で、元気にホテルへ戻ったのでした。
あ、今気づいたぞ。歩いちゃってるじゃないの!笑

そしてせっかくなので今回のお宿紹介。
今回は、体力回復に勝るものなしという気合いのもと、ゆったりくつろげるホテルを検索しました。
その結果引っかかったのが、烏丸御池にそびえるホテルモントレ京都。
赤煉瓦のまぶしいみずほ銀行の隣に位置する12階建てのこのホテル、目に好もしい外観がまずお気に入り。大垣書店のすぐ近くなのも好感度が上がります。
ホテルの方も親切で、何より各フロアともフロアキーをもっていないとエレベーターホールから先に進めないというセキュリティーに安心感がありました。
京都と姉妹都市であるエディンバラをモチーフにしたという内装も、かなりわたし好み。京都とエディンバラのそれぞれの要素を詰め込んだようで、他のお部屋の様子も気になります。
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見晴らしの良いお部屋に通され、見られる心配のない開放感に包まれました。高層階に住みたがる人の気持ち、こんなときには分かりますね。
お部屋の内装も、決してわたしの好きな色味ばかりではなかったにもかかわらず、全体的にとてもまとまっていてものすごく好みの空間に仕上がっていて、感嘆してしまいました。
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濃紺のストライプの壁紙がうるさくないって、奇跡だと思いませんか?
全体を白と濃紺と茶色でまとめていて、それがなんともいえない落ち着きを醸し出しています。ああしあわせ……こんな行き届いた空間に住みたい……
ベッド脇の壁が全然違う色なのも、すごーく好みです。
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この2面の壁の色が、部屋全体をまとめる色味なのです。なるほど!なるほど!いつか自分の家を持つときの参考にしたいものです。
そして、ベッドは、あの、シモンズ!シモンズ、少し硬いかな?なんて思いましたが、翌朝の回復っぷりが我が家の煎餅布団とは比べものにならない!すごい!寝具すごい!ちゃんとしたものに寝よう。
部屋着は綿100%でさらさらですし、ナノケアドライヤーが標準装備ですし、アメニティーもそろっていますし、とにかくひたすらしあわせを感じていました。
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ちょっと暗いですが、デスクコーナー。大きな鏡がありがたいです。

難点をあげるとするならば、エアコンが古いのか、時折蝶番のきしむような音を立てること。最初に聞いたときは本気で隠し扉探しましたし震えあがりました。
あとは、クローゼットが手前から奥にかけるタイプで少し取り出しにくかったこともあるかなー。
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場所がなくてクローゼットのスペースを薄くするためなのでしょうが、冬はコートももこもこしてちょっとしんどそうです。
あとは、難点とまではいきませんが、バスルームがとんでもない代物でした。笑
お風呂の洗い場がないのは想定の範囲内でしたし、全体的には大変良い空間だったのですが、いかんせん、これは……
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目がチカチカしそうな壁で、開けた瞬間笑ってしまいました。
でも、意外と落ち着いてお風呂に浸かれるので、これはこれでありなのかもしれません。
見たことのない壁だったのが衝撃でした。

本当はレストランやカフェバー、最上階のスパにも行きたかったのですが、なかなか機会がなく。
でも、次も泊まりたいな、次に泊まったときには行ってみたいな、と、前向きに思えるホテルでした。
なかなかホテルを気に入ることがないので、本当にうれしかったのです。
あとね、このホテル好きモードを決定付けたのは、お茶やカップの種類だったのですが、それはまた次の機会に。
ようやく、シモンズのベッドで、眠れます。
うわーい、初日が終わったぞーい!

これで心が折れてしまわないように、2日目以降もがんばります。
引き続き読んでいただけると幸い。
ではではまたね。
posted by こうや at 21:49| 東京 ☀| Comment(0) | 旅行/遊興 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする