2015年08月16日

Master's Tea〜紅茶道中さんの試み〜

昨日は終戦記念日でしたね。正午の黙祷で、改めて、この「戦後」の期間を延ばしていかなければと思いました。
世の中には戦争がまだまだあふれかえっているのを承知の上で、なお、二度と日本が「戦前」になってはいけない。
そう思います。代わりに将棋やチェスをやってれば良いのさ。スプラトゥーンでもいいじゃない。
ごきげんよう、こうやです。

さてさて、Amazing"楽器"cafeに続き、おいしい紅茶のお話。
株式会社紅茶道中さんにお邪魔してきましたー!
紅茶の卸をなさっているこの会社、発足したばかりとのことでぴかぴかですが、紅茶に長年関わる方が満を持して作られただけあって、コンセプトと味は折り紙つきでした。
主にわたしがよだれを垂らしてうらやましがる(笑)神保町の一角に、その事務所はあります。

紅茶道中さんが取り扱うブランドは「Master's Tea」。
「知識や技術がなくても、紅茶のおいしさを存分に引き出せ」て、「お客様が何度も繰り返し飲みたくなる紅茶をいつでも提供」するというコンセプトのもと、専任のブレンダーさんが命を注いだ個性あるブレンドをそろえています。

そのブレンドが、すごかった。

まずはひとつめ。スタンダードブレンド。通称、「犬」。
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沸かしたてのお湯で、蓋をして蒸らしさえすればとってもおいしくなるこの紅茶。
スタンダードの名に恥じぬ、これぞ「紅茶」の味でした。
正直、おいしい。
紅茶好きをやってしばらく経って気づいたことのひとつに、これがあります。
「いつ飲んでも同じおいしさ」を出すということ。
これね、難しいんですよね。偉そうなこと言ってますけど伝聞もしくは消費者目線ですがw
紅茶は結局農産物なので、時期によって取れる味が違います。
それをブレンドすることで、一年中安定した「同じ味」を提供できる。それは、恐ろしく難易度の高いことなのです。
リプトンや日東紅茶や赤川次郎がすごいのは、それを可能にしたから。え、なにかひとつ違うって?笑
さらに言うと、意識せずに安心して飲めるお茶であること。これも大きい。
先日、祖母宅にお邪魔してきたのですが、そのときには乾く暇もないくらい緑茶やほうじ茶やお抹茶がひっきりなしに出てきたんですよね。
そしてその産地なんて誰も気にせず、目の前のお茶が「甘くておいしい」「渋くておいしい」くらいの感想でごくごくぐびぐび飲み続けるの。
わたしは、紅茶もこの境地に達することができれば大成功だと思うのです。
そして、犬は、それが可能な味だと、思うのです。
青みや渋みなどのとんがって引っかかる部分がなく、でもきちんと紅茶の味わいを残して、ミルクを入れるとこっくり甘い。
もちろんそのままでも、おいしいおいしい紅茶です。
そして珍しいことに、これ、甘いものというよりも(もちろん甘いものにも合うことは間違いないのですが)ランチドリンクときて、ごはんと一緒に飲みたくなる味なの。
おかずを食べた後にさっぱりできる味なのです。
犬は人類最古のペットと言われ、人間に合わせて生きてきてくれました。
だからこの犬も、人に合わせてくれるのです。
そんなことを思う味でした。
液色を撮り忘れたのは一生の不覚w 撮ったつもりでごくごく飲んじゃってました。

さて続いてはスペシャルブレンド。通称、「猫」。
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犬と猫はここまで違うか!と、愕然とするお味です。
すーごいの。これ、すーごいの。
蒸らし時間を失敗するととんでもないことになりそうな、でもハマったときの馬力は大きい、そんなお茶。
およばれしたときに出される「お紅茶」の、おいしいものの味がしますです。

どんなに紅茶に興味がなくても、犬と猫を同時に出されたら味の違いに気づけるような、そしてそれでいてどちらも頭に思い浮かぶ紅茶の味を具現化したような、そんなそんな、お味。
正直、わたしは猫の青みが苦手です。
でも、猫だから。猫はあるがままにいるだけで、人が合わせていかないといけないですもの。
そんなことを思うお茶でした。
や、でもね、こちらもおいしいの。
よくこんな対極のブレンドを出せたなと、賞賛したくなるくらいなの。

ほかにもブレンドは出していく予定で、それを組み合わせて展開していかれるそうです。
本当のところ、職場近所の、ランチはともかくドリンクが残念なところに売り込みたいくらいの完成度!この紅茶出してくれたら通うからさあ!頼むよ!頼むよ!
そして、今後喫茶店を開く予定の方にも全力でおすすめしたいです。コーヒーは自分でこだわれるけど紅茶はどうしようなんて考えている方、チャンスですよ!笑
もう少しして、あちこちの喫茶店で普通に犬や猫(正しくは、スタンダードブレンドやスペシャルブレンド)が楽しめるようになったら、もっと積極的に紅茶好きも増えるでしょうし、もっと紅茶が日常的なものになっていくと思います。

気になった方はまずぜひお問合せしてみてください。
そして出す際にはわたしにご一報くださいな。飛んで行って飲みに伺いますので。笑

株式会社紅茶道中
posted by こうや at 20:06| 東京 ☀| Comment(0) | 紅茶屋さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月14日

初心に戻ってあそぶこと〜Amazing"楽器"cafe7〜

スコールというにはおとなしやかな、どちらかというと夕立のようなお天気は久々な気がします。
記憶にある夏って、こんな感じ。
ごきげんよう、こうやです。

熊崎さんが遊んでいるということで、いそいそお邪魔してきました。語弊だね。
もはや月例行事に近い、Amazing"楽器"cafeです。もう7回めなんだって!
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場所はおなじみ、神保町の楽器cafeさん。あああ、せっかく神保町に来たのに、古本屋さんに寄る時間がなかったのが悔やまれます。

ともあれ。
今回は熊崎さんが創業期を思い出し振り返りつつゆったり過ごしましょうということでしたが、仕事帰りに伺ったらまさかの満席!
平日の夕刻に!満席!
びっくりしていたら、お盆だからねとのお言葉がありました。ああ、サービス業には縁のない言葉ですね。そうか、お盆……
わたしがランドセルを背負い始める前の(なけなしの若さアピール!笑)懐かしい曲をBGMに、小さくなってお茶をいただきました。

チャージ料として1,000円を払うと、紅茶が2杯楽しめるとのこと。
駆けつけ一杯?は、時間帯替わり「創業期メニューに挑戦」の、ダージリンにしました。
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今の熊崎さんのイメージ、特に営業イメージとは異なる味の紅茶!
ダージリンは、香りはもちろん色濃く立ちますが、それ以上に骨太なボディが印象的な味わいです。
インド系のお茶に弱くて、特にダージリンはいろいろお茶請けを間に挟んでもすぐに酔ってしまうこのわたしが、おしゃべりに耳を傾けながらとはいえこくこく飲めてしまいました。
添えられたビスケットを開けすらしなかった。今思うと、絶対合ったよなぁと少し後悔w
いやはや、おーいしーい。
結局、酔うことに変わりはありませんがw でもでも、こういうダージリンはすごく好き。

時間帯替わりの紅茶は気まぐれに(売り切れ次第かな?)変わるそうなので、続いてはアレンジティー。
アレンジは2種類の用意がありました。
さわやか「レッドフルーツアイスティー」
Special「ぐるぐるアイスミルクティー」
そのうち、名前もかわいいぐるぐるアイスミルクティーをチョイス。
ぐるぐる、してるよ!
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敢えての植物油脂のクリームを上にぐるりとのせて、そのクリームに合わせたキャラメルフレーバー(シロップ)の、甘いミルクティーです。
クリーム少なめとわがまま言っちゃいましたが、あ、これはおいしいや。
なんだろう、カフェ好きな女の子がお店で頼んでこれが出てきたらすごくうれしい、そして紅茶好きさんが飲んでもやっぱりおいしい、ラッキーアレンジ、な、感じ。
うまく言えないですが、夏の暑いときに涼を求めて駆け込んだおしゃれカフェにあってほしい味でした。この味は生クリームでは出ないのよ!
お茶請けがドライフルーツみたいなオレンジのなにかだったのも、さっぱりすてきで満足。
ああ、ああ、この味を正しく褒める言葉が出てこないのが悔しいw

まさかの満席だったこともあり、正味20分足らずでばたばた席を立ってしまいましたが、熊崎さんの創業期の味を楽しみ、当時のレコード盤で曲を懐かしめるこの空間は、得がたいものです。
今日14日と、明日15日も、17〜22時まで開いているそうなので、お時間ある方はぜひ!おすすめ、です。

終戦記念日に、平和で紅茶を飲めるしあわせを噛み締めながら、楽しく思い出せる過去を懐かしんでみませんか?
なーんて、ね。

posted by こうや at 22:08| 東京 ☁| Comment(0) | 紅茶屋さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月12日

パブ・シャーロック・ホームズの帰還に行ってきた

地獄の釜で茹でられていたような暑い夏が一段落し、身体が理解できる暑さになりましたね。
みなさまご無事でお過ごしでしょうか。
ごきげんよう、こうやです。
こうやときたら、暑さに耐えかねて何日か引きこもっていたら危うく体調を崩すところでした。冷房病、もしくは風邪、というやつです。こちらはこちらで恐ろしい。適度に元気に生きていきたいものですね。

さて、標題のとおり。
引きこもりを脱して、ホームズさんと触れ合ってきましたよー!(≧∇≦)
その名もパブ・シャーロック・ホームズ。
神田にある早川書房さんの1階、カフェ・クリスティさんで行われている、期間限定のイベントカフェです。
カフェ・クリスティさんといえば、ポアロのときにお邪魔して以来。グイン亭のときに伺えなかったのは痛恨でした。
でも今回はね、見逃すわけにはいきませんね。シャーロキアンでこそありませんが、嫌いなどとはとてもいえないわけですし。

まずは入口を開ける前にひとしきりきゃっきゃ。この横顔が、たまりません。
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なぜ帰還かというと、昨年開催して大変好評を博したため、だと思います。それに、BBC版シャーロックのシーズン3放送決定を記念して、再度開催することになったのです。
地下にあるレストランでもホームズディナーをやったことがありますし、さすが早川書房さん、分かってますねぇ。
さて、満を持して入った店内は、古今東西のホームズにあふれていました。
しかし、ここで気づいたのです。
……あれ、わたし、映像化したホームズ、ほぼほぼ観てない(;^ω^)
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一番観たのが、BBC版の現在絶大な人気を誇る、カンバーバッチ氏演じる『シャーロック』かも。その次は『大逆転裁判』になってしまいそう。なんてことだ。わたしにとって、シャーロック・ホームズとは、あくまでも、文字の上に屹立する存在なのです。
ちょっと衝撃を受けましたが、まあいい。そういう人はカウンター上に注目してヨダレを垂らすことをお勧めしますw
かわいいかわいいホビットみたいな(混同)ジョンにつられて、モリアーティ教授と見つめ合える席に着き。
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すぐに渡されたのが、これでした。
シャーロック・ホームズ・クイズ。
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どうしよう難しいw シャーロキアンじゃないので、ほんとに数問しか分かりませんw いっそ悔しくなってくるほどに……
早々に諦めて、メニューに目を移します。お家でゆっくり解いてやる!

メニューは昼と夜とで分かれていて、気になるメニューはことごとく昼のもの!そして現時刻はどう贔屓目に見ても夜!駄目元で聞いてもやはりダメだったため、おとなしく夜メニューから選んでみます。
気になるドリンクがいくつかありました。

まず頼んだのはノンアルコールのカクテル、「ピンク色の研究」。緋色の研究よりもいかがわしい気がしますが、気のせいかな?笑
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本当に綺麗なピンク色。そして飾りに最初首を捻ったのですが、どうやら「剣」と「球」で「けんきゅう」……(;゚Д゚)(゚Д゚;(゚Д゚;)ナ、ナンダッテー!!
とんだシャレですが、カシスにオレンジを加えた、炭酸の爽やかなカクテルでした。ぴりりと脳みそに刺激がいったかしら?w

続いては、同じくノンアルコールの「ハドスン夫人」。どんな毒舌にも耐え、きちんと食事を作ってくれているありがたい夫人は、カクテルでもやっぱり健康を気遣ってくれています。
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見た目はそんなでもないですが、これ、一番好きでした。ピーチに黒酢ブルーベリーを加えたさっぱり味。レモンの香りが微かに爽やかさを運びます。これはおいしい。ありがとうハドスン夫人!

これで満足しておけば、良かったのに。
どうしてもどうしても、気になってしまって。
頼んでしまったのは。
「シャーロック」、です。
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見た目はコーラwもしくはアイスコーヒーなこのカクテル、スコッチ・ウィスキーにフランジェリコ、カルーア、ドランブイを加えた、待ってアルコール度数が低くなる要素ないじゃん!な一品。
飲み口は甘いけど意外と度数は強いんですよみたいにメニューには書いてありましたが、いやいやいやいや飲み口から胃を焼く強さですやん!無理ですやん!
本当にすてきなカクテルですが、飲み干せませんでした。はい。さすがは名探偵、そうそう他人に胸襟を開きません。無念……

さて、どうしてこんなに飲み物ばかり飲むかといいますと。
コースターがね、ついてくるのです。
各登場人物の、挿絵と、出典つき一節の書かれたコースターが。
……欲しいじゃん?
うっかりワトスン夫妻のものをそろえて小躍りしたりしてました。こういうの、好きなんです。
あえて写真には収めないので、気になる方はぜひ、実際に行ってみてくださいね♪

ちなみに、カクテル類は「ワトスン先生のマドラス風フリッター」でいただきました。
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割と普通に、意外なほど、おいしかった。お酒のつまみですね、これ。
エッグ・ベネディクト・カンバーバッチを頼みたくて仕方なかったのですが、今回は見送りw

鳥打帽とコートも完備、それを身にまといシャーロックたちの等身大パネルと撮影もできるなど至れり尽くせりな店内。なにより店員さん方がノリノリで来てくださるのがうれしいですね!
とても表には出せないなりきり写真もあれこれ撮って、昼の部の再訪を誓い、最後までうれしい驚きに満たされて、後にしたのでした。
はぁ楽しかった。カフェ自体がそこまで作りこまれているわけではないのですが、なんというか、なにか、厚みがあって、すごく満足できるのは、早川書房さんならではなのかな、とも思います。
ガラス張り一面に張られたカラー画像の数々なんて、本当に見応えありますからね。
シャーロキアンのみなさま、ぜひその場ですらすらと、あのクイズ、解いてみてください。
ホームズシリーズ、読み返してやる〜!笑
そして次回は、モリアーティー、頼んでやるんだから!笑
posted by こうや at 00:22| 東京 ☀| Comment(0) | その他喫茶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする